□ 子守唄 □

『そんなの照れくさいよ・・・』
「どうして?」
『だって、なんか恥ずかしいじゃない・・・』
「あの時の君の方がよっぽど恥ずかしいと思うんだけど・・・」
『ん?』
「あ”・・・」
『なっ・・・?』
「・・・ごめん・・・」

『ま、否定はしないけど・・・』
「ね?」
『うーん・・・』
「おねがい」
『いいけど・・・下手だよ・・・』
「いいよ・・・」

 君は素直だね
 そんな風に唄ってくれる。
 下手だなんて謙遜だよ
 こんなに優しく溶け込んでくる
 とても心地良い感じ

 このまま眠ってしまってもいい?

 君の膝枕で
 君の歌を聞きながら。

2002.11.16. 22:57 (Sat)