5月の予想

 

ここは本当に文字だけでやります。たぶん短くはできないので、馬券
好きな人だけがじっくりと読んで下さい。一応、
勝負レースを赤で、
勝負馬を青で示しています。太字は特に自信がある場合。それから、
くどいようですが、外れてもイジメないで下さい。おそらく本人がす
ごく痛い思いをしていますから。傷口に塩を塗るのはやめましょう。

5月30日(3回東京4日目)

やはりあまり成績が芳しくない。タテ目連発にはまいった。資金はオーク
スに備えて控えめにいこうと思う。
スタートは昨日同様1Rから。穴人気しそうな
カイシュウヘクターだが、
今週の調教内容は素晴らしい。躍進著しい北村宏Jはデビュー直後から推
しているが、ここも決めてくれるとみた。オッズ次第だが、単勝が妙味。
ガクエンシュガーが人気の6Rだが、前走は相手に恵まれ展開もハマッた
感がある。ここはそのレースで1番人気に推されながら折り合いを欠いた
エビスブレットの巻き返しを狙う。1000mでもハナを切れるヨルノテ
イオウが内枠に入ったからには、すんなり好位につけられるのではないだ
ろうか。馬連で手広く流しても収支は合うはずだ。続く7Rは東京の12
00でこそ狙いたい
トップデリシャス。サクセスアーリー、タイヨーガリ
バーあたりがくれば好配当が見込める。オークスの資金作りは
8R。前走
で大勝負してしまった
インディアナカーヴだが、見事にキャリアの浅さを
見せてくれた。ここはその苦い敗戦を生かす場だ。それほど骨っぽい相手
はおらず、初戦のような切れ味が炸裂するだろう。相手はひとひねりして
ヴィヴィッドアゲン、ニシノバルバロイが本線だが、前走の貸しを返して
もらう意味でも単勝が勝負馬券。東京競馬場では買えない中京の特別。そ
のメーン、桶狭間Sは、普通にみればユメノセテコウユー、ゲイリーフラ
ッシュ、ショーザランニングの三つ巴戦だが、あえて
セントパークから。
内の出方をみて行ける外枠、好調教、平坦向きの実績と条件がそろった。
単複に、前記3頭への馬連。

5月29日(3回東京3日目)

正直、2週も取材していないと、馬券が当たる自信はない。まあ、こうい
う時の方が当たる、という説もなきにしもあらずだが、自信を持って推奨
できるレースとなると、説得力がなくてはならず、それは自らの目と耳で
確かめた情報ということになる。これが2週にわたって欠けているのは、
痛いところだ。
といいつつ、
1Rは勝負する。ブルージャンヌの島田調教厩務員、ケイア
イバリア
の奥沢調教厩務員は、ともに飲んだことがある仲だ。それだけの
理由ではないが、特にケイアイは前走でも初出走とは思えない力強いレー
スをしており、調教の内容がよく「オレのと奥沢クンので決まりでしょ」
という島田さんのブルーとの1点ならば、そこそこの配当はつく。黙って
朝イチ勝負。で、自分本人の最大の注目は2R。マイネルフレイズは一口
所有しているのである。ただ、これまでの走りをみている限り、明らかに
芝向き。ここを使った理由などを取材していないのがツライところだし、
自分の目を信じれば、応援レベルの単複を少々、が精一杯だ。あとは8R
で、
サンタイアフェアーは出発前の週に除外を食らった。田中厩務員は、
「除外にさえならなければ、楽勝だ」というほど力が入っていただけに無
念だっただろうが、今後は交流重賞路線も考えられるほどの素材。タイキ
ヘラクレスとアタマ差という実績を素直に受け取ろう。相手はロードブラ
イアンとエイシンクリバーンを本線に、サンユウリュウオー、リンガスオ
ーカンが抑え。9Rの
ピープルヒーローは軸鉄板。相手もグロリアスドー
タとセイウンザンでほぼいけるだろう。同じく10Rの
ロードクロノス
前走の汚名を返上するチャンス。これまた軸は堅いとみている。相手はク
ラフトマンシップでとミナミノライジンの2点の絞ろう。中京9Rの
ラモ
ーダバンブー
も面白そう。こういうちょっと難しい差し馬に乗った時のア
ンカツは買いたい。脚質的に中京ならば人気もないはずだ。連で手広く。
金鯱賞は
エリモエクセルにした。あれこれ悩んだし、あまり強気にも推せ
ないのだが、中京記念のレース内容はオークスの時を彷彿させる楽勝で、
左回り巧者なのだろうと受け取れるものだった。牡馬の一線級相手で人気
落ちするようならば、狙う価値はあるだろう。PAT馬券は中京8R。

