疑心暗鬼


訊けば
君は僕の言葉に応えてくれる
ほんの少しだけ躊躇しながら
どこか少しずれた答えを

たしかに
君は嘘なんか付いては居ないよ
ただ言葉にしないだけ
肝心なことを隠しているみたい

解ってる
それ以上を求めてはいけないのだと
試さないことが誠意だと言うことも
信じることが大切だということも

だけど
侵食できない君の時間の外でまた
僕は不安な気持ちで一杯になる
こころが闇を彷徨い始める…。


2003.07.03. 08:26 (Thu)