２月の日記（後半）
２９日（火）
気づけば、２月も終わり。なるほど、道理で花粉も飛散するわけだ。し
かし、例年にない勢いで目とノドがかゆく、鼻水が止まらない。花粉は
間違いないのだが、ひょっとしたらカゼまでひいているのかもしれない
と思う。我ながら、あれこれと弱さを抱える体だ。何とかならんかな。
クリスタルＣと４歳牝特（桜花賞トライアル）の取材はまずまず順調。
あとは、きっちりと儲け話を仕入れなくちゃな。
２８日（月）
昨晩は、というか、けさは午前４：００過ぎに帰宅。一度は目覚ましで
起きたものの、二度寝してしまい、出社はいつもより少し遅れてしまっ
た。幸い、大きな仕事は抱えていなかったので、忙しさにはつながらな
かったものの、疲れは残っている。きょうはゆっくり寝なくては…。
全然、話は変わるが、一昨日の夜、ＴＢＳ系の「チューボーですよ！」
のゲストに辺見えみりが出ていた。その時、理想の男性像を聞かれて、
「頭のいい人。勉強ができる人じゃなく、頭のいい人」と言っていた。
こういうことを言う女性は、とてもステキだと思う。願わくば、そんな
意味で頭のいい人なんて言われてみたいものである。ま、競馬場でハナ
差３着を食らって「きゃいーん！」などと言っている男では、かなり難
しいだろうが…。
２７日（日）
ハセノバクシンオーの完敗に茫然自失。こりゃ、きょうは大変な負けに
なるかと思ったが、終盤に挽回できた。ホッとひと息ついたが、単勝１
万円のショックは小さくない。阪神で取材した人に、敗因を聞いてみな
くては…。大儲けできない、などと言わず、負けていないことを自分と
しては評価したい。あとは、地道に回収率を上げていきたいと思う。さ
て、この日記を書いている現在は、まだ夕刻。この後、我が編集部で長
く働いてきたＴ記者の送別会が行われる。残念な人材の退社だが、本人
の意志で外国へ行くとのこと。気持ち良く送り出したいと思う。
２６日（土）
新聞コラムリニューアル初日。２戦１勝だが、まずまずの配当を当てる
ことができたので、よしとしたい。しかし、それ以外に、これといった
できごともない１日だった。トーヨーデヘアの負けで財政的に苦しいこ
とになってしまったが、スッテンテンになったわけじゃねえし。それに
しても、なかなか大儲けってできないもんだ。
２５日（金）
今のところ大きな反響はない（まだ掲示板に接続していない）新聞のツ
ラ写真だが、はてさて、どんなもんだか。まあ、ツラをさらす分、今ま
で以上に予想をキッチリ当てなければ、という気持ちになってしまう。
我が社の先輩であるＭ戸、Ｓ藤記者あたりになると、うっかり居酒屋で
声をかけられたりするわけで、ヘンテコな酔っ払いとケンカなどになっ
ては、ヨワヨワな自分では相手にならんわけである。頑張らねば。
ところで、時々出てしまう政治ネタであるが、きょうは少々呆れること
があった。久しぶりに地元をのんびりと歩いていたら「口先だけの政治
にノー！」と大きく書かれた議員のポスターが貼ってある。なるほど、
今の世の中、口先だけの政治がまかり通っている印象だ。当然のことで
野党の政治家だろうと思ったのだが、ポスターのどこをみても、政党名
が書いていない。駅までの道のりに何枚も貼ってあるのだが、３枚目に
してようやく、政党の掲示板とともにポスターがあった。驚いたことに
自自公のどれか（あえて限定はしねえ）の議員である。口先だけという
か、庶民を敵に回している政治家が、のうのうと「口先だけの政治にノ
ー！」とは。ポスターに政党名を入れられないわけだわな。笑わすな。
２４日（木）
とどこおりなく取材を終えて、会社に戻った。翌週の誌面会議を行い、
普通の木曜日である。とにかく、今の心配事はただひとつ。掲示板にも
書いたが、明日の新聞を見るのがコワイ。あうー。
２３日（水）
前夜の夜更かしがたたってか、口内炎がまたも再発。自分の不摂生ぶり
を恨みながら、美浦の診療所に行った。歯医者の受付時間ギリギリに保
険証を提出して廊下の待ち合い場所に行くと、相沢調教師とバッタリ。
２頭の４歳オープン牡馬を抱えているだけに、関西馬の動向などについ
て「逆取材」されてしまった。やはり、気になるのだろう。ジョウテン
ブレーヴは次週の弥生賞、マイネルコンドルは４週目のフジテレビ賞ス
プリングＳ。クラシックの勢力図が固まらないこの時期に、賞金面で安
定圏内にいる２頭は、安心して調整できるのだろう。さて、西高東低と
噂される牡馬路線。２頭の頑張りに期待したいものである。
２２日（火）
きょうは風が強かった。自転車をこいでいると、南から北に向かう道が
やたらと時間がかかる。帰りはその分、楽なのだが、とにかく寒いこと
この上ない。さて、一部で話題となった藤沢和師と高市師の論戦だが、
レース直後に互いに笑顔で藤沢師が「くそー！」と悔しがるパフォーマ
ンスを見せると、高市師も「看板はもらいに行くぞ！」と応酬。仲がい
いからこその会話だが、高市師はきょうも「あの８着と９着は、着順以