ィズダム
は、まだ上が狙える素材。人気次第で単複勝負だが、連もマイネ
ルサクセス、タマモヒビキ、ケイズエンジェル、テイエムダイオーあたり
に流しておきたい。

5月16日(2回東京最終日)

太字の勝負レースのほとんどが外れてしまったが、PAT馬券の的中で、
収支は大きな負けにはならなかった。持っている現金はえらく減ったが。
しかし、読んでいた傾向とは若干、違う面が見られたので指摘すると、必
ずしも開幕週のような前残りの馬場ではないということだ。いや、正確に
言うと前残りになりにくいコースになったというべきか。きょうのプリン
シパルSのオーディーウィン武豊の動きがその象徴といえるだろう。仮柵
の外れた内に早めに行きたい馬が多くなるために、勝負どころからのペー
スが一気に上がることで、前の馬が楽をできなくなるのだ。したがって、
逃げはせずとも、ある程度前で流れに乗れる馬が馬場の内めで伸びるか、
中団以降の馬がスムーズに外に出せた場合が伸びてくる。もちろん、力の
違いがあれば話は別だが、ロードクロノスが抜け出すのに手間取り、オー
ディーウィンが内を狙いながら外に持ち出すのが遅れるなど、名手2人の
力量上位(と確信している)2頭が敗れた点は、教訓にしなくては負け損
になってしまう。それを考えておこう。
スタートは4R。徐々に着順を上げてきている
メジロダイセツがそろそろ
変わり身を見せてくれそうだ。もともと「早くて菊花賞。古馬になってか
ら天皇賞というタイプ」と大久保洋師が晩成タイプであることを予告して
いる大器。そろそろ未勝利クラスなら勝ってもいいだろう。5Rは好メン
バーが揃っており、額を控えて見るレース。サツキイチリン、エアシビュ
ラにマチカネムラムスメあたりに注目しておきたい。午後は6R。新潟の
勝ち上がりで人気薄の
テッケンサファイヤを狙い撃つ。前走はルーキー菊
池憲Jの初勝利となったが、フラフラしながらも時計は上々。中間に小宮
調教助手も「短期間にこれだけよくなる馬も珍しい。これなら近い内に5
00万は勝てると思う」とうなっていた。3代母は名牝イットーという血
統で、まあ自分が社内のペーパーオーナーゲームで持っているからという
期待感もあるのだが、決して無理筋の狙いではないと思う。相手はエレガ
ントレガーロとサクラフォーエバー。7Rのゲインフルマークは、前走、
京都で単勝を買っていたら、まさかの強襲にあって惜敗した。東京でも、
この距離ならもつだろう。今度こそ単勝。面白いのは8R。新馬2戦の内
容が素晴らしく、追い続けようと思っていた
マルゼンウイナーだ。まさか
浦和で勝ち上がるとは思いもよらず、悔しいことこの上ないが、このクラ
スでも通用するとみた。特にデビュー戦の不利は致命的なもので、あの時
の脚を思うと東京でぜひとも走らせてみたいと思ったくらい。単複に馬連
と手広く買っても元は取れるだろう。本来ならば京都の特別・葵Sのタヤ
スメロディで大勝負のつもりだったのだが、取消になってしまった。きょ
うはザカリヤにすべてを託して、上記3Rに絞ってみる。

5月15日(2回東京7日目)

