８月の予想

８月２７日（４回中山６日目）

単勝１．９倍が当たっただけでは、裏パーも同然である。個人的には、小銭で
買った馬券が的中する僥倖に恵まれたが、いよいよこのコーナーの的中率も低
くなってきただけに、危機感を覚えずにいられない。

中山では新馬のエクセプショナル。レースを見ていた人なら鮮烈に記憶に残っ
ていると思うが、道中で誰の目にも明らかな不利を被っていた。あれでなお伸
びてくる根性は新馬離れしたもので、本郷師も「次はいいところだろ」と自信
ありげ。手堅く単勝で。１０Ｒのハリウッドレビューは気難しさが付きまとう
馬で、日ごろから坂井Ｊが付きっ切りでけいこをつけている。追い切りの時は
「騎手が乗るとテンションが上がるから」（坂井Ｊ）という理由で調教助手が
手綱を取っているが、日常の調教は、気難しい馬の騎乗に定評がある坂井Ｊが
施している。今回はうまく大外枠をひき、待望の右回りダート（４戦して３勝
２着１回のパーフェクト）。単複に馬連は総流しで攻めたい。１１Ｒのダイワ
テキサスは、陣営も舌を巻く夏馬。これほどまでに夏に強い馬はなかなかいな
いという評価で、ハンデは重くても逆らえないところだ。単を厚めに、馬連は
ツジノワンダーとの１点で。
札幌のシンボリスウォードは、前走で「６ｋも差があっちゃねえ」と岡部Ｊも
お手上げの２着。今回は別定からハンデに変わり、斤量差はほぼ能力差と言え
るものになった。強敵ブロードアピールの５６ｋに比べれば、脚質面を含めて
有利とも思えるだけに、黙って単勝。
小倉のツルマルザムライは、折り合い面を吟味して１２００ｍのこちらに出走
してきた。区切りの５００勝を前にして、足踏み状態が続いている橋口師も、
この馬は計算に入れている。馬連３点で。

本日の買い目

８月２６日（４回中山５日目）

４日連続の赤字で、いよいよ回収率も８５％を割った。もともと、レースを競馬場
で見る機会が減る夏場は得意ではなく、その意味では夏前半が好調すぎたというこ
ともあるのだが、言い訳は無用。改めてレースを厳選し、自信のあるレースを選択
していきたいと思う。

日記にも書いたように、今月からしばらくの間は、自ら招いた超緊縮財政月間であ
る。よって、今まで以上に気合を入れていきたい。空回りの可能性もあるのだが、
この際、死ぬなら前を向いて、ということで。
中山では２Ｒ。エンタイヤティ休養前に狙ったことがある。能力の高さはハッキリ
している馬で、今回は初ダートということになるが、母は初代ダービーグランプリ
覇者という血統馬。兄アクイローネもダートを得意としていた。ダート替わりは吉
と出るはずだ。６Ｒのトーホウスペシャルはデビュー以来、狙いっぱなしで、自分
が買っているからダメなのかという気もするが、しつこく狙いたい。島田調教厩務
員からは「明日は３戦３勝だよ」と二ノ宮厩舎が有力馬揃いであることを伝えてき
たように、８、１１Ｒも有力だが、特にこのトーホウスペシャルは初戦から狙い続
けている分も返してもらいたいもの。次開催から未勝利戦は芝がなくなるため、こ
こはぜひ勝っておきたい１戦だ。１０Ｒのバーニングラブは、休み明けだが、デビ
ュー戦の後、大久保洋師が「本来は芝向き。距離が延びていいタイプ」と話し、素
質の高さには相当期待している様子だった。休み明けだからこそ狙いたい。
自分のスタンスとして、基本的にワイドは買わないことにしている。何より馬連で
決まったら悔しいから、ということが最大の理由だが（当たりもしないくせに…）
配当面であまりに低くなることが多く、複勝１本に絞る方がおいしいからなのだ。
しかし、土曜の札幌はワイド２鞍で勝負してみたい。８Ｒのストークブライアンは
どうにも切れ味に欠けるタイプ。ロスなく乗っても、切れ負けすることが多い。こ
のタイプは複勝では妙味がなく、ワイドでも人気にはなるだろうが、相手を選べば
複勝よりは配当になる。距離適性があるレディソーサリスとの１点だ。１０Ｒのケ
イアイブレーブは、未勝利馬や５００万馬、９００万で底の見えた馬たちばかりの
このメンバーなら、突き抜けられる脚の持ち主。ただ、そういうメンバー構成だけ
に相手は選びにくい。そこで、道営デートスポット。２戦前の芝レースの内容は実
に秀逸で、この馬との馬連・ワイドの２段構えといく。

