9月の予想

当たるときもあれば、外れるときもあります(断然多いが…)。
時には当てたい時の参考に、そして時には外すための参考に、皆
さんのご自由に活用して下さいませ。

9月26日(4回中山6日目)

札幌3歳Sの4コーナーでは、一瞬、マイネルコンドル−キムタツオフェンス
という抑えのタテ目馬券がありそうな状況になり、興奮しかけたが、まあ仕方
ない結果だろう。ケイアイワールドはこのまま終わる馬とは思えないが、さす
がに時期尚早だったかもしれない。
さて、日曜日。自分はPATでの勝負になり、メーンの時間は機上の人となっ
ている。実にレース終了後9時間もの間、結果を知ることができないというの
はツライことだ(誰だ。かえって幸せだというヤツは)。いずれにしても、勝
てば前祝い、負けても運を使い過ぎなかったと言えるので、気持ちよく勝負し
たいと思う。まずは2R。浅野調教師が「そろそろ勝ってもらわないと」と言
プランタンシャルムを狙う。続いて4Rのヒートザビート。おなじみの良血
で、デビューがここまで遅れたが、前田調教師は「初戦から走れる」と自信を
見せていた。午前はこの2鞍で勢いをつけたい。そして午後はいきなりメイチ
勝負で
7Rマイネルディヒターから。先週のハタノアドニスと同じで、素晴
らしい素質を持ちながら、体質の弱さがつきまとう1頭。未勝利勝ちの時も、
何度となく仕上がりかけては熱発、足元の不安に見舞われていた。ハタノのよ
うに乗り込み量万全、とはいえないが、それ以上の不安を抱えているだけに、
仕方のないところだろう。兄姉たちは岩手競馬で軒並みオープンに出世した砂
巧者の母系。ここは出たとこ勝負とみて単勝を買い馬連も抑える。9Rは
テン
シノウタ
。大ベテランの丹野厩務員が「ここならいいところだろ」という。前
走でも違和感はなかったのだが、よくみれば900万のレースだった、という
くらいで、実力は抜けている。黙って買い。そして11R。悩みに悩んだ末、
カラフルワールドを本命にした。厩舎の助手さんにしても、追い切りに騎乗し
た三浦Jにしても「さすがにここでは」と弱気だったが、決して上手とは思え
ない不良馬場でもシンボリモンソーとクビ差の勝負をしている。そのモンソー
にシルシがそれなりにつくのだから、さほどの差はないはずだ。格上挑戦に弱
気な三浦Jも「良馬場での走りは見てみたい」というくらいだから、期待を持
つだけの価値はあるだろう。2年連続セントライト記念2着の二ノ宮厩舎。凱
旋門賞の前に景気づけの一発を期待する。しかし、強敵はフサイチビーム。春
先のソエの状態はかなり悪かった馬で、その不安を抱えながらあの成績だから
相当な素質がある。賞金的にも権利獲得を目指してメイチ勝負。オッズ次第で
こちらからの抑え馬券もほしい。さらに言えば、常に人気にならないマイネル
シアターも本命にしようかと考えた1頭だ。中山の2200mという条件は、
この馬に合うように思える。ダービーでは「権利が取れず、余分に1戦してし
まった」(柴崎師)青葉賞を走った分の負けで、それにしたところでブラック
タキシードとは2馬身の差。今回の人気ほどに実力の差はないはずだ。この3
頭のボックスを中心に。さて、最終まで資金は温存したい。先週は実に2ヵ月
半ぶりに未勝利に終わった菊沢徳J(先週は確かに「あまりいい馬がいない」
とジャッジしていた。これも正確)が「今週は日曜の後半に面白い馬が揃った
ね」と期待十分。テンシノウタ、フサイチビームとともに名を挙げてくれたの
が休み明けの
ジョウノパリジャンだ。クラスが下がっているだけに、人気には
なるだろうが、確実にこういう馬券も取っておきたい。単勝で勝負。
さて、札幌もいよいよオーラス。馬券を仕留めて締めくくりたい。狙いは
10
エレガントレガーロ。前走は人気のためか、ハイペースを自ら動いて前を
負かしに行ってしまい、ゴール寸前で4着に止まってしまった。が、内容的に
は非常に濃いものがあり、ここは自信を持って買える。これも単勝勝負。
阪神はローズS。ヒシピナクルとトゥザヴィクトリーの存在で展開が厳しいこ
とは承知の上で
エイシンルーデンスを狙う。この馬、3歳の時からずっと、そ
れほど強い馬だと思っていなかったが、オークスTRの時の粘りには驚いた。
やはりオークスでも、十分に粘りを見せており、想像以上に強い馬だと認識を
改めている。気性的に大人になってきており、ますます期待が強まるところ。
強気に狙ってみたい。仮にここで負けても、よほど意味不明の惨敗でもしない
限り、秋華賞でも高く評価するつもりだ。