今のうちにお断りしておくが、さすがに来週の更新はない。いい加減な予
想をしても仕方ないだろうと思うので。ご了承下さい。
さて、今週は開幕週と同じA1コース。芝は内が有利になるはずだ。うま
く前に行ける馬が狙い目となる。しかし、金曜夜にどしゃ降りになったと
いう報を受けており、馬場状態には注意を払いたいが、いずれにしても前
に行ける馬が有利になるだろう。ダートも馬場状態に左右されることにな
りそうだが、先週の時計を見る限り、雨が残らなくても時計は速くなる。
雨が残ればなおのこと。馬力型には苦しいだろう。
もう1つ注意点を。今週は異常なほどに栗東の坂路コースの時計が速くな
っている。調教を注意する方は、好時計に惑わされないように。52秒台
くらいは楽に出ているようだ。
スタートは3R。ちょっと穴狙いになるが、
ファイアーラーイを狙う。前
走は休み明けで離された6着だったが、大きく離されたしんがりから追い
込んでのもので、見どころはあった。距離が延びても問題なさそうな走り
だっただけに、複勝の保険をかけて馬連を手広く。4Rも人気はないが、
前走に続いて
カワキタスケルツォを狙ってみる。前走は惨敗だが、調教の
動きからすれば未勝利なら勝てるはずだ。芝も問題ない血統だけに、もう
1度追ってみる。これも複勝中心に馬連を手広く。5Rの前に言いたいこ
とがある。今週、障害の若手ホープ横山義Jと西谷Jが海外研修に行って
いるのだが、5Rはともかく、京都ジャンプSがあるこの週にしなくても
よかったのではなかろうか。ビクトリーアップが乗り替わっているのを見
て、複雑に思ったのは自分だけではないと思うのだが。で、その5Rは、
初障害の前走でセンスをみせた
ミデオンヨミヒトから。乗り替わりなのに
矛盾しているといわれそうだが、コンビネーションが大事な障害だけに、
中間の調教にもきっちり跨っている大江原Jの手腕に期待しよう。午後は
8Rからで、
レディフリージアからバクシンF、Vトラックへの2点。
さて、きょうは勝負レースが2つあり、このところご無沙汰していた東京
の特別レースとなる。まずは
9Rロードクロノス。前走ではチョウカイ
スピードとの1点勝負でやられてしまったが、こちらは引っ張りきりの手
応えのまま、ゴールまで押し切ってしまうという強い内容だった。2クラ
ス上でも通用する(あるいはもっと上かも)。ここはノンストップで通過
できるが、問題は相手。前走で楽勝したニシノシンデレラが本線で、叩か
れたケイツーパフィが穴になる。最大の勝負レースは10Rの
プリンシパ
ルS
。長く読んで下さった方々にはよくご理解いただけるだろうが、オー
ディーウィン
に仏国での生活を賭けて財をつぎ込む。先行有利を唱えてお
きながら、追い込み馬とは何だと言われそうだが、この馬に関しては器の
違いでクリアするものと信じている。デビュー前から陣営は「ダービーな
ら間に合うやろ」といい続け、武豊Jも試行錯誤の結果に選んだのが前走
の策だった。この距離にしては意外に前が速くなりそうだし、その切れ味
を発揮するにはもってこいの東京コース。自信を持って単勝を買う。相手
は難しいだけに、オッズ次第だが、基本は単勝勝負だ。連の穴はしぶとい
マイネルバイエルンだろう。もう1つの勝負レースは
京都9R。グリーン
チャンネルで見た前走の
インディアナカーヴのレースは言葉にできないほ
どの凄まじさだった。とにかく買うべし、のひとこと。ドキドキするかも
しれないが、そのドキドキに値するレースを見せてくれるはずだ。京王杯
スプリングCは
ケイワンバイキングを本命にした。距離と馬場の適性を考
えて、素直に評価したつもりだ。もちろん、最大の注目株はグラスワンダ
ーなのだが、この馬は常識で判断できないと分かっていても、高く評価す
ることはできない。決して調整過程の狂いだけではなく、距離の短縮も問
題となる。3歳時とは違って、錚々たるスピード馬に混じって好走するこ
とが可能ならば、本当のスーパーホースになるだろうが、果たして…。P
AT馬券は新潟10Rの
ブルーパラディン。新潟でしか狙えないというく
らいの馬で、前走は少し前に行き過ぎた分、伸びなかったようだが、差し
に徹すれば突き抜けられる。単複に馬連と手広くいきたい。

