君の居ない休日の助手席 2001.03.19


休日出勤。
夕方から仕事を始め、帰るのはいつも深夜。
帰りの車の中でFMを聞いている。

流行の歌と人気DJのおしゃべりのわずかな隙間。

言いしれぬ気持ち。
切なさにも似た感覚。

独り車を走らせる。

閉ざされた空間の中で、ゆっくりと時間の感覚を忘れていく。
緊張から解き放たれた空気。
リラックスした感覚。
流れるラジオ。
僕の好きな時間。

ずっとこのままで居るのも良い。

でも・・・。

ふと、助手席に君が居ればと想う。


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