9月25日(4回中山5日目)

先週は結局、日曜日に完敗してしまい、マイナス決算。やはりそうそう簡単に
勝ち続けることはできない。気を取り直して、出国前の前祝いといきたい。
しかし、それ以前に札幌競馬の開催が危ぶまれている。どう考えても、午前中
は台風直撃の予報。果たしてどうなるのか分からないが、人馬に影響が出ない
ことを切望する。
しかし、その分もと意気込みたい中山だが、ちょっと午前中は手を出したいと
思うレースがない。ここはじっくり午後まで待機。6Rの
プレイヤーズラック
から始めたい。先週はダイワサイレンスが人気を背負ってデビュー(完敗した
が)した松山厩舎。しかし「ダイワより、来週デビューの方がいい」と松山師
は口にしていたという。前走2着のマイネルファイターとはいえ、時計が時計
で信頼度は低い。ここはあえて3週目のデビューを選んだ素質馬に期待する。
続いては8Rの
マチカネラッパ。春先には未勝利の身で特別にも挑み、何度か
この予想コーナーでは推奨してきた。平場の500万で、主戦の吉田Jならば
このズブい癖馬もうまく導いてくれるだろう。エーピーイーグル、ドリームア
イドルあたりが連の穴候補。11Rは思い切って
サクラナミキオーで攻める。
今週、小島調教助手と会って「使うんですか?」と思わず聞いてしまった。ダ
ートの登録が意外に思えたからなのだが「最初からここ目標なんですよ」と説
明され、納得。というのも、よくよく思い出してみればデビュー後しばらくは
ダートも走っていたし、スムーズに行って粘るのが好走パターンの同馬にとっ
ては、ダートの方がかえっていいのかもしれない。そこにうまいこと大外枠が
当たった。リトルマーベルやロードマグナムがどう行くかだが、外枠からなら
ば、仮に控える形になっても、うまく流れに乗れるはずだ。単複に連も手広く
いきたい。12Rは
オルテンシア、トウカイポイントの1点でほぼ堅い。
さて開催されるかどうか微妙な札幌だが、3歳Sの予想はせねばなるまい。本
命は悩んだが、
ケイアイワールドにした。入厩当初から奥沢調教厩務員が「兄
(奥沢さんが担当しているケイアイギャルソン)よりも走ると思う。いいもの
持ってるよ」と教えてくれていた。新馬戦は時計こそ遅いものの、勝負どころ
でも引っ張りきりの手応え。内容は決して悪くない。距離が延びて良さが出そ
うなタイプだけに、ここは手広く行ってみたい。相手の筆頭は函館3歳Sでも
狙ったマイネルコンドル。こちらも今度は変わってこれるはずだ。穴ならば、
道営馬で、エンゼルカロではなくキムタツオフェンス。出張中に見たレースぶ
りがなかなか印象的だったこともあるが、前走もかかり気味に行きながら直線
もしぶとく粘っていた。陣営は「恵まれた」と弱気だというが、決してそうは
思わない。短距離の差し馬というイメージがぬぐえないエンゼルカロよりも、
地味ながら堅実なこちらに魅力を感じる。人気どころが弱いとは思わないが、
昨年の結果にあるように、何があるのか分からないのが3歳戦。遊び気分で、
バラバラと馬券を買い散らかすのも悪くないかもしれない。

9月19日(4回中山4日目)