5月9日(2回東京6日目)

こうして下にある前日の予想を見ると、なぜこれで金が減るのか不思議に
思う。1Rから「落ちてる金を拾った」と自慢した馬券を勝負して、きっ
ちり遊び代を確保したはずなのに、なぜか午前中に儲けが溶けた。スリー
アモーラとロッチラヴウインクは諦めもつくが、ペインテドブラックでは
取りガミ(元割れ)で、フリーウエイハートは相手を絞って抜け。辛うじ
て京都の最終でマイナスを小幅に食い止めるのに精いっぱいだった。心の
奥底から自分の意志の弱さがイヤになる…。しかし、オースミジェットを
軽視することを明言したアンタレスSは本当に恥ずかしい。斤量泣きする
特徴と、相手関係は別問題。いかにも自分に溺れた負けだ。深く反省。
馬券はともかく、予想の流れは決して悪くはない。極力絞っていきたいと
思う。昨日同様、朝のスタートは1R。中山のダートで脚を見せていた馬
を東京で狙うのはセオリーの基本だ。ピースオブケイクから入る。相手は
もちろんダービートップだが、シークレットライヴ、ホクトノゾミあたり
も抑えておきたい。午後は6Rでエイシンワンシャンとエーピーバスティ
アの馬連勝負。相手に恵まれた感が強い。昨日に続いて特別は東京よりも
京都が面白そうだ。都大路Sは、出てくれば大勝負をかけるつもりだった
タイキブライドルの回避でガックリしているが、サクラアカツキも好勝負
にはなる。輸送に課題が残るだけにパドックでの気配をみたいが、まとも
なら勝てるだけの力はある馬だ。メーンのスイートピーSは、昨年はダン
ツプリンセスを本命にして的中したレース。今年はサクラセレブレイトに
期待した。デビュー戦は道中で後退してしまったが、直線だけで盛り返し
ての3着。前走はスムーズに流れに乗っての大差勝ちで、その器は確実に
オープン級であるとみている。初芝とはいえ血統背景も完全な芝向き。そ
して何よりも、タイキブライドルの回避で急きょ東京での騎乗が決まった
岡部Jを確保できた陣営のツキがある。低調低調と新聞は書いてあるが、
それはこの馬の走りを見てからにしろ、とまで言いたいところだ。ただ、
栗東からの報告によるとソエを気にしているとのこと。仮にここで凡走し
たとしても、将来まで覚えておきたい馬だと言っておく。相手は、この手
のタフな馬が実績にものをいわせるパターンを思い出させるゴールデンベ
ル。ここまでメンバーが落ちれば、連対は十分に確保できよう。京都4歳
特別はあまり買う気がしない。持ち味のしぶとさを発揮した場合にタヤス
キチジツが怖いと思って本命にした。PATは京都12Rのエンプレスロ
ッチ、新潟12Rのマイネルエンパイアをそれぞれ単勝で。

5月8日(2回東京5日目)

