みなさん、五十嵐です。たった今Sears Point Racewayから帰って来ました。
本当に、いままで10年以上に渡ってレース活動をしてきて、最高の最終戦
でした。レース結果は、土曜日は10台中9位、今日は8台中7位という事で
決してよくなかったのですが、USACやRussellの方々及び我がクラブ員達に
大変よくしていただいて、本当に嬉しかったです。詳しい詳細は、また
アップさせていただきたいのですが、ちょっとだけ今日のレースでの話です。
RussellやUSACの方々、我がクラブ員達及び親切にしていただいたレーサー
さん達が、私が今日は最終レースという事を知ってくれたんです。
今日のレースは波瀾が一杯あり、ドライの状況でも本当にアクセルをふみたい
所に水たまりがあるという感じで、結構クラッシュが多かったんです。
私のレースでもクラッシュがあり、途中でペースカーが入るという荒れた
レースでした。16周のレースの12周目位に再スタート、Turn11での遅れを
挽回するべく、Turn1を攻めた所、この水たまりに足をとられ、スピンして
土手の所でストップ。でも、絶対チェッカーを受けたいと思い、そのまま
車の中で、待っていた所、メカニックが飛んできてくれて、車を引き上げて
くれた。再スタートしたが、異常がないようなので、安心してピットイン
(このレースではスピンをしたら、ピットに戻る事が義務づけられている。)
メカニックのチェック後、再スタート。この時後一周のフラッグがフラッグ
タワーより出た。一生懸命走る。何とかチェッカーをうける事が出来た。この時に今まで1年半の感謝を込めて、フラッグタワーに手をふった所、
USAC競技長のDennisさんが、思いっきり手を振ってくれているのが判った。
また、同時に我がクラブ員達も横断幕を貼ってくれて、手を振ってくれて
いるのが見えた。各フラッグタワーのオフィシャル達も私に向かって、手を
振ってくれている。ジワーと目頭が熱くなってしまった。車を止めて、車を降りて、今まで本当に親切に教えてくれたRussellの
インストラクターの方々、USACのDennisさんにお礼をいいに行くと、
「mario良くやった」「mario本当に帰っちゃうの」「もう来ないの」と
言われて、本当に嬉しかった。(みんなに目頭が熱くなっちゃったのを、
見られてしまった。恥ずかしい。)
クラブ員達がピットに来てくれて、思いもかけず花束を貰った。ここからが
大騒ぎ。Russellの社長Ron氏/チーフインストラクターのJaques氏などと一緒に
記念撮影大会。(次のレースがあるのに、みんなそっちのけ) 途中で、「おれは
優勝したんじゃないんだよ」とみんなに言うとバカウケ。(^.^;;)
今まで一緒にレースをしたレーサーさん達やその家族の人達から、いろいろと
言葉を掛けて貰って、かみさんも含めて抱きしめてもらったり、キスをして
もらったり、知らない間に有名ドライバーの引退式みたいなっちゃった感じ。
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ちょっと落ちついた所で、Russellのメカニックチームの所へ行ってお礼を
いった所、いろいろと声を掛けてくれた。
Russellの社長のRon氏より、「レースの表彰式をするから、全部のレースが
終わるまで待っていて」と言われたので、レースを楽しんで観戦した後に
表彰式へ。3つのGroupの表彰式が終わった所で、Ronさんが私をお立ち台に
呼んで、日本へ帰る事を説明し、なんとプレゼントをくれた。Russell Racing
Schoolのスタッフ用のジャンパーだった。感激だった。これと同時にうちの
クラブ員がシャンパンを持って来てくれたので、スタッフやドライバー仲間が
シャンパンを開くようにと言われたので、思いっきりシャンパンを開けた。
なんか、とっても有名なドライバーの引退式や年間チャンピオンを取ったような
感じで、とっても恥ずかしかった。でもやっとこれでこちらのレースを卒業
出来ました。本当にみなさんご声援ありがとうございました。もう一つ大事な話があります。今回のレースで知り合った日本人の後藤優太郎君
というドライバーがうちのクラブに入ってくれました。(若干21歳の若者です)
又詳しく続報は入れさせていただきたいと思いますが、97年12月に行われた
Russell卒業レースで22人中3位というすばらしい成績で、98年のUSAC Russell
Championshipの内10戦をスカラシップで出場する事が決まったドライバーです。
彼は現在カナダに住んでいて、アメリカにレーサーとしての武者修行をしに来て
います。(なんと片道20時間をかけて、車で通ってきています。^.^;;)
日本ではカートをやっていたとの事です。彼の記事をUSAC NewsやMotonews、www
などで見ていたので、是非会いたいと思っていたら、今回会って意気投合して、
クラブに入って貰いました。一生懸命Russellの先生やレース仲間とコミュニュケー
ションをしていて、大変に可愛がられています。ちなみに彼の事をRussellの人は
たまにマイケルと呼んでいます。(私がマリオだったので、子供がマイケルという
事らしいです^.^) 私もみんなに「私の後は彼がいるから大丈夫、是非応援して
あげて下さい。」と言った所、みんな喜んでいました。彼からは、FAXなどで参戦の状況を貰う予定にしていますので、私がフォローして
いきたいなと思っています。後、彼の記事がwww.RussellRacing.comのプレス
リリースの所に出ていますので、一度ご覧いただければと思います。
長々書いてすいませんでした。ではまた五十嵐(いがちゃん) R.GREY Racing Club