ほんのちょっとでもながく


ほんのちょっとでもながく

あなたの傍に居たいから

こんなところまでついてきちゃった

独りの帰り道

部屋までの泣けない時間が

長くなるって知っているのに


ほんのちょっとでもながく

あなたに触れていて欲しいから

あなたの気に入る私になるの

独りの夜

身体に残された温もりに

切なくなるって知っているのに


ほんのちょっとでもながく

あなたの声を聴いて居たいから

電話が切れた途端に耳をふさぐの

独りの部屋

耳に響く声の沈黙に

苦しくなるって知っているのに


ほんのちょっとでもながく

あなたを想っていたいから

ほかの人のこと考えないの

独りの時間

誰も知らない孤独に

寂しくなるって知っているのに

2003.04.21. 17:02 (Mon)