コース設定は先週と同じ。芝は必ずしも前残りではなくなっており、力勝
負ということになる。それでも、直線の長さを意識して有力馬の仕掛けが
遅れれば、逃げ馬が穴を出すことはあるだろう。
鉄板レースは
1R。単勝でいくらつくのか分からないが、ロードブライア
は確勝ものだ。相手もケイアイサイクロンで堅い。単より馬連の方がつ
くだろうか。どちらにしても、銀行に金を預けるよりはいい金利、そんな
つもりで。午前はひたすら我慢して午後は6Rから。なかなかの好メンバ
ーが揃った1戦だが、もう1度だけ
ロバリーズサンを狙う。前走はスター
ト直後に不利があって参考外だが、それにしても脚もなかった。ただ、2
走前の時に蛯名Jは「もう泳いでいたよ。芝なら良馬場じゃなきゃね」と
言っていた。折り合いだけが不安だが、いざとなれば前に行ってもいいだ
ろう。センスの良さと器用さで人気になるスターリットロードは、あまり
東京では買いたくない馬。抑えに回して、ダイワジアン、ミホギャランを
本線に。特別では京都の9Rが面白そう。デビュー戦をテレビで見てその
勝ちっぷりにひかれた
スリーアモーラが、前走の完敗で人気を落としてい
るようだ。ここは芝になるが、狙い目はある。単勝で。京都10Rのユメ
ノセテコウユーは、前走で器の違いを見せ付けたが、まだ距離に不安があ
る。それならばハンデ53kの
ロッチラヴウインクだ。相手の妙味には、
おそらく芝でこそというタイプのティークリッパー。青葉賞は、1週前の
段階では穴党の血が騒いでハネダフィールズを本命にしていたが、やはり
ペインテドブラックを追いかけることにした。前走ではまたしてもホット
シークレットの逃げ切りを許してしまったが、2走前に続いてある程度の
位置につけられたし、ゲートの難も感じさせなかった。ダービーへのロー
テーションは苦しくなったが、ここでの連軸は不動だ。相手はハネダフィ
ールズと、叩いて良化著しいフューチャアイドル、さらにマイネルシアタ
ー、シンボリモンソーで、大穴は将来性込みでメジロヨウテイ。アンタレ
スSは、まずオースミジェットを軽視する。前々から白井師も白坂助手も
この馬の斤量泣きする面は指摘しており、58kは明らかに不安。無印に
落とす。替わって何を本命にするか悩んだが、戦ってきた相手や実績を重
視して
トミケンライデンにした。手広く流しても、オースミを蹴れば高配
当が狙えるだろう。東京の12Rは
フリーウエイハート。前走は恐らく2
走ボケではなかろうか。とにかく、昨夏北海道で見せたパフォーマンスは
並の馬のものではなかった。テリフィックとの馬連が勝負馬券。PATは
京都の6Rと12R。6Rは
ラモーダバンブーの複勝。12Rはティエッ
チリボー
からの流し馬券で相手はキクノグリッター、タマモゴーアヘッド
にエンディングテーマの3点。

5月2日(2回東京4日目)

サツキイチリンのレース以外、まるでいいところなし。何とか取り返した
いのだが、東京から京都に向かう新幹線内でこの予想を打っている。馬券
はPATで買うことになるため、予想レースは数を絞りたい。買わないレ
ースの予想を提供するのもおかしいと思うし、ご理解下さい。
午前は4Rの
エアコルサバード。前走もよく粘っているが、走り、血統か
らみて、東京の芝コース向きなことは確信できる。単勝勝負。5Rは
ベル
ウイナー
。山本Jはしばらく前からこの馬の障害練習に付き合っているが
その素質は確かだと証言してくれていた。前走は引っ掛かって惨敗したが
東京の連続障害ならば引っ掛かる心配は薄れる。一変しても不思議はない
だろう。6Rの
ワシントンゴールドには前走の分まで返してもらう。これ
も東京の直線で能力爆発というタイプだ。7Rは自分にとって「お手馬」
が多く出ており、見るレースとしたいが、芝に替わって
マイネルトリック
がどういう走りを見せるか、特に注目したい。きょうの勝負は
8R。東京
といえばトニービン、トニービンといえば東京。そのくらい偏った実績を
誇る東京芝のトニービン産駒。
チョウカイスピードとロードクロノス
ともに母が重賞勝ち馬という良血ながら、出世が遅れてこのクラスにいる
馬たちだ。こんな馬たちが素質で何とかしてしまうのが東京。馬連1点。
特別はメーン1本に絞る。前走の出走取消で人気ガタ落ちの
ウメノダンサ
でガッポリと儲けたい。とにかく単騎で4角まで逃げれば異常なしぶと
さを見せるかわりに、交わされるとボロボロに負ける。今回は逃げそうな
馬はリボンアンドボウくらいのもので、これも休み明けとくれば、前残り
の馬場が手伝ってあれよあれよの逃げ切りだ。馬連は総流しの覚悟で手広
くいきたい。自分が行く京都では、10Rの
フラワータテヤマ。何回かこ
の馬のレースを見ているが、ダートは本当に鬼だ。ここなら負けない。単
勝のオッズ次第では、天皇賞の資金を減らしてでも勝負をかける。結果的
にその資金が増えることになるはずだ。

5月1日(2回東京3日目)

