12月の日記(前半)

15日(水)

あっという間に、12月の前半も終わり。毎日同じようなことを書
いているが、改めて年の瀬を感じる。テレビ見てても、99年を振
り返る、みたいな企画が多いもんなあ。けさは有馬記念組の約半数
が追い切り。前半はなかなか順調に仕事が進んでいたが、フサイチ
エアデールの追い切り時間はひと際遅く、かつ、松田国調教師は、
非常に丁寧に話をしてくれるため(とてもありがたいことです)、
午前の仕事が終わったら昼を過ぎていた。午後もいつになく原稿量
が多く、ほとんどヒマなし。ちょっとだけ厩舎回りをしてきたが、
会いたい人に会えなかったりして、大変だった。ようやく仕事が終
わり、夜は我が社の栗東常駐Oカメラマンとともに、彼の仲良しの
助手さんのご自宅に呼ばれてジンギスカンをごちそうになってしま

った。ジンギスカンといえば、夏の北海道出張の楽しみのひとつだ
が、まさかこの時期の栗東で味わえるとは…。おいしゅうございま
した。Oカメラマン、また誘ってね〜。

ジンギスカンの待ち合わせに向け、猛スピードで仕事に向かうOカメラマン。
「オレの髪って、こんなに長いのか?」だって。見ての通りさ。

14日(火)

やはりまだ年末まで2週間以上あるせいか、取材していても「これ
で終わり」という実感は湧いてこない。まあ、当然といえば当然な
のだろうが。しかし、明日は有馬記念出走組のほとんどが追い切り
を行う。そろそろ…という感じには、なりそうだ。で、夜はネット
を通じて知り合った調教助手さんと、その友だち2人、計4人で飲
みに出かけた。短い時間ではあったが、なかなか楽しい時間を過ご
すことができて、インターネットのすばらしさを改めて実感。競馬
マスコミは人脈が財産でもあり、やっててよかったと思う次第であ
る。人と出会うには、いろんな手だてがあるものですねえ。

13日(月)

栗東に到着。残りわずかな今年を気持ちよく締めくくるためにも、
いい仕事をして、いい馬券にありつきたいものである。それはそれ
として、いま、考えさせられていることがある。詳しくは話せない
が、立場の違いとは、なかなかうまく分かってもらえないものだ、
ということ。果たしてうまく説明することができるだろうか。しば
らくの間、葛藤することになるかもしれない。まあ、誠意という言
葉だけで通じるかどうか分からないが、頑張るしかないだろう。

12日(日)

控えめ、控えめ。そればかりを考えて馬券を買っている。それまで
の、買いたい放題に買いまくるスタイルを我慢しているせいか、ス
トレスは感じずにいられない。本線(◎▲)的中でも1000円。
まあ、これが今後の自分に対するひとつの答えだ。人生は、我慢。
ストレスを解消するためには、楽しい仕事しかない。来週は栗東。
エリザベス女王杯の取材以来だから、中5週ということになるか。
滅多に行けないところなので、いろいろ貴重な情報を入手してくる
としよう。

11日(土)

きょうから有馬記念まで、土日はすべて中山勤務となる。ようやく
落ち着いてきたな、という感じだ。そのせいでもなかろうが、馬券
収支も久々にプラス。何とか今年の負け分を少しでも取り返してい
ければいいのだが…。さて、次週の有馬記念取材は、栗東勤務が決
定した。美浦にも気になる馬はいるのだが、それは当該週に仕事の
合間を縫って見るとしよう。1週前を栗東で、当該週に美浦で、東
西の有力馬を見ることができるのだから、恵まれている。もうカゼ
を引かないよう、十分に体に気をつけて年末まで突っ走ろう。

10日(金)

さすがにグッスリと寝られたが、1年の蓄積疲労なのか、寝覚めス
ッキリとはいかない。とはいえ、2度寝してしまうと、翌日以降の
ライフサイクルに狂いが生じてしまうので、無理やり起きてブラリ
と外出。何も買わないことを決めながら。ディスカウントショップ
などに行く。週に1度の休みとなると、ゆっくり寝ていればいいの
かもしれないが、家でゴロゴロというのは、どうにも性に合わない
んだな。今年は年末にきちんと休めそうなので、今からそれだけが
楽しみである。

9日(木)

元来、2日酔いをしないという便利な体質であり、朝から元気に仕
事ができたのは幸いだったが、意外と仕事が多くて気が抜けない1
日だった。昨日、ご一緒した方々にお礼(謝罪かな…)も言えずじ
まい。来週、美浦に行ければよくよくご挨拶しなくては…。
ところで、きょうはえらいハジをかいてしまった。会社に戻って、
ふとロビーに向かったところ、大学時代の先輩がそこにいたのであ
る。後ろから「○○さん」と声をかけたが、振り向いてくれない。
3度声をかけても振り向いてくれないので、もしや人違いではない
かと思い、正面に回って間違いではないことを確認してから、もう
1度「○○さん!」と正面きって話し掛けたが「私、違います」。
ウッソだろぉ! そんなによくある顔立ちの人ではないのだが…。
世の中に3人は似ている人がいるというが、一卵性の双子級だ。今
でも写真に撮らせてもらえばよかったと思うくらいである。これを
読んでいるであろう大学のサークルの後輩W辺くん、あのH野さん
にあんなにソックリな人がいるとは思わなかったよ…。

8日(水)