本日の買い目

８月２０日（４回中山４日目）

あわや裏パーの危機を救ってくれたのは、我が友・青木Ｊであった。ありがとう。
そしてメーンレース優勝おめでとう。きょうもシンボリインディで初のＧ２騎乗だ
が、目いっぱい力を出し切ってほしいと思う。シルシは対抗だが、対抗以上の気持
ちで応援したい。もちろん、本命馬とのワンツーなら最高だが。←ゼイタク

中山では、１０、１１Ｒ。チアズニューパワーの三浦Ｊに「楽しみですね」と声を
かけたところ「プレッシャーかけないでよ〜」とおどけていたが、すぐに「中山の
方が向くからね」と気合を入れていた。前走時は「仕上がりは今ひとつ」と弱気だ
ったにもかかわらず、力量上位を誇示。中山大障害を目指すつもりで、ここはキッ
チリ勝ってほしと思う。レイズスズランは、今週の週明け、週刊誌２誌を見た江口
助手が「こんなに人気ないの？　ナメられすぎだよ」と驚き、怒っていた。「人気
よりは上の着順に来れる」とキッパリ。その言葉に乗ってみたい。
札幌は、もちろん札幌記念。混戦の前評判だからこそ、人気の盲点になっているダ
イワオーシュウを狙う。菊花賞２着、オールカマー２年連続２着、セントライト記
念２着と、タイトルこそないものの、Ｇ１で１度、Ｇ２で３度の２着は、実力のあ
る証し。しかも、夏場の休み明けは確実に走っている（ＢＳＮオープンで放馬とい
うのもあったが）。仕上がりについても「体は減っていると思いますが、時期的な
もの。夏場に強い馬ですよ」と佐々木助手は合格点を与えているだけに、ここは人
気的な妙味も込みで、単複連と大きく狙ってみたい。１２Ｒのアドマイヤボスは、
橋田師が「かなり良くなっています」と自信を見せる１頭。言うまでもない良血で
今後の出世が見込まれる。まずは勝ちっぷりに注目だ。
小倉のビハインドザマスクは、１７番枠になったが、前走の脚を見る限り、ここで
負けるとは到底思えない。相手は、やまなみＳの１〜３着馬の３点で。

本日の買い目

８月１９日（４回中山３日目）

連日黒字の反動か、少しずつ収支が悪化している。札幌記念を前に、出張費も
アテにできない今回は、気合を入れて当てねばならない。このコーナーの収支
以上に、自分のために勝負レースは当てるんじゃ！←しょせん人間こんなもん

やはり長く北海道にいた分、どうしても予想の中心は札幌になる。中山では、
５Ｒのミレニアムクイーン。不良、不良、荒れ馬場と、３戦続けて力を出し切
れていない印象だ。担当の蛭川調教厩務員も「具合はいいんだよね」と状態の
良さを保証してくれているだけに、今晩の雨さえあまり大量にならなければ、
十分に勝てる能力があるはずだ。なお、これとは全く別の問題だが、先週の中
山のダートの時計のかかり方は異常だった。持ち時計に惑わされず、力の要る
馬場を得意とする馬を狙わねばならないだろう。もちろん、雨で馬場が軽くな
らなければ、の話ではあるが。
そして札幌。前走は相手が悪かったトニーファイヤー、春に騎乗した中舘Ｊが
「距離は延びれば延びるほどいい」と話していたアクティブバイオで資金作り
をして、９Ｒに臨む。前走時に自分の見る目が間違っていないことを証明して
くれたカーディアンゴット。レース後の川島Ｊによると、２戦前の道営２着は
「次に中央に挑戦するのが分かっていたので、どれだけの脚を使うか試してみ
たんです」とのこと。それで僅差の２着に突っ込んだのだ。前走は「手応えも
良かったし、完勝でした」という内容。その場でクローバー賞挑戦を教えてく
れた。手前味噌になるが、一昨年のシダソルジャー、昨年のキムタツオフェン
スと、北海道の３歳ＯＰでは２年続けて道営馬をからめた馬券を当てている。
今年も記録を続行させたいものだ。ここで儲けたら、１０Ｒにつぎ込みたい。
青木Ｊが前々から「復帰が楽しみ」と話していたコリーナデルナ、中間に疝痛
を起こしたが「馬は元気いっぱい」（奥沢調教厩務員）のケイアイバリア、そ
して前走、好タイムで未勝利戦を脱出し「５００万でもやれそう」と伊藤直Ｊ
が期待するリドルミーの３点ボックスで勝負だ。
小倉のユーアーザドクターは、前走の内容が際立っていた。馬券勝負というよ
りも、今後の注目株という意味で１票。

