5月の日記(後半)

31日(月)

あまり過ぎたことを言うのは好きではないのだが…。前日の日記に
納得の3着と表現している。確かに、プリモディーネを本命にした
ことには納得しているし、後悔もしていない。ただ、これとは違う
レベルで、ウメノファイバーを本命にできなかったことを少し後悔
している。ウメノファイバーは血統もよく知っていたし、デビュー
戦から目をつけていた馬なのだ。新馬の折り返しの時のレースを目
の前で見て、この馬の強さはかなりのものだと確信。16頭立てで
15番人気だった函館3歳Sで本命にした。が、結果は4着。しか
し、後方からのレースのうえ、直線で前をカットされる不利があっ
てのもので、当時、騎乗していた山本Jが鞍を投げつけて怒りを表
したことが今さらながら思い出されるのだ。札幌3歳Sも、京王杯
3歳Sも本命だった。まあ、過ぎたことはこれ以上言うまい。でも
染みとおるような笑顔で、本当に応援したくなる相沢師に会った時
は、馬券を忘れて心の底から「おめでとうございます」と言えた。
夏が過ぎれば秋が来る。無事に秋華賞に向かってほしいものだ。
まるで日記になってねえな。きょうは美浦に到着。ダービーウィー
クだし、安田記念の取材の合間にでも、少しはダービーにつながる
話を聞きたいと思う。あーあ、もう5月も終わりだな。早いよな。

30日(日)

我がプリモディーネは惜しい3着。しかし藤田Jは上がってくるな
り「勝っとった競馬や。邪魔さえされれなかったらな」。口調が意
外なほどに落ち着いている分、より凄みが感じられた。確かに最後
の脚はウメノファイバーに劣って見えたが、無事なら先に突き抜け
ていたかもしれない。中を突いたから詰まったわけで、外を回せば
勝っていた、という意見もあるが、そこはやはり距離の不安があっ
たからこそ、経済コースを通ろうとしたのだと思う。西橋調教師が
「これが競馬。展開の綾だ」と言ったが、その通りだろう。外を回
っていたら勝っていたかもしれないが、未知の距離でコースロスを
承知の乗り方はできなかったはずだ。悔しいが、距離を理由に無印
にした人たちに比べれば納得の3着といえる。何とかダービーこそ
当てて、G1の星を五分に戻そう。
しかし話は変わるが、けさ、いつもより30分ほど遅く電車に乗っ
たら南武線がすごく混んでいた。で、府中本町(競馬場のある駅)
の1つ手前の南多摩に着いた時に、すぐ後ろの人が「降ります!」
と言っているのだが、ドア付近の客が降りようとせず、あわてた後
ろの人が前の人たちを腕で押して降りていった。ああでもしないと
降りられなかっただろうが、頑として降りようとしなかったドア付
近のオッサンが「何すんだ、コノヤロー!」と逆ギレ。ああいう輩
がいなくならない限り、競馬のイメージを悪く持つ人間は減らない
んだろうと思う。まあ、注意すべきだったのかもしれないが、あの
手合いを相手にすることは、仕事前には危険だと判断した。ご理解
いただきたいと思う。

29日(土)

きのうは昼寝をしたのがいけなかったらしく、夜半に目が覚めたら
朝方まで寝付けずじまい。ホントに時差ボケはしつこいものだ。ま
あ、それだけでもないのだが。てなわけで競馬場でも目がショボシ
ョボしていた。軸馬も4着を連発したかと思えば、午後はタテ目の
連発。何とも情けない。とりあえず、愛馬マイネルフレイズが不向
きのダート戦でも頑張ってくれたことが今後への光明か。オークス
につながるかどうかは分からないが、何とか的中させたいものだ。

28日(金)

きょうは疲れ解消の日と自ら位置づけ、グースカ寝た。で、それだ
けではイカンということで、フランス日記の画像編だけアップ。ま
あ、このくらいは1日あればとっくにできた気もするが、なかなか
大変だったとご理解いただきたい。明日、明後日と、東京に行くわ
けだが、たった1週空いただけで、えらく久々な気がする。存分に
楽しんでくるとしよう。一口で持っている馬も出ることだし。

27日(木)

世間では来週がダービーということで春競馬の真っ盛りというとこ
ろだが、我が雑誌は来週が安田記念で、それが終われば即ローカル
開催になる。きょうは長めの会議で夏の企画について打ち合わせ。
いろいろ意見が出たけど、少しでもいいものをつくっていくための
話し合いというのは有意義なものだと感じる。皆さんは夏競馬にど
のようなものを求めますか? ボクはススキノ…うそ。ま、どんな
話し合いがあったか、その結果を雑誌で反映させるつもりです。あ
まりにフランス日記の更新が遅れているので、申し訳程度にフラン
スの象徴の画像を少々。

言わずと知れた凱旋門。前を行く3人は、左2人が某日刊紙記者
2名で、右の1人は某夕刊紙カメラマン。

26日(水)

休みをいただいたため、昼まで爆睡。それも電話でようやく起きた
ものだ。なかなか長く寝られない性分なのだが、さすがに疲れがあ
ったのだろう。まだ眠い。ちなみに、最近知ったのだが、
人間は眠
くなると手のひらが温かくなる
そうだ。確かに、自分は当てはまっ
ている。皆さんもお試しあれ。で、眠気覚まし&運動のため、バッ
ティングセンターなんぞに行ってきた。が、まるで当たらず。球速
100km/hを切る遅いヤツでも、1球くらいしかマトモに当た
らない。まずいな。フランス日記は徐々に作成中。ただいま写真の
処理にあたっているところ。あとは記憶をたぐりながら…。まだ、
数日かかる見込み。過大な期待はしないで下さい。念のため。

