３月の予想

３月２６日（３回中山２日目）

計算したように、回収率７５％。複勝しか当たらなかったが、ゴールドジャパ
ンの３着は、よくできた方と言うべきなのだろう。ツイているのか、いないの
か分からないまま、今年２つ目のＧ１に向かう。

中山は数が多いだけに、金額は抑えめに行きたいところだが、勝負したいのは
１０Ｒ。昇級初戦でもダイワグロワールを狙う。前走はクビ差という際どい勝
ち方だったが、内容は楽勝。レース直後の検量室前で、二ノ宮師が「全然、息
があがっていないよ！」と驚きの声を上げたほどで、全く無理をしていないで
勝っているのだ。今週の追い切りに跨った菊沢徳Ｊも「元気いっぱい」と手応
えを語っている。単勝がどのくらいつくかだが、まずは堅いところだろう。日
経賞は、グラスワンダーで仕方あるまい。問題は相手。前回はコースの利を生
かしきったダイワテキサス、この相手ではまだ微妙なメイショウドトウをオミ
ットして、アメリカンボス、ステイゴールド、ミスズシャルダンの３点にまと
める。本線は距離延長の不安どころか「置いていかれることが心配」（土屋厩
務員）というアメリカンボスで。
阪神では６Ｒのテイエムハンターをまず買いたい。担当のぐっちゃん（リンク
している「Ｒｅａｄｙ　Ｇｏ！」の管理人さんです）によると、「馬の具合は
よろしいよ」とのこと。前走は流れが厳しく大敗したが、もともと調教の動き
は未勝利馬離れしていた。応援の意味も込めて、単勝馬券だけ買ってみたい。
７Ｒのマイネルブライアンは、脚部不安を抱えている馬だが、能力は相当なも
のを秘めている。「使った後も何ともないし、かなりのところまで行ける馬」
と前走後に宮師も自信満々の姿勢を見せていた。堅く単で。
自分が行く中京では、まず６Ｒのパンドラロード。５歳未勝利馬で、これがデ
ビュー２戦目となるが、デビュー戦の前から小手川助手に「１０００ｍを使っ
た後の、２戦目を狙ってください」と言われていた。そのデビュー戦の前走は
出遅れたあげく、追っ付けたら一気にかかって馬群に突っ込んでいくというチ
グハグな内容。それでも６着にきたあたりが、能力の証しだ。不利さえなけれ
ば、勝ち負けが見込める。
高松宮記念は、マイネルラヴ。何よりも心強いのは、調教パートナーである関
野助手が口にした「ウチの厩舎にきてから、こんなに順調に乗り込めるのは、
今回が初めてじゃないかな」という言葉。確かに、これまでは脚部不安や、急
仕上げで、満足な仕上がりで出走したことがなかった。にもかかわらず、タイ
キシャトルを下したことがあるこの馬なら、ブラックホークやアグネスワール
ドを実力で負かすことができるだろう。先週の猛追い切りに対して、今週はや
けに軽いものだったが、心配になって木曜日に関野助手に聞いたところ「大丈
夫だ。心配すんな」といわれて、意を強くしている。
相手はまずブラックホーク。そしてディヴァインライト。逃げ馬が楽に残れる
ことは難しい中京コースだけに、アグネスワールドは抑えまでとして、タイキ
ダイヤ、ブロードアピール、トロットスター、大穴マイネルマックスまで手を
広げてみたい。

本日の買い目

３月２５日（３回中山初日）

中山の平場パーフェクトは、自分としては上出来だったが、阪神大賞典は
馬場を考慮に入れなかった自分の失敗。陣営が「天気は問題」と言ってい
たというのに…。展開は克服できる力があっても、馬場は得手不得手がど
うしても出てくる。そのあたりを深く反省して、開催替わりに臨みたい。
自分は土曜阪神、日曜中京のローテーションだが、やはり力が入るのは、
ホームグラウンドの中山。収支改善に向けての努力を続けようと思う。