本日の買い目

８月１３日（４回中山２日目）

厳選３鞍、などと言っておいて裏パー食らってりゃ世話ないですね。その前に少し
いい成績が続いていて、調子に乗っていたんでしょう。改めて、謙虚な姿勢を取り
戻したいと思います。

ちょっと更新時間が遅れたこともあるので、手短に。中山７Ｒの未勝利戦は、芝の
２０００ｍという適性を重視した。ただ、馬場が極度に悪化した場合には、どうに
もならない可能性も残されているが、開幕週だけに、多少の悪化なら持ちこたえら
れると思う。ハセノアトム、サンゴッドシチーはいずれも前走、不向きのダート戦
で、芝替わりに望みを託したい。
札幌では８Ｒのクリスタルホープから。青木Ｊが「今週はこの馬とミホギャラリー
かな」と言っていたが、ミホギャラリーは自己条件を除外になってしまった（クイ
ーンＳに回った）ため、この馬が気合の入りどころとなる。順当に行けば連対圏に
は突入してくるだろう。１０Ｒのマイショウパークは、新潟・赤間厩舎とのコンビ
が増えている嶋田Ｊの騎乗馬。前走を評して「５００万の馬じゃありませんね」と
絶賛していただけに、ここは格上げ初戦でも狙ってみる価値はあるだろう。メーン
のカートゥーンは、単の妙味。前走は大事に乗られた感も強く、負けてなお強しの
レースだった。トゥザヴィクトリーが目標にされやすい脚質だけに、この馬の差し
脚が決まりやすい展開になるとみている。

本日の買い目

８月１２日（４回中山初日）

連続黒字がストップしたから、というわけではないのだが、気になるレースが
あまり多くない。それでも多く勝ってしまう悪い癖があるのだが、明日は所用
で競馬場にもウインズにも行かないため、下記のレースだけに絞って勝負。

札幌も小倉もないのか、とか、自分が現場に行かなければ予想しないのか、と
言われそうだが、決してそういうわけではない。どちらかというと、先週の儲
けを札幌、というかススキノで使い過ぎてしまって金がないということの方が
理由としては挙げられるかもしれないが、それにしても、札幌、小倉ではこれ
という馬が見当たらないのだ。不真面目なわけでないことをお断りしておく。
で、中山だが、これは厳選の３鞍と言っていい。４Ｒのトーホウスペシャルは
もう少し距離がほしいところだが、やはりトニービン産駒。芝替わりの前走で
それなりの伸びを見せていた。平坦向きというタイプではないだけに、距離は
同じでも、坂のある中山に変わって上積みが見込める。今回あたりが妙味だろ
う。１０Ｒのカサノバダンディは、前走時、栗田師のコメントを掲載して、わ
ざわざ軽視してしまった。「素質はあるが、体質が弱くてビシッと調教が積め
ない」というもの。それがレースではあの快勝なのだから、素質の高さがうか
がえる。聞くところでは、ここの内容次第でセントライト記念への挑戦も考え
ているとのこと。昇級戦でも素質はヒケを取らないだけに、期待してみたい。
メーンのフェイマスケイは、函館スプリントＳに続いての本命。前走時はモロ
に不利を受け、レース後には温厚な嶋田潤師が「あんなヘタな乗り役はいない
よ！」と激怒していた。乗り替わりは、決して懲罰の意味合いではない（嶋田
Ｊは札幌での騎乗）が、手替わりでいい面が出る方に賭けたい。時計が速すぎ
ると対応できない可能性もあるが、このメンバーなら連軸は外さないとみる。