25日(火)

7泊9日の長い旅は終わった。総じて悪いこともなく(自分だけ。
詳細は後日)、楽しい出張だったと言える。まあ仕事を楽しいなど
というとラクしてるように思われそうだが、疲労度は極限。さすが
にこの日記とトップページの更新が精一杯だ。おやすみなさい。

23日(日)

レースに関しては、トップページに書いた通り。負けた結果は残念
なことだが、内容的には勝ち馬を上回ると自分は思っている。次が
楽しみと言えるレースだった。決してエルコンドルパサーの戦績に
傷がついたとも思わない。順調に次のレースが迎えられることを祈
るばかりだ。メーンの仕事が終わって、ドッと疲れも出てきた。あ
す、帰国するが、直接美浦に入る予定が変更になったので、ゆっく
り休みたいと思う。もっとも、あす帰国するといっても、朝には仕
事があるのだが。なかなかラクはできねえや。

残念ながら敗れたエルコンドルパサー。左はこーじさん、右は根来
さん。お疲れ様でした!

22日(土)

いよいよレースは明日に迫った。下はエルコンドルパサーの最終調
整の画像。下手なカメラのおかげで、スピード感十分のものができ
上がった。桜の下を歩くエルコンに続いて、なかなかの会心作であ
る。商売しない限り転写も自由。皆さんに使われれば幸いです。

もう何も言うことはなし。あまり人気もなさそうだし、大量にお土
産を買って帰れるはずだ。頑張れエルコンドルパサー!

21日(金)

前の晩にあったできごとでこちらは話題騒然。これまた詳しくは書
けないが、フランスも怖い国だと思った次第。ちなみに自分は全く
かかわっていないが。この日もエルコンドルは順調。下は根来厩務
員で「道悪?へっちゃらだよ」と強気だ。「写真なんかいいよ」と
言いながらも、しっかりポーズ。ありがとうございます!

20日(木)

朝から晩まで雨が降り続く憂鬱な1日だった。特に朝のシャンティ
ーまでのドライブは恐ろしい。前がほとんど見えない状況だけに、
運転したDスポーツのW記者には感謝したいと思う。エルコンドル
パサーは引き続き順調。それを見届けてから、午後はイスパーン賞
が行われるロンシャン競馬場に行ってきた。蛯名Jも騎乗したが、
逃げ馬が逃げさせてもらえず完敗。またしても馬券ではひどい目に
遭ってしまった。ちなみに前日勝ったJRA某氏は、きょうも「差
し返せ!」の絶叫が届いて勝利。職員より馬券師になった方がいい
んじゃないですかね。Oさん。下は騎乗後の蛯名J。ロンシャンの
印象を語りながら、これ以上の雨が降らないことを祈っていた。

19日(水)

きょうはエルコンドルパサーが最終追い切り。馬なりながら、いい
動きだった。これならば、日本から預かってきた大量の単勝馬券代
も、増やされて帰ることになりそうだ。しかし、仕事で撮影をして
いたため、自分のデジカメでの撮影はできずじまい。画像がない点
はご容赦いただきたい。で、午後はサンクルー競馬場へ。蛯名Jが
騎乗していることが表向きの理由(もちろん勝てば仕事だが)では
あったが、ほとんど馬券にアツくなるだけだった。結果は言うまで
もなく全敗…。普段、買えないJRA職員の某氏だけが完勝という
取材記者の面目丸つぶれの競馬となってしまった。

18日(火)

どうやら、ここフランスでも更新ができるようだ。何よりである。
書くことはたくさんあるのだが、それは帰国後にまとめて「フラン
ス日記」としてアップする予定なので、お待ちいただきたい。とに
かく、貴重なものとしてはこれ以上のものはないはず。写真がヘタ
なのはご容赦いただくとして、エルコンドルパサーの調教風景を。

鞍上は佐々木助手(こーじさん)。右はハッピーウッドマン。

16日(日)

何だかよく分からない1日だった。前半はやられっぱなし。特に、
オッズを見て心中かなりの期待を寄せていたテッケンサファイヤの
取消には愕然としていた。それがおかしくなった午後の始まりであ
る。10R。私は新聞紙上でエーピーグリードに◎を打った。決し
てこのHPの読者の方々を裏切るつもりはないが、自分はすべての
レースで馬券を買っており、このレースも馬券は買った。このHP
に乗せている予想のレースは、細字が勝負レースで、太字は大勝負
レースだと受け取っていただきたい。で、予想のページに書かなか
ったとおり、小銭での流し馬券である。エーピーは見事に逃げ切り
勝ちを収めたが、2着は断然人気のシンコウシングラーで、まあ、
28倍もやむなしと思っていたのだ。ところが、いきなりの審議で
即座の失格判定。タイカラムーンもきっちりと同額流していただけ
に、配当はほぼ10倍になってしまった。しかし、これも結局は無
意味に終わる。ちょうどこのころ、NHKマイルCの馬体重が発表
され、シンボリインディがマイナス12k。「こりゃいらねえ」と
なぜか(本当になぜか)思ってしまい、他の16頭に流しながら、
インディだけ買わなかった、正確には買い足さなかったのである。
朝にPATで前売りで買った分だけが的中。もちろん、失格の恩恵
にあずかった儲けは、泡と消えた。決して悪さはしていないのだが
なぜか悪銭身につかずという言葉が思い浮かんだ。不思議だ。それ
にしても、フランスに行くにあたり、1日やってほとんどプラマイ
ゼロというのがよく分からない。ツイているのかいないのか。ま、
そんなことはきょうまでの話だ。せっかくの機会、取材に気合を入
れて、皆さんが(雑誌の読者も含め)楽しんでもらえるよう頑張っ
てまいります!

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