中山１Ｒのゴシップコラムは、入厩時から大きな芦毛の馬体が目立ってい
た。ただ、時計はなかなか詰まらず、デビューまでに時間を要したものの
今週の調教に騎乗した佐々木助手によれば「今週はだいぶよかったです」
とのこと。あまりゲート練習をやり込まない方針の二ノ宮厩舎だけに、外
枠を引けたのは好材料だろう。続いて６Ｒのヒロイックディードだが、陣
営が「初戦から動くタイプではない」と話していたとおり、後方でレース
を教えるような内容だった。しかし、直線で馬群がバラけてからの伸び脚
は、さすがＳＳ産駒と思えるもの。デビューまでは坂路ばかりの仕上げだ
ったが、この中間はウッドでの追い切りをこなし、変わり身を予感させる
材料は少なくない。もう少し距離があった方がいいタイプだろうが、ファ
ンタストクラブにいたころから将来性を嘱望された器だけに、先物買いと
いく。９Ｒのタイキミッションは、初戦で見せたセンスがすばらしい。中
心はこの馬だが、小倉の勝ちっぷりがよかったアパティアも互角に近い評
価。以下、まだ見限れないアグネス、素質を感じさせるユキノサンロイヤ
ル、今週の調教がよかったＭグリズリーまで。メーンのマーチＳは、超大
穴狙いとなるが、ゴールドジャパンから入る。今週、加藤助手と話してい
た時に「本命にしていいよ」とのお墨付きが出た。サンスポ森田記者とと
もに聞いていると、確かにうなずける点が多い。何より４戦前の内容が強
いインパクトを残している。後方一気でシャープウイットをなで斬りにし
た内容、そして今年のフェブラリーＳと同じ勝ちタイムは、掛け値なしに
オープン級のものだ。当時はハンデ５２ｋだったが、加藤助手が「それで
も、フェブラリーＳに出ていたら掲示板はあったんじゃないかな」と言う
のも無理はない。マーチＳはアミサイクロンから８点も買って抜けてしま
った忌まわしい記憶もあるだけに、複勝に保険をかけての総流しといく。

自分が行く阪神では、８Ｒのマルブツブライアン。デビュー勝ちの内容も
さることながら、四位Ｊが「皐月賞はこだわらずに、ダービーを目指して
いける馬でしょ」と言っていたのを思い出す。単勝と、相手を絞って連で
勝負。メーンはクロンヌドールの巻き返しに賭けたい。前走は距離も短か
ったし、出遅れも響く内枠。デビューの頃より調教も動くようになってき
ており、いま一度、期待したいと思う。

本日の買い目

３月１９日（２回中山最終日）

裏パー…やってしまいました。確かに、ピープルヒーロー以外は、自信を持
てるほどの馬がいなかったが、情けない限りだ。しかも、９Ｒ、１１Ｒと予
想して、あえてのぞいた１０Ｒでクリスタルレコードがきっちりと２着。こ
れも情けない。力を信じていたのだから、ここでも推奨できたのに…。気持
ちを入れ替えて、当てたいと思う。

中山は平場だけで勝負。６Ｒは、前走のレースぶりが圧巻だったトーセン
スピリッツで堅い。向こう正面では一旦下げる不利までありながら、あそ
こまで詰め寄った実力はかなりのものだ。単では配当が見込めないだけに
連で絞って。７Ｒは前走、鼻出血をしていたニシノアラウンド、初戦の勝
ちっぷりが良かったトーホウシデン、前走の差し脚が印象的なシーガルリ
ーヴス、まだ見限れないマイネルナトゥールのボックス。８Ｒも３頭の争
いとみている。マッチザピース、エスパシオ、エアコルサバード。いずれ
も甲乙つけ難い。
阪神はナリタトップロードから。前走で、成長力を疑問視したが、レース
ではオペラオーの後ろから進み、一旦は先頭に立つシーン。しかも「正直
言って、デキはよくなかった」（川口助手）状態でのものだから、価値が
高い。軸さえ決まれば後は楽だ。２点でいい。
中京のメーンは、今週、焼肉をともに食べたルーキー田嶋Ｊを応援する意
味も込めて、モルフェジン。中間には５Ｆ６０秒台という時計を出してい
るなど、乗り込みは豊富。準オープンの芝なら、勝負になっていい馬だ。

本日の買い目

３月１８日（２回中山７日目）

どうも、この程度の収支で安定傾向に入ってしまっている。これでは、どう
にもならない。とはいえ、何度か言っていることだが、自分のスタンスを変
えてしまうとロクなことにならないので、改めて腰を据えてかかりたいと思
うばかりだ。

中山では９Ｒのピープルヒーロー。もともとこのクラスでも上位争いをして
いた馬で、前走の勝ち上がりが遅すぎたくらいだ。福田助手も「ジョッキー
には、自信があるって伝えるから、それなりに乗ってくれると思うよ」とき
っぱり。マイネルレグナム、コウヨウヒロインが強敵だが、タテ目も抑えて
おけば、まず大丈夫だろう。１１Ｒはミスティーダンスを狙ってみたい。前
走では、直線で力強い伸びを見せての快勝。牝馬らしからぬパワーを感じさ
せた。後藤Ｊと仲のいいサンスポ・森田記者によれば、後藤Ｊも手応えを感
じている様子だという。相手は、チューリップ賞で騎乗した河内Ｊが「なか
なか走る馬やで」と評価していたニシノカグヤヒメ。ゲイリーファンキーは
まだ荒れている馬場と、再びの内枠が気になる。抑えまでの評価。
阪神の若葉Ｓはヒダカサイレンスから。素質の点では、アグネスフライトも
互角だろうが、アグネスも中間はソエの治療にあたっており、ここ１、２週
の時計だけ見ると、ヒダカの方が優秀に思える。対抗はあくまでもアグネス
だが、薄めにも流してみたい。

