感受性

こんなことを考えてみた。
小さな子供たちは例え小さな変化でも敏感に感じ取ることが出来るのだと思う。変化ではなくても自分にとって善なのか悪なのか…それが、段々と大人になるにつれてその感性が失われていく。
でも、本当は失われていくのではなくて、感じ取った刺激にどう対応したらいいのか解らないから、無意識に気づかない振りをしているのかもしれない。
大人になっても強い感受性や適応性を持つ人は様々な刺激に対して自然に必要な対応を身に付けてきたのだと思う。それは生まれながらにして持つ才能などではなくて。
もちろん、一朝一夕で育まれるものではなくて。幼い頃から、例えばそれは周囲の大人や友人知人から教わったり、本やドラマや漫画の物語の中の人から吸収したり、音楽や詩や言葉や自然から学んだり…。
そんな風に、刺激に対して自然に湧き出てくる種を沢山持っていることが豊かな感受性なのではないのかと…。考えてみた。

2004.03.10. 00:40 (Wed)