本日の買い目

８月６日（２回福島最終日）

５日連続のプラス計上となった。ここまで来ると、何となく実力で取れているよう
な気になってしまうが、もともと長いこと低迷していたわけだし、おごることなく
さらなる収支向上を目指していきたいと思う。

儲かったから言うわけではないが、土曜の方が妙味のあるレースが多かった。特に
カーディアンゴットの馬券は、金額こそ少なかったが、直線の声にも力が入り、道
営を見ていることがきちんと役に立つことを証明できてうれしい限りだった。それ
に比べると、きょうはそれほど妙味のあるレースはない。黒字計上連続記録もそろ
そろかな、というところだ。そんな中で福島から行くと、まずは二ノ宮厩舎の未勝
利馬２頭。ミレニアムクイーンはそろそろ順番という感じだし、サバイバルバトル
は距離が延びてきていいはずだ。９Ｒのアサクサボランチは、前走で万馬券を的中
させてくれた馬だが、やはり良血馬だけあって陣営の期待通りの走りという内容だ
った。勝って同条件ならば、マイナス材料は皆無。チョウカイウィンとの１点勝負
といく。１２Ｒのキクカグロリアスも、ローテーションを大事に守って使われてい
る点に好感。まず勝ち負けだろう。
札幌では、特に前日と違って勝負レースが少ない。メーンは堅い軸馬のシンボリス
ウォードの相手にエスケイジルバーとテネシーガールを選んでみた。ジャンケンみ
たいな感覚だが、たとえジャンケンでもバクチはバクチ。勝たねばならない。あと
は９Ｒのブラッドオレンジも、ここ２戦は不利の連続だけに、狙いごろだろう。
小倉も注目馬２頭だけ。ダイイチヒビキの軸で、ツルマルザムライが本線となる。

本日の買い目

８月５日（２回福島７日目）

本人の馬券収支はともかく、これでこの予想コーナーは４日連続のプラス決算
となった。長いこと、低迷してきたわけだし、まだ９割にも満たない通算回収
率だが、それなりに胸を張れる数字だと思う。何とか、この調子を維持してい
きたいものだ。

ハッキリ言って、自分が函館にいることもあり、予想の中心は札幌になる。
福島では１０Ｒのミナモトスターが堅い中心馬。休み明けをじっくりと乗り
込まれ、仕上がりも良好だ。ゴーストソルジャーが故障してしまっただけに
先週、いろいろと話してくれた坂井Ｊに対する応援の意味も込めて単勝を。
小倉の１Ｒは、デビュー前から評判になっていたヒドゥンヴァレイを狙う。
ペーパーで取ろうと思って取らなかった馬は、馬券で買えが鉄則。いい加減
なように聞こえるかもしれないが、実際、高い資質を陣営が評価していた馬
だ。２戦目で変わるとみる。
勝負の場は札幌。まずは６Ｒ。道営所属のカーディアンゴットを買いたい。
今年はなにぶん資金難のため、道営のレースを血眼になってみる機会が少な
かったのだが、その少ない機会の中では目に付いた馬。なかなか鋭い追い込
み脚を持っている。ほとんどが地方馬というメンバーだけに、上位に食い込
むことは可能だろう。１１Ｒのライズライズライズは、先週のレースで芝の
適性をうかがわせた。外を回るハメになった分もあって敗れたが、コンマ９
秒の差なら、ハンデ差とスムーズな競馬でばん回できる。持ちタイムも決し
てヒケを取らないだけに、強気に狙ってみたい。１２Ｒのイシノカリヨンは
大竹助手が「現状はダートが合っていると思うんだ」と密かに期待していた
１頭。単複連で手広く流してみる。

本日の買い目

home