本日の買い目

３月１２日（２回中山６日目）

午前だけでプラスになったと喜んでいたら、案の定、午後は大きくやられ
るハメになってしまった。土曜の午前の儲けなど、あってないようなもの
なのである。それにしても、自分の我慢弱さ（我慢強さの反対語。造語。
同義語に忍耐弱さもある）には驚くばかりだ。とほほほほ。

中山では、３Ｒのニシノテイタムに妙味を感じる。前々から気になるとこ
ろがあって注目していたのだが、今回はブリンカーを着用してきた。人気
はかなりないようだが、力は足りるはず。単複に、馬連も手広く流す。７
Ｒのオイワケダイモンは、前走で落鉄。勝浦Ｊも「追走している感じはよ
かったんスけどね」と言っていた。強敵はマイネルオラクル。レースぶり
からして、１勝クラスでもやれる素質があるとみている。８Ｒのカラフル
ワールドは、休み明けの前走であれだけの走りを見せたのだ。１１Ｒのキ
ンシストーンは、前走のレース後に千田Ｊが「物足りない」を連発してい
た。というのも、ＮＨＫマイルＣを見据えて、距離が延びた時のことを考
えての発言。この距離ならば何の不安もあるまい。相手選びは難しいだけ
に、単で勝負といく。
阪神では２鞍。前日のキースピリッツを推奨してくれた音無厩舎の渋谷助
手によれば、前走のウツクシイニホンニは「左回りは左にモタれるんやけ
ど、内枠を引いたからラチに頼りっぱなしやった」そうだ。連闘で右回り
を使ってきた今回は、上位に加わってくるはず。また、１２Ｒのマグマミ
リオンは、今週、栗東に４頭を滞在させていた田村康厩舎の１頭。町田助
手の「今週はコレ」というオススメでもある
中京のヒシバクシンは、前走、小倉ですごい末脚を見せていた。佐藤年Ｊ
も「もう少し前にいれば勝てましたね」と悔しがっていただけに、今回は
その教訓を生かしてくれるものとみる。単は応援馬券。

本日の買い目

３月１１日（２回中山５日目）

フサイチゼノン無印は、見る目のなさを露呈した形だった。正直に反省したい
と思う。しかし、あの馬で皐月賞が決まった、という流れには反発する。まだ
不安点はあるのだ。皐月賞の時に、その不安がどう出るかだろう。とにかく、
相変わらず収支が好転しないので、何とか改善の努力を続けていくしかない。
かなり多額の出費となるが、以下の９レースでいく。

中山はまず４Ｒ。前走、スタート直後に落馬寸前の躓く不利があったダイワダ
ブリンから入る。その躓きぶりたるや、隣りの枠にいた江田照Ｊが「エビちゃ
ん、消えちゃった」と表現したほど。その後、長くいい脚を使っていた。素質
は間違いなく、無事ならまず問題あるまい。単では儲けようがないので、馬連
２点勝負。６Ｒのラストナインは、前走でしまいの伸びが目を引いていた。小
回り、先行有利の1800ｍだけに楽観はできないが、好素質を秘めていることは
確かだ。収支改善を目指す秘密兵器は１０Ｒのジーティーフレンズ。先週、４
歳牝特の出走馬を探している時に、この馬を取材したのだが、伊藤伸調教師に
よると「オーナーからは、自己条件でいいと言われているんです」とのことだ
った。しかし、伊藤伸師自身は「使ってみたいと思っている」と前向きで、さ
らに１週前追い切りに騎乗していた中谷Ｊも「少し重いけど、これでよくなり
そう」。今週の動きは、その言葉どおり良化を示しているもので、中谷Ｊが口
にしていた「重賞を勝ってもおかしくないと思う馬。来週（つまり今週）は、
この馬に乗せてもらえるなら、どこにでも行きますって言っているんですよ」
と祈っていた。その意気込みどおり、伊藤伸師も騎乗依頼。昨秋の新馬戦以来
とはいえ、何の脈もなしに２週続けて重賞登録はしないだろう。出走取消にな
ったが、シルシがついているプレイヤーズラックの前走の時計と比較すれば、
昨秋の段階でマークした新馬戦の時計の優秀さも分かるはず。「芝の方が向く
と思います」との中谷Ｊの言葉に乗ってみたい。

