さっき奴らに訊いてみた あの角を曲がったタバコ屋の前で 「どうすれば優しくなれる?」 奴等はこう聞き返した 「本当の?それとも望まれる?」 とりあえずこう答えておいた。 「どっちだっていい。今、必要な方を」 白い羽をつけた奴はこんなことを言った 「自分を捨てることね」 黒い羽の方はこうほざいた 「要求に応えたら良い」 天使だか悪魔だか知らないけれど 背中に羽の生えた奴だったよ。 「そんなもんか…」
2003.11.09 00:52 (Sun)