三日月に愁う


ゆっくりと蒼い夜が近づいてくる

生まれてから三日目を迎える月は

針の様に鋭くて

未だ夜を照らすには幼すぎる


溜息を吹き込んで

月を丸く膨らませたら

君の窓に届けよう


寂しさに震える君に…。

切なさに凍える君に…。

2003.02.03(Mon) 10:36