前の晩は、ロクに養生もしないで遊んでしまった。しかし、それで
カゼが悪化したとあっては言い訳ができない。気合を入れて仕事を
したら、意外と何ともなかった。ま、人生気合ですよ。気合。で、
夜は同い年の調教助手さんや、その仲間と飲みに出かけた。しかし
そこでうかつにも「飲みが甘いんじゃないですかぁ?」という脅し
に負けて、飲めない酒を思いのほか飲んで泥酔。激しい頭痛に見舞
われて、そのまま寝てしまった。まあ、こんな日があってもいいの
かもしれないな。しかし、ひでえ頭痛だった。

7日(火)

恥ずかしながら、風邪を引いてしまった。ゆうべ部屋の暖房が壊れ
ていたのが影響したのか分からないが、
とりあえず先週末は不摂生
はしていない。人には気をつけるように言っておきながらこのザマ
では、情けない限りだ。朝からロクに身体が動かず、周囲の仲間に
迷惑をかけることしきり。少しでも早く治すしかないので、きょう
はのんびり養生します。

6日(月)

今週も美浦勤務だが、予定外の事項があった。スプリンターズSの
特集号の取材で、タイキダイヤに関する田中清調教師のインタビュ
ーを行う予定だったのだが、登録がなかったため、変更を余儀なく
されたのだ。他の注目馬で別の企画を作らねばならない。しかし、
1週前の段階できちんと登録が出たからいいようなものの、今週の
カーネギーダイアンのようなケースになると、防ぎようがなくなっ
てしまう。カラーページは当然、前もっての印刷。土曜日の段階で
完璧に仕上げられ、刷り上がっているわけだ。日曜になって故障が
発覚してしまうと、どうにもならない。我が雑誌で巻頭グラビアに
取り上げた馬が出走しなくても、こういう事情があるので、なにと
ぞご理解下さいませ。

5日(日)

やってはいけない裏パーを、リニューアル2日目にしていきなりや
ってしまった…。何とも情けない限りで、参考にされた方には申し
訳のしようもない。逆の方向で参考にされている方もいるらしく、
その意味では感謝されているのかもしれないが…(そういう人は御
祝儀もってこい!)。いずれにしても、回収率では35%という、
極めて低い数値になってしまった。ただ、ここですぐに取り返そう
とするとロクなことにならないと思うので、じっくり数値が上がる
よう、スタンスを乱さずにやっていきたいと思う。
小倉でデビューした我が愛馬は4着。心配された気性難もあまり感
じられなかったし、速い追い切りが2本しかなかったことを思えば
大健闘かもしれない。適した番組がこの後にないことが難点なのだ
が。とにかく馬券の調子が悪いだけに、希望を与えてくれる存在と
して頑張っておくれ。

4日(土)

馬券については予想のコーナーをご覧いただくとして、新聞のコラ
ムの連敗がストップしたのは何よりだった。本当にホッとしたが、
ゴール寸前で中穴がガチガチの人気になったあたりがダメ男の証拠
なんだろうな…。しかし、WSJSを見ていてふと思ったのだが、
以前ほど「外国人騎手はスゴイなあ」というイメージを受けなくな
ったのはボクだけだろうか。日本人騎手の技術が見劣りしなくなっ
たのだと思うが、いかが? 

3日(金)

開催が替わり、いよいよ暮れも押し迫ったというところだろうか。
個人的にはもうジャパンCで打ち止めになっちまった感もあるのだ
が、そこは競馬好きの悲しい性。トレセンからも伝わる暮れの感覚
が、どことなく意欲を掻き立てる。さて、予想コーナーでは収支を
公表していくプランでいくことにした。これはなかなか度胸のいる
ことだと思う。失敗したら、いい笑い者だし、会社にだってこれを
読んでいる人がいるわけだ(まあ、新聞のコラムがもっか16連敗
中なので、いい加減、知れてるかもしれないが)。しかし逆に、こ
こで収支が好転すれば、自分の仕事もまんざらではないということ
になるかもしれない。それより何より、ここできっちりと買う馬券
を宣言して、余分な資金を使わないことにするのが主な目的でもあ
る。歯止めが利かない自分への抑止策。吉と出るか、凶と出るか。
回収率が安定するまでの間、しばらく見守って下さいませ。

2日(木)

また雨だ。もう何も言うことはない。当たり前のように、取材が終
わりそうになったところでほぼ雨は止んだ。何がそうさせるのだろ
うか。謎である。のこのこと会社に戻って会議に参加。次週のスプ
リンターズSの誌面作りを話し合った。どうやら次週も美浦勤務と
いうことになりそうだ。予定どおり今週末は阪神。阪神3歳牝馬S
もさることながら、世界の名手の腕を堪能できるWSJSが楽しみ
でならない。日曜日は小倉で愛馬もデビュー。ステイヤーズSも含
めて、やられた直後ながら飽きない土日になりそうだ。よかった!

1日(水)

気づいたら、あっという間に師走である。もう今年も終わりなんだ
なあ。まだ1年を振り返るには早いかもしれないが、それなりに、
充実した年だったといえると思う。特に意識したわけではないが、
昨日、きょうと、仕事はなかなかに充実していた。ボケッとしてる
ヒマがほとんどなかったと言っていい。雑談なども多いのだが、そ
の雑談も決してムダ話ではないことが、競馬談義のいいところだ。
残り1カ月。身体に気をつけて、きっちりと乗り切ろうと思う。そ
ういえば、昨年の大晦日にひでえインフルエンザにかかったっけ。
皆さんも、健康には十分に気をつけましょう。

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