上の差があった」と満足げだった。マスコミの立場から言わせてもらう
と、毎度毎度「中間も順調にきています。今回は楽しみですね」などと
いうお決まりのコメントを聞かされるより、断然、こういう論戦がある
方がおもしろい。競馬ファンにとっても、レースを見る上で楽しみが増
すと思う。あまりハチャメチャなのは考え物だが、たまにはこういうラ
イバル心むき出しの対決が見たいものだ。
２１日（月）
お昼ご飯の話。会社の１Ｆにある中華料理屋に行って、入り口のメニュ
ーをじっくりみて「五目かけご飯」がうまそうに見えた。なんとなく、
よく中華料理屋に行けばありそうなメニューなのだが、何やら今までに
ないタイプと思えたのである。店内に入り、お冷やとおしぼりを出され
て、五目かけご飯を注文した。女性店員は「かしこまりました」と返事
すると、ちゅう房に向かって大声で叫んだ。「中華丼でーす！」。なら
最初からメニューにそう書けよ…。損した気分の１食であった。まこと
に下らない。ところで、今週末から新聞連載のコラムが変わるようだ。
写真が載ってしまうらしい。髪の毛、３ヵ月も切っていないのに、きょ
う写真を撮影されてしまった…。かなりショックである。出来上がりは
見ていないが、イヤな予感がするなぁ。
２０日（日）
当てにいくなら、ゴールドティアラだったとも思う。しかし、配当面の
魅力を思えば選べなかった。まあ、結果的に体重を見たら、自分に自信
も持てなかっただろうから、完敗の予想である。しいて自分を励ますな
らば、ウイングアローやゴールドティアラ、ファストフレンドの実力は
決して見誤っていなかったし、芝馬に対する評価もそんなに外れてはい
なかっただろう。逆に反省すべきは、メイセイオペラの評価である。ダ
ートのチャンピオンたちが、一度の躓きで信じられないくらい没落して
いく姿を何度も見てきたために、それと重ねあわせてしまったが、やは
り馬はそれぞれの個体差があるのだ。もっとも、本来の仕上がりにあっ
たら、あのペースでも勝っていたのかもしれないと思うと、これは震え
がくるくらいである。またこれから頑張ってほしいし、ジャパンＣダー
トでは世界の強豪をウイングアローらとともに迎え撃ってほしいと思う
ばかりだ。
それともうひとつ。京都記念の２頭の叩き合いをみて、レース後すぐに
「いいレースだったなぁ」とつぶやいてしまった。その直後、師と仰ぐ
本誌のＴさんに「予後不良の馬が出たら、いいレースじゃないよ」と諭
された。まったくもってその通りである。猛省。前走のあと「よかった
ですよ。次走？ 恥ずかしながら、京都記念に行く予定です」と話して
くれたケイズドリームの厩務員さんのことを思うと、何とも申し訳ない
発言だったと思う。これも競馬といえばそれまでだが、多くの馬たちが
無事に走ることを改めて祈りたい。そして、ケイズドリーム号のご冥福
を心よりお祈りします。反省を込めて…。
１９日（土）
東京競馬場は記者室がせまく、スタンドでの仕事となっている。夏場近
くになると、室内もあまりクーラーが効かないため、スタンドでもいい
のだが、この時期の外での仕事は厳しい。今もパソコンを叩く手が凍る
ような状態だ。ブラインドタッチが得意技の自分だが、打ち間違いを連
発している。というわけで、寒い！ 明日の競馬、無事に行われますよ
うに…。でないと、本命変えなきゃいけないからねぇ。
１８日（金）
日記にも書いたが、花粉症の症状が出始めている。昨年は意外に楽だっ
たという記憶があるが、今年は早い時期から明確な症状が出てきた。母
によると、昨年は少なく、今年はその数倍の花粉が飛ぶとか…。イヤな
時期がきたものだ。目薬、のどあめが必需品となるなぁ。
１７日（木）
美浦から駅に向かう最中のタクシー車内でラジオから流れていた「恋の
ダンスサイト」を聴いていたところ、なぜか運ちゃんがボリュームを下
げてしまったことに立腹する今日このごろ。皆さん、いかがお過ごしで
しょうか。わけ分からんな。いやはや、とにかく疲労困憊。帰りの電車
でも豪快に寝てしまい、上野で駅員にたたき起こされる始末だった。や
れやれ。きょうはゆっくり寝るとしよう。
１６日（水）
今週は忙しい忙しいと思っていたが、きょうは輪をかけて忙しかった。
３つの重賞があり、このうち２つの１週前追い切りを見届けながら、さ
らに取材を進めていくわけで、フェブラリーＳの追い切りなど、ひとつ
も見られなかった。まあ、シンボリインディの他に２頭しかいないのだ
が…。きょうの午後は原稿を書いているわけだが、やはり大目標である
Ｇ１レースなどではないだけに、陣営のトーンは先を見据えたものが主
となる。なかなか書き分けるのも苦労がいるものだ。さすがに４頭分ほ
ど書き終わった後に、さすがに疲労がドッと出て、少しソファで休んで
いたら、千葉テレビに思わぬ映像が。モーニング娘。の「恋のダンスサ
イト」のプロモーションＶＴＲであった。意味もなく元気が出て、再び
仕事に戻ったボク。よーし、頑張るぞ。ウー、ハー。←壊れてきた