********************************************************** JW_CAD 【外部変形】床暖枚数 説明書   2003.01.01 **********************************************************         (有)アキツ設計 ●用途: ・この外部変形スクリプトは、<シームレス床暖房>の 600角のパネル枚数とその面積を  計測するためのものです。 床暖房パネルに限らず、一般的に寸法が <600角>である  なら、その建材の枚数を計測できます。 また、簡単に面積を計測することも可能です。  なお、 シ−ムレス床暖房の 600角のパネルは【株式会社シ−ムレス床暖房】の製品です。 ・面積の計測は、JW_CADの【測定コマンド】でもできますし、枚数は【割り算】をすれば  良いだけの話しです。 しかし、数量が何百枚にも及ぶと、作業が面倒になってきます。  できるだけ簡単に、少ない操作で目的を達成しようと、作成したのが本スクリプトです。  原理は単純、矩形に引かれた対角線の、XY座標上での長さを【掛け算】するだけです。 ・動作確認は、dos版のjw_cad については Windows 98 SE/Windows Me にて、win版のJww  については Windows Me/ Windows XP 、の各OSにて行なっています。(詳細は文末に) ●使用上の注意事項 ・操作手順は単純なのですが、それ故に、使用上の注意事項があります。  <必ず、直行座標に水平・垂直線で描かれた矩形のみを、計測の対象としてください>  軸角が<0度や90度>でない場合や、アイソメなどの直行座標でない場合、その矩形の  の対角線を対象とすると、正しい面積値を計測できません。ご注意ください。 ・すなわち、対象とする対角線の、(親)元の矩形が....  <◆>のように傾いた矩形には適用しないでください。  <■>のように水平・垂直線のみで構成された矩形に適用してください。 ・計測値の記入位置を決める都合上、図面縮尺を <1/20 〜 1/100>位を想定しています。  記入される文字の大きさ(文字種)は、<3 〜 2.5mm>程度を想定しています。縮尺が  大幅に異なってくると、挿入される文字が、離れ過ぎたり重なったりしてきます。 ● HTML 形式の操作マニュアル  上記の注意事項を含め、操作マニュアルを作成。スクリーンショットも収めてあります。  <床暖枚数_マニュアル>フォルダ内の、<床暖枚数_マニュアル.htm>をご覧ください。 ●解凍 ・圧縮ファイルを、LHA で解凍すると、 下記のファイルとフォルダが生成されます。 <ファイル> 床暖枚数.BAT  【外部変形】床暖枚数 バッチファイル 床暖枚数.AWK   AWK スクリプトファイル 床暖枚数.txt   この文章 <フォルダ> 床暖枚数_マニュアル  HTML形式の操作マニュアル<床暖枚数_マニュアル.htm> ●インストール方法(ファイルの配置場所) ・他の【外部変形】と同様です。 乱暴ですが、単純に説明しておきますと... ・<床暖枚数.BAT>バッチファイル、<床暖枚数.AWK>スクリプトファイル,の2つの  ファイルを下記の何れかのフォルダ(ディレクトリ)にコピーしてください。 1) \JW_CAD のフォルダにコピーする。 (win版なら、Jw_win.exe のある所) (dos版なら、Jw_win.exe のある所) 2) または、スクリプトパスを切ったフォルダにコピーする。(特に、dos版)  set AWKPATH=\○○....その【○○】フォルダ ●要【 jgawk.exe 】: AWK スクリプトを利用している他の【外部変形】と同様です。                          グヌー・オーク ・AWK スクリプトを使用していますので<日本語対応 GNU awk>の jgawk.exeが必要です。  別途に入手してください。jgawk.exeは下記の何れかのフォルダに配置してください。 1) \JW_CAD のフォルダにコピーする。 2) または、パスを通したフォルダにコピーする。(特に、dos版)    PATH=C:\WINDOWS\COMMAND;〜;ドライブ\○○; .... その【○○】 (set PATH=C:\WINDOWS\COMMAND;〜;ドライブ\○○;)    フォルダ  NT系(XP等)の場合 Windows\System32 に配置する人もいる様ですが、お勧めできません。              グヌー・オーク ・ Jgawk.exe <日本語対応 GNU awk >について  本スクリプトは、下記のものを利用させていただき、動作確認をしております。  但し、<gawk.exe を Jgawk.exe とリネーム>し jw_cad 用にコピーしました。 win版での確認 GAWKM115.ZIP内のgawk.exe GNU Awk 3.0.6 + multi-byte extension 1.15   <WILLs=岡部勝幸 氏>作(gawk-3.0.6+mb1.15 -- マルチバイト文字対応版 Gnu Awk) dos版での確認 GAWKM113.ZIP内のgawk.exe GNU Awk 3.0.4 + multi-byte extension 1.13   <WILLs=岡部勝幸 氏>作(gawk-3.0.4+mb1.13 -- マルチバイト文字対応版 Gnu Awk) ・dos版jw_cad の場合、Jgawk.exe を入れ替えると、AWK スクリプトによっては、画面が  混乱したり、コンベンショナルメモリーが不足しマウスが利かなくなる場合が有ります。  この場合でもキーボードが有効であれば、慌てず次の操作で終了させることができます。  (この復帰方法は「800×600表示」のドラバー組込み時の、同様のケースでも有効です) (dos 版の場合に  方法1:【h】外部/【5】外部/【3】プロセス/<DOS画面で>【EXIT】                                                                                 【h】外部/【5】外部/【3】子プロセス/【EXIT】/  キーボード入力) 方法2:【q】出入力/【6】終了/(保存せず終了する【1】) ●動作確認                           (Jgawk.exe の詳細は上記参照) ・動作確認  [Jw_cad バァージョン]  [使用OS]      [gawk.exeをリネーム=Jgawk.exe]  win版の場合 Jww  ver2.51 : Windows Me/XP  : GAWKM115.ZIP 内の gawk.exe  dos版の場合 Jw_cad ver2.22H: Windows Me/98 SE: GAWKM113.ZIP 内の gawk.exe ・dos版Jw_cad における環境   ・メモリースワッパー: なし( RSWAP & CIM や、 SHROOM 等は組込んでいません)   ・日本語入力の環境 : DOS版 MS-IME (\WINDOWS\COMMAND\MSIMEK.SYS/MSIMEK.SYS)   ・「800×600表示」 : DISPV160 ディスプレイドライバー(V-Text対応) ●免責事項  使用者の自己責任において使用して下さい。これを使用したことによって  損害が生じたとしても、当方では責任を負いかねますのでご了承ください。  なお、転載/再配布や、改造/改変等は自由に行なってもらって結構です。 ●変更履歴 ・2003.01.01版  Windows MeとXP のOSの違い、また同じ Windows Me でも win版とdos版の違いにより、  動作が微妙に異なってしまうため、バッチファイルとスクリプトの一部を改めました。  特に、単精度のdos版と倍精度win版とでは、外部変形の書出しデータ(jwc_temp.txt内)  で、直線の扱いが異なっているため、双方で使えるよう、AWK スクリプトを改めました。 dos 版の線データは 13文字、 但し[-]が付くと 14文字 X.XXXXXXe+YYY  (有効数字 7桁の単精度) win 版の線データは 16文字、 但し[-]が付くと 17文字  X.XXXXXXXXXXXXXX (有効数字15桁の倍精度) ・1997.01.16版 初版 //////////////////////// 以上 -- End Of File--