前日最終でどんでん返しの勢いを殺すわけにはいかない。スタートが肝心だ。
1Rは
シフォンケーキに託す。前々から浅野調教師が「この馬が無事なら今ご
ろは…」と語っていた馬で、素質の高さはかなりのものがある。初戦から狙い
撃ちだ。5Rのスプリングガーベラは、前田調教師が「バプティスタより上か
もしれない。蛯名君を待って2週目を選んだ」という期待馬。堅いところでも
きっちり取っておきたい。6Rは
テイスティウェル、トーホウツートップ、ア
スクアフリート
のボックス。いずれも素質の高さはあり、このクラスでも十分
に戦える馬たちで、ここで当たるにはもったいないくらいとも思う。土曜に比
べるとあまり買いたいレースは少なく、特別も10Rから。国枝調教師が「秋
はウチも楽しみ」として挙げた復帰組の筆頭だった
サイレントレガシーを狙い
たい。土曜のラトラヴィアータにも言えることだが、6歳の牝馬を繁殖にも上
げずにここまで待機させているということは、それだけ素質があるからにほか
ならない。黙って買う。メーンの我が社杯オールカマーは、自信を持って
ダイ
ワオーシュウ
から入る。昨年はダイワテキサスに完敗しているが、今年は二ノ
宮調教師が「落ち着きがあって、非常にいい状態」と胸を張るデキにある。休
み明けの昨年とは「全然違う」わけで、ましてダイワテキサスに昨年ほどの勢
いが感じられないとなれば、軸は堅いだろう。前走のような、前科・もあるが
まさか2度はあるまい。パドックのイレ込みにしても、4歳時からのもの。心
配は要らない。単勝勝負。馬連はさすがにテキサスが相手となるが、薄めを狙
うならばホッカイルソーよりグランスクセー、マチカネヤマビコあたりが妙味
かもしれない。12Rの
マイシャローナは、デビュー勝ちのレースを覚えてい
るだけに、このまま終わる馬とは思えない。ブリンカー着用で変わり身があっ
てもいいはずだ。
阪神では10Rの
サンフォードシチー。前走の直線の脚は見事のひと言だった
が、もともとこのクラスでも上位の力量があった馬だ。ここも相手は揃ってい
るが、突破できる素質があるとみる。ワールドクリーク、キクノグリッターと
いう格上馬が相手。神戸新聞杯はたとえ人気でも
ラスカルスズカでいく。日高
特別に出ていたロードクロノスは、自分としてはオープン級の素質がある馬と
見ているのだが、これの追撃をあっさりと退けたレースぶりは、ビデオで見て
も十分に凄みが伝わってくる。強敵揃いだが、単勝勝負に耐えうる馬だ。ただ
単勝は人気がかぶるはずなので、馬連も視野に入れる。本線はあえてフロンタ
ルアタック。武幸Jも非常に上手な騎手だと思っているが、やはり蛯名Jでこ
そのオースミブライトというイメージがあり、6歳馬ダイワテキサスとの選択
でダイワを選んだということは、気にかかる。フロンタルは前走こそ思わぬ大
敗を喫したものの、本来持っている素質は十分に重賞で通用するはずだ。さら
に穴ならポッシブル、トシザブイあたり。札幌は特にこれといった馬が見当た
らず、日曜は手を出さない。

9月18日(4回中山3日目)

先週は、全く色気を持つことなく日本にいる仲間に電話で馬券を依頼したとこ
ろ、土日ともに少額のプラス。これが何を意味するか。しかし、昨年の秋の中
山は、馬券人生最高にして最良、恐るべきほどの的中ぶりを見せた開催だ。あ
の時の金はどこへ…と言いたいが、あの快進撃をもう1度、といきたい。
土曜は午後に勝負レースが集中している。前半は馬なり、といってもかからな
いように、じっくりと折り合っていきたいと思う。さしあたって、5Rから。
逃げが不利な馬場の前走で、押し出される形で逃がされた
エイシンメルボルン
の巻き返しが期待できる。本質的にはもっと距離がほしい馬だが、中山の外回
りマイル戦ならば、能力で押し切れるだろう。相手の妙味は良血タイキクリス
ティー。血統的に、前走のまま終わる馬ではないはずだ。人気薄だろうが、こ
の馬からも少し買うくらいのつもりで。午後は何と言っても
7R。前走、札幌
で大勝負をかけた
タイキトゥインクルからだ。昇級戦となるが、持っている素
質はここでも文句なく通用する。なにぶん、ここ2週美浦に行っていないため
詳しい状態は分かりかねるが、意外な辛勝だった前走にしても、残り100m
くらいからの脚はひと味違った。いくぶん距離不足の感も否めないが、このく
らいは能力の違いでカバーできるはずだ。単勝の他にジャック、パーソナル、
グロリアス、フレックス、ウイッシュあたりの馬連を。10Rは能力断然の

