6月の日記(前半)

15日(火)

トレセンに行っても仕事がないということで、今週は何と火曜水曜と休
みをいただいている。前日の疲れで昼まで寝ていたが、夕方をめどに、
都内までお出かけ。実に3年ぶりに、予備校時代の恩師と飲みに出掛け
たのである。風の便りで体型の変化を耳にしていたそうだが「なんだ、
太ってなんかいないじゃないか」が第一声。どーいうウワサになってる
んだ。ま、事実ではあるが。ただ、先生にとっては、あまり感じなかっ
たのだろう。今の体重は、実は浪人時代とは大きく変わっていない。浪
人生活の「動かずに食ってばかり」でブクブクと太っていた時と、ほぼ
同じなのである。大学時代にも先生とは会っていたが、やはり長く付き
合っていた頃の姿がまぶたに焼き付いているのだろう。久々に会って、
いきなり「太ったなぁ」と言われたくないし、よかったよかった。あ、
これは現実逃避か…。大学時代の友達と会うのが怖いぞ…

14日(月)

会社に出勤。今さらではあるのだが、イスパーン賞の出張伝票の整理に
あたった。実はサンクルー大賞典にも出張させていただくことになり、
その伝票も書こうと思っていたのだが、あまりの手間に断念。海外への
出張はツラくもあり、楽しみでもあるが、出張の手間となると国内の5
倍くらいメンドーだ。ま、楽しみが多いからグチらない、グチらない。
夜はこのHPの常連さんお2人とカラオケに。異常な盛り上がりをみせ
ることになった。予定外というか、想像を絶するというか…。お2方、
またの機会を楽しみにしております。しかし、帰りは眠かった…。

13日(日)

自分で勝手に「流れが向いているかな」などと思い違いをしていると、
ロクなことにならない。結局は前日の儲けをアッサリと吐き出したうえ
に、さらにのしをつけて競馬会にお返しするという東京フィナーレだっ
た。ここまできたらもうジタバタしても始まらない。福島が始まれば、
少しは流れも変わるさ、と岡部J思考(Take it easy)で
いくしかなさそうだ。我が雑誌は現在、関東担当が4人。その4人で、
福島開催を持ち回るため、1人につき1週だけ行ける。自分は開幕週に
行くことになった。馬場の傾向をつかむ前に馬券を買わねばならない。
ま、別に来週以降でもウインズで買うだけだから、変わりゃしねえか。

12日(土)

朝からごくごく普通の土曜日だった。起きて、ご飯食べて、競馬場に行
き、馬券を買い、取材をし、先輩たちとご飯を食べ、帰宅。違った点は
なんと情けないことに5月9日以来、所持金を増やして帰宅できたとい
うことである。このHPの予想コーナーで書いたとおりに買っていれば
プラスだろう、という時もある。しかし、だいたいの場合、午前中にい
いところを当てているパターンであり、そうなると午後に想定外のレー
スに手を出してハマるパターンに陥るのだ。そういうふうに聞くと「じ
ゃあ逆に、予想以外に買って儲けていることもあるんだろ」と言われる
かもしれないが、これがほとんどないのである。世の中ままならずって
ヤツだ。ボーナス直前の非常に切迫した経済状況だけに、欲張らずにつ
つましく買っていたのがよかったのだろうか。いずれにしても、我なが
ら恥ずかしい収支を繰り返しているものである。あまり得意ではない福
島を前に、何とか弾みをつけたいものだ。G1予想も年明けから3勝5
敗と苦戦している(収支はプラスだが)し、安田記念も何とか的中させ
たいもの。果てさて、東京の締めくくりはいかに。

11日(金)

大学時代の先輩が入院されているので、そのお見舞いへ。こちらのHP
にも来てくれたカルトキングさんである。近日中に手術を行う予定だが
意外に元気そうなのでひと安心。時期が時期だけに、大好きなPOGに
参加できないことを悔しがっていた。で、そのカルト先輩とともに参加
する予定だった、仲間内のPOG指名会議が夜にあって参加。まあ、も
ともとガツガツ勝ちに行くつもりもないのだが、どうも取った馬たちを
見ると今ひとつ心もとないようにも思う。例年、唯一の現場記者であり
ながら低レベルの成績しか残せていないことで自信喪失しているのだろ
う。十分に期待はできる馬たちだと思う。さて、今週からの1年間。P
OGで取った馬たちも含め、また楽しく過ごしていきたいものだ。

10日(木)

きょうは美浦から引き上げてきたわけだが、夜に我が雑誌の対談企画に
同席させてもらう幸運を得た。鈴木淑子さんと蛯名正義Jの対談という
もので、非常に楽しみにしていたところ、案の定おもしろい話がいくつ
も出てきた。もちろんオフレコの会話も出たのだが、競馬への真摯な姿
勢が感じられる話が多く出て、今までそれほど長く話す機会がなかった
ジョッキーだけに、見知らぬ部分に触れたように思う。終わり際に頼み
込んで、写真を撮らせていただいた。淑子さん、蛯名J、ご協力ありが
とうございます!