本日の買い目

３月５日（２回中山４日目）

ロバリーダッシュの大敗については、申し開きのしようもない。見る目の
なさを露呈してしまった。ただ、いずれ変わってくるものを秘めている馬
ではあると思う。長い目でみてほしい。

中山では、ブラックジーンズ。素質の高さは前々から分かっていたことだ
が、やはり兄と同様に気性の難しさが出世をはばんできた。しかし、前走
をみても明らかなように、持っているモノは違う。芝を使ってきた今回、
とにかく買いの一手だ。７Ｒはクイックコンシエロ、タニノゴット、タマ
モアピールの三つ巴戦。素直にボックス買いといく。メーンの弥生賞は、
ダイワバーミンガム。飛びぬけた大物がいない今年の４歳牡馬戦線ならば
まだ１勝馬でも通用するとみた。前走のレース後、武豊Ｊは「ノメってい
るような感じ。よく勝ったよ。絶対に芝の方がいい」と言っていた。また
橋本調教厩務員も「前から２０００ｍくらいのところを使ってみたかった
んです」と言えば、二ノ宮調教師も「普通ならこういう使い方はしないん
ですが、考えていたよりも２戦ほど多く使っているので」と重賞挑戦にも
臆するところは見られない。正直、まだ狙うには早いかな、という気持ち
もなくはないが、応援の意味も込めて１票。強敵は蛯名Ｊの評価が高いジ
ョウテンブレーヴと、前川調教助手が「モリスガタ、リワードフォコンと
比較しても、センスは一番いい」と言うストラテジー。一連の重賞で戦っ
てきた関西馬は、あまり魅力が感じられない。特にフサイチゼノンは、モ
ノが違うと評判だが、初戦の勝ちっぷりが鮮やかすぎる印象があり、この
距離ではどうだろうか。もちろん、モノの違いで勝たれたらゴメンナサイ
というしかないが、これならば距離経験のあるエアシャカールの方が上と
みる。あとは馬場がどのくらい悪化したのかだが、こればかりは当日を見
るまで分からない。あまり悪化しないことを祈るのみだ。
阪神のニシノセイリュウは、前走で注視していたところ、直線だけでいい
脚を見せていた。まだ人気にはなりそうもなく、今回は買ってみたい。

本日の買い目

３月４日（２回中山３日目）

中山では、９Ｒ。マイネルチャージは、前走でも注目してかなり馬券を買って
いたのだが、思いのほか伸びなかった。すぐに検量室に行き、馬が帰ってくる
のを待っていたところ、横山典Ｊは「なんか、前が突っ張って走ってる感じだ
ったんだ」と首をひねっていた。あとで分かったことだが、右前肢は落鉄して
いたのである。なるほど、これで納得。初戦は前が詰まりっぱなしで負け、前
走は落鉄。３戦中２戦は、まともに走っていないことになる。新馬の１勝は、
シャドウリングを負かしての勝ち星。単勝でも意外においしくなりそうだ。強
敵はケイアイワールド。奥沢調教厩務員は前走で同厩のスギノトヨヒメに敗れ
て「だから、使い分けしてほしかったのに」とボヤいていた。休み明け後の中
１週ということで対抗にしたが、桜花賞出走に向けて、引き続き奥沢調教厩務
員は意欲的。馬連はこの線が濃厚だ。最終Ｒのロバリーダッシュは、岩手から
の転入馬。馬名登録時に話を聞きに行った時に「地方の最後の頃は、少し無理
使いしていたみたいで、ちょっとガタが来ているんだ。だから、登録だけして
すぐに放牧」と石毛調教師に聞いていた。今回は「ようやく中央馬らしい体に
なってきた」とのこと。「９００万で足りるかどうかは微妙だなぁ」と言って
いるが、岩手という地域の実績から考えれば、足りるはずだ。積極的に単複連
と狙ってみたい。
阪神のチューリップ賞は、あれこれ頭を悩ませたが、やはりチアズグレイスが
無難だろう。阪神３歳牝馬Ｓの時にも少し注目したが、やはりコスモス賞の勝
ちっぷりは伊達ではなかった。関東のプリエミネンス、レディミューズの２頭
が相手とみている。
中京では、６Ｒのコリーナデルナ。５歳未勝利馬だが、青木Ｊが「芝でもダー
トでもいい。除外さえされなければ勝ち負けになる」と言っていたオススメの
１頭だ。単勝で応援したい。

本日の買い目

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