スズシャルダン
で堅い。シンコウシングラーが相手の筆頭だが、現場から聞く
話によると、休み明けのカシマアルデルが非常に成長しているとのこと。穴で
一考したい。メーン11Rは、追い続けているイシノスイングを狙いたいとこ
ろだが、さすがに前走で妙味がなくなってしまった。ここは打倒サンタフェト
レイルの筆頭として、同じく良血
ラトラヴィアータを推す。デビュー2戦目、
休養明け2戦目をともに勝っているように、叩いて上昇するタイプであること
は明らか。特に前走時は、追い切りをたまたま見ていたが、坂路の真ん中あた
りから豪快に外ラチ近くまでヨレていたので「こりゃ要らないかな」と思った
ものだが、それであのしぶとさ。今回の追い切りは見ていないが、大事に使わ
れてきた素質といい、古馬になって本格化した全兄サクラバクシンオーの血と
いい、ここでも狙う余地は十分だ。イシノ、サンタフェが馬連の本線。
最終R
ハタノアドニスは、いつか出てきたらその場で狙い撃とうと、待ち続けてい
た馬。こうした馬は、えてして「使えそうになったら1度使おう」などとして
早めに使うこともあるのだが、調教をみると乗り込み量も豊富だ。内枠でも、
スピードと能力が違う。キャリアの少ないこうしたタイプは単勝が人気になっ
ても連でつくケースは多い。あえて馬連で勝負しよう。手広くいっても意外に
採算は合うはずだ。
他場のレースでは、札幌10Rの
トニーファイヤー。決してダートが得意では
ない馬だけに、前走の内容からみて、芝で距離が延びるここは大いに狙い目。

9月5日(3回新潟最終日)

それにしても、我ながら驚かずにはいられない。詳細は日記に書いたが、とに
かくマイッた。しかし、結果としてああなったものの、予想の流れは悪くない
のだ。気を取り直して(このフレーズを使ったときって、だいたいロクな結果
にならないんだが)9月初めての予想にいこう。あ、とはいっても来週は予想
できないんだけど(仏国出張)…。
新潟は
1Rが大事。ようやくデビューにこぎつけたローレルフェイスから。ザ
カリヤも担当する桑田厩務員が「走るよ、この馬。初戦から動けるとも思う」
となかなか強気だ。なるほど、調教の動きもちょっと違う。ここは早起きして
単勝&クリスタルホープとの馬連にドカンといく。間隔を空けて7R。
マイシ
ャローナ
が狙い目。調教の動きが一変しており、距離延長で変わる。まず単。
馬連はオッズ次第だが、手広くいっても割に合いそうだ。9Rの
ボーンスター
は、今週、美浦で食事しているときに偶然会った鈴木助手のおススメ。気性的
に厄介な面がありそうだが、軌道に乗ったサンデー産駒だけに、昇級戦でも買
える。これこそ手広くいっても儲けが出るはずだ。新潟3歳Sは
ベルグチケッ
。当初はスーパードラゴン本命の予定だったが、脚部不安で断念してしまっ
た。ハッキリ言って、ユウマ、ゲイリーとの3頭立てのようにも思うが、そこ
で中心にあえてこの馬を。他の2頭が逃げて競馬をしているのに対して、この
ベルグは出遅れたことが奏功して、差す競馬をした。「出遅れ癖があるのでは
なくて、たまたま乗り役が尻餅をついただけ」と手塚師は言っており、うまく
空いていた柴田善Jがキープできたとなれば運も感じる。もろもろの追い風を
受けている馬に逆らわない。
札幌は午前だけ。まず4R。馬券は小額で、
フサイチグランプリのレースぶり
に注目している。好きな血統でもあるが、札幌ではかなりの評判になっている
と聞いた。ここでいきなり勝ち負けするようなら、相当な大物になるはずだ。
あくまで観戦料程度だが、ちょっと楽しみにしている。5Rは、好成績が続く
道営馬から。道営馬の中ではナゴヤナンバーが人気だろうが、ひとひねりして
フレアリングアローからいく。連対する道営馬の共通項は、何といっても血統
だ。芝向きを感じさせれば、ダートの実績にかかわらず、好走する。母が活躍
馬で、父がリアルシャダイ。購買意欲がそそられる。問題は相手だが、どうに
も理解できないのはマイネルブラウの出走だ。藤田Jもかなり惚れ込んでいる
といううわさなのだが、距離が延びていいこの馬を、なんだって2勝目狙いで
使ってくるのか。こんなこと、言う資格は一切ないのは承知の上だが、あまり
に目先の金を狙うのはどうかと思う。将来性のある馬だけに、たとえ今回勝ち
負けに加わろうとも、将来にいい影響を与えるとは思えないのだが…。
小倉3歳Sは
メガキセキ。奥行きのありそうな血統にひかれる。何よりも、困
った時は武豊Jというものだ。シロウトみたいで恐縮だが、先行争いする多く
の馬をサラリと行かせて、ヒョイと差す…なんてシーンがアッサリと見られる
ような気がしてならない。フジキセキ産駒はもっか12週連続で勝ち星を挙げ
ており、勢いもある。あまり多額は張らないが、期待してみたい。

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