先週の傾向としては、やはり芝は先行有利。そしてダートは分からない。
なにせ先週のあの雨だ。ダートは時計のかかる馬場かどうか、見極めの日
と割り切って買い控えるのもひとつの手。ただし、芝も見極めは必要だ。
先週とはコースが違う。そのあたりも考えた上で買いましょう。
といいつつ、午前は1Rからスタート。叩かれて調教内容が一変している
カワキタスケルツォを狙いたい。距離短縮はどうかと思うが、2走前を見
るかぎり、心配ないだろう。4Rは「素人でも気づきそうだ」と言われよ
うと、石崎Jの
サツキイチリンを狙う。この馬は以前から何度か目をつけ
て買っていた馬で、必ず走ると見ていた。鞍上強化、叩いて調教良化、さ
らに芝替わりと条件は揃いすぎている。相手は2枠2頭。続く5Rは格上
げ初戦でも
マイディアマンテから。仲のいい島田調教厩務員から「資金稼
ぎはこの馬、ってコラムに書けよ」と冗談ぽくいわれたが、オープンとい
ってもそれほどバリバリの馬は見当たらない。平地の脚では見劣るが、セ
ンスという点ではむしろ上位だ。単複で勝負。6Rの
キングマグワイア
前走は明らかに乗り方のミスと言わざるを得ない。じっくり構えればすぐ
未勝利は脱出できる器だ。強敵は良馬場に戻ってのマイネフレグランス。
7Rの
サクラフォーエバーも注目の器。前走はほとんど素質の違いだけで
押し切っていた。ここも楽に突破するようなら、ゆくゆくはG1路線にも
乗ってくる可能性がある。単勝だけを買って注目したい。さらに8Rでは
マイネエターナル。好調時はウッドで5F62秒台で動いていた馬だけに
いきなり走れるかは分からないが、持っている素質はこのクラスでは優に
通じる。馬場のいい東京でなら、ぶっちぎりまであるかもしれない。ここ
で結果が出なくても、しばらく追いかけるつもりで。9Rの
リエズスター
は、今週の火曜日の朝一番に相沢師から「Gallop見せて」と頼まれ
た経緯がある。「他に合う条件がないからねえ。何とか使いたいんだけど
なぁ」とつぶやいていた。馬なりで調教も動いており、叩いての上積みも
ある。相手はテンシノウタ、そろそろ変わってきそうなアセアンフォンテ
ンあたりで。メーンは我が社杯のサンスポ賞。ここは桜花賞組や、無傷の
クロックワークという魅力の素材もあるが、あえて
コウヨウヒロインから
入りたい。先週、武藤Jにじっくりと話を聞いたが、キッパリと「桜花賞
の上位とも大きな差はないと思う」と話してくれた。デビュー戦でポンと
勝った後、ひと息入れてからの数戦はデキも今ひとつだったということで
その後はダート戦を使ったりしていた。中京の500万をぶっちぎって、
前走は「桜花賞に見向きもしないのは予定通り」に忘れな草賞へ。しかし
「阪神の馬房のせいだと思う」イレ込みで馬体も減少。しかも前残りの流
れと不利に不利が重なり、参考外といえる。これだけの相手がいるだけに
勝つとまでは言えないが、複勝に保険をかけて連で手広く流す価値はある
とみた。最終は
タイキクーガー。今週、北村宏Jと話した。先週のタイキ
トレジャーで2着に来てくれれば、と思いつつ、権利を取ったことを祝福
したが「勝たなければいけなかったです」と真顔で言う。もっとも「本番
で乗るには、残り4日の開催で1日7勝ずつしなくちゃいけませんよ」と
ジョークも飛び出すなど、技術だけでなく話術も新人らしくない落ち着き
が感じられた。先々、かなりの騎手になると評判で、馬券的にも今のうち
に買っておきたいところだ。さしあたってこのタイキクーガーもこのクラ
スでは力量上位。単勝が妙味だろう。京都は3特別とも今ひとつ買う気を
そそられない。PATで買いたいのは1Rの
マイネルサンライズと8Rの
マルシゲサンサン。前者は単、後者は連で手広く狙いたい。これといった
勝負はできない1日だが、楽しめるレースは多いのでうまく運用せねば。

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