9日(水)

先週の水曜日になるが、愛読している少年サンデーの人気漫画「め組の
大吾」が終了した。まだまだ人気がある中での終了だったと思うが、そ
のエンディングにはとても感動。不覚にも涙が浮かぶものだった。中学
生の時に知る人ぞ知る(というかほとんど知られていない)名作「まぼ
ろし佑幻」の最終回で泣いて以来である。今週もサンデーを買ったが、
やはり何か物足りなさを覚えてしまった。まあ、替わりに「神聖モテモ
テ王国」の第三部が始まったからいいとするか。分からない人には全く
分からない日記で申し訳ない…。

7日(月)

気を取り直して、新たな1週間の始まり…なんて割り切れればいいんだ
が、なかなか尾を引く負けっぷりだったと改めて思う。馬券に一喜一憂
する生活を始めて以降、最もひどい週末だった。それを振り払うには、
やはりいい馬券をしとめるしかあるまい。そのためには取材。頑張るし
かないのだ。きょうは競馬記者クラブの総会。特に大きな問題もなく、
意外なほど短時間で終わった。久々に競馬会の入ったビルに行ったが、
相変わらず大した建物だと思う。でも高速エレベーターは本当に苦手。
今週あたりから、トレセンも徐々に人が減ってくる。暑さが増して、人
も馬も北の地へ。あちらにも行きたいものである。

6日(日)

人気馬が人気どおりのレースを見せた。武豊Jは「歴史に残るいいレー
スだったと思います」と振り返った。たぶん、冷静にみれば誰がみても
そうなのだろう。たらればを言っても仕方ないのは百も承知だが、あの
展開ならば、もしあの馬が出ていれば…と思わずにはいられなかった。
生き残った馬が強い。それが競馬だ。次週からは函館で新馬戦も始まる
ことだし、また新たに来年のダービー馬探しを始めるとしよう。来年こ
そは、直線で大声で叫べるように。

5日(土)

きょうのにっき(たんぽぽ組くろだえいいちろう)

ぼくはきょう、だいがくじだいのあつまりがあって、しごとはお休みし
ました。でも、ちょっとおねぼうしてしまって、ばけんをかうことがで
きませんでした。ところが、そのあつまりは、いがいに早くおわったの
で、ぼくはしんじゅくのウインズにばけんをかいにいきました。10レ
ースだったのですが、このレースはハズレました。つぎのレースでは、
1000えんたんいと高かったのですが、がんばってシグナスヒーロー
というウマから、かったんです。シグナスくんは2ちゃくでした。でも
なぜかアメリカンボスといううまがかって、はずれました。ちゅうきょ
うのレースもだめでした。ぜんぶしるしのとおりにかったんです。ここ
までは。12レースになって、ぼくのほんめいはユメフブキといううま
だったのですが、あまりにんきがないので、ふくしょうをかって、れん
はボックスにしました。にんきどころをちゅうしんにしたんです。そう
したら、ユメフブキは2ちゃくしたのに、ドリームクレストというにん
きのないウマがかって、またばけんがハズレました。ちなみにドリーム
クレストには、しんぶんではしるしをうっているんです。ぼくはもう、
じぶんがいやになりました。うえーん!

(作者がショックのため幼児退行しており、読みにくい点をお詫びします)

4日(金)

いざ、ダービーのシルシをつけるにあたって、やはりこれぞという決め
手がない。なにせ、本命にするつもりだった馬がいなくなったのだから
仕方ないと思っている。皐月賞の内容を改めて見直してテイエムオペラ
オーを本命にしたが、残念なことに競馬の祭典ダービーだというのに、
自信の本命と言えない。ツライ限りだ。とはいえ、あとたった2日。も
う1度あらゆる見地から予想して、馬券の勝負をどの程度にするか、き
っちり考えようと思う。

3日(木)

ダービーのシーズンということは、とりもなおさずペーパーオーナーシ
ーズンでもあります。そこここの競馬好き人々が思い思いの馬を指名す
るわけですが、ボクも大学時代の競馬サークルで毎年、POGをやって
います。OBとなっても、年間のOB総会を兼ねているので参加するん
ですね。優勝しても表彰されるだけの大会。年間20頭のドラフト制度
で、ダービー前日の段階でJRAの登録されている馬に限るというもの
です。つまり、30人近く参加するので、900頭のうち600頭くら
い消えるのですが、ここでボクは、なんとテイエムオペラオーとウメノ
ファイバーを持っています。1頭の馬でG1を何勝もする人はいました
が(ナリタブライアンなんて1頭でウン億円)2頭の別々のG1ホース
を指名したのは、昭和63年度指名の先輩がウィナーズサークルとサン
ドピアリスを持って以来だそうで。それが全く馬券に反映されていない
ところが情けないなぁ。
日記と無関係ですみません。きょうは美浦では動きなし。夏場に向けて
帰厩した馬の様子などをいくつか調査して、帰京。今年のダービーは、
東西ともにすべての馬が順調にダービーウィークを過ごせたようです。
マイネルプラチナムの姿がここにないこと、それだけが無念…。

2日(水)

ほとんどの馬がとどこおりなく追い切りを終了。これでも関西馬の方が
有力馬が多いだけに、例年のダービーウィークに比べたら報道陣は少な
いように思う。安田記念組も同様に追い切りは終了。今週あたりから、
徐々に北海道に移動する馬が増え始めて、あと2週間もすればトレセン
は逆に閑散としてくる。大都会からのんびりした夏への移行時期。まあ
自分らは変わりない生活を送るだけなのだが、ボクらも北海道で静養で
きればいいのになぁ、と夏が来るたびに思うのである。

1日(火)

ダービーウィークともなると、毎年のことだがトレセンの熱気が違う。
普段はトレセンに来ないテレビ、雑誌社なども多数来るため、人口密度
からして、相当な高さだ。普段来ている我々からすれば、厄介な奴等だ
という認識は否めないが、そうした全てのメディアが盛り上げてこそ、
競馬の人気が支えられる。すべては馬券の売り上げを中心とする、競馬
の盛り上がり。それなくしては、すべての競馬関係者(マスコミ含む)
の生活も成り立たない。失礼ながらうっとうしく思いつつも、心の中に
感謝の気持ちを忘れないようにもしようと思う。

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