同じ豆なのに!
22.Dec.1999
いつも通りの豆で珈琲を煎れたのに、いつもと味が違う。
という経験をされた事はありませんか?
私はこういう事が、今でも良くあります。
まぁ、煎れ方を毎回全く同じにする事ができていない人ですから、
違うのが当たり前とも思っていました。
ところがある時、ふとある事に気が付きました。
私は、いつも会社に持って行くために500ccほどの珈琲を煎れています。
会社でその珈琲を飲んだ時、ちょっと驚きました。
いつもより数段美味しかったのです。
私は、何かがいつもと違うはずと思いながら、
この日の入れ方を良く思い出してみました。
この日は、良くある事ですが寝坊をしたために、とても急いでいました。
イライラとお湯が沸くのを待っていました。
小さな気泡があがり始めた頃、待ちきれなくなってそのまま煎れ始めてしまいました。
何℃くらいだったのかは分かりませんが、
この温度が良いのではないかと思って、次の日もその位のお湯で入れる事にしました。
結果から言ってしまえば、この考えは一応当たりだった様です。
他にもいろんな要因があると思いますので、一応当たりとしておきます。
試しにグラグラ沸騰したお湯でも煎れてみましたが、かなり酸味の強い味になりました。
私の普段使っている豆は、炭焼煤煎の煎りの深いものですから、
苦くて濃くて酸っぱい珈琲になったのです。
ちょっと味を想像してみませんか?
それ以来、沸騰する前の色々なタイミングで火をとめたお湯で煎れています。
しかし、未だにあの時と同じ位美味しい珈琲ができたのは、数えられる程度です。
いつもあの味が煎れられたら良いのになぁ。
なかなか難しいもんですね。