市議会ニュース第十六号  


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 馬場一彦の3月市議会報告


 私の任期4年間で最後の市議会が平成15年3月8日〜28日にかけて行われました。市民の声を市政へとの思いで取り組んできました。実現出来た事、まだ至ってないものなどありますが、全力で突っ走ってきました。
 さて、今議会ではこの4年間の懸案事項である3事業を含めた向こう3年間の実施計画(H15〜H17)についての論議が交わされました。
 私の基本は一貫して3つの大きな事業(総額22億円、ランニングコスト年間約4億円)を3年と言う短い期間に凝縮して行いうとに無理があると考えています。皆さんの家庭と同じです。優先順位を付けて確実に行うよう発言しました 。





12月議会一般質問



1:保育行政について

全園での延長保育実現を!

Q1 野崎市長の公約や所信表明には、子育て支援や保育行政についてほとんど触れられていないが、総合的な子育て支援策についての考えをお伺いしたい。
A1 次代を担う子を育成することが重要と考えている。決して子育て支援を軽視しているわけではない。(市長)

Q2 既に、はくさん保育園での試行があって、今年度から3園で本格実施のはず。全円実施への計画を出すべきでは無いのか。
A2 平成15年度に3園で出てきた問題(職員体制、スポット利用、夜食など)をクリアしてから考えたい。(保育課長)
A2’ 一定期間必要かと思う。(市長)
(馬場)今まで試行を重ねてきたわけだから、さらに一定期間必要とは思えない。全園実施の計画案を早急に出すべきだ。

Q3 今まで待機児解消策を提案し、行政に実現してもらっているが、現在でも130名もの待機児がいる。ソフト・ハード両面で不足がある。預ける側のさまざまなニーズにどう応えていくのか?
A3 公・私の保育所で枠を拡大したり、他市の保育園へ預けている方への補助金交付など取り組んでいるが、財源確保が難しい。保育ママなどもっと民間活力を取り入れて行きたい。馬場議員が提案している無認可施設へのマル適マークの採用は今後検討したい。(健康福祉部参事)



2:市民参加について

協働のまちづくり。IT市民電子会議室の実現を!

Q1 今年度、庁内に300台のパソコンを導入しその活用として市民電子会議室を提案する。
A1 馬場議員が以前より提案している電子会議室について勉強している。藤沢市のように教育機関を核として、上手く起動している市もあるが、上手く行っていないところもある。もう少し研究したい。(企画部長)

Q2 行政評価制度を実施する当市にとって、パブリックコメント制度(市民目安箱)による住民意見の反映は不可欠だが?
A2 行政評価をする際には必要だと考える。現段階では当市のホームページなどに意見を頂きたい。(市長)




12月議会の主な内容報告


平成15年度予算の概要


予算

●一般会計予算

   336億6800万円

●総額予算

   584億4400万円(前年度比3.3%増)
   (老人保健・国民健康保険・介護保険・
   水道・下水道の5特別会計)

主な事業

●市民参加条例(仮称)

   協働のまちづくりを目指して

●環境基本条例(仮称)

   東久留米の自然を守ろう

●滝小の跡地利用事業、 保健福祉総合センター(滝小)用地の耐震診断

   リニューアルには賛成です

●駅東口エレベーター設置

   バリアフリーのまちづくりを

●ブックスタート

   1歳6ヶ月児を対象に

●乳幼児医療費助成

   所得制限の完全撤廃を

●地域福祉計画調査

   市民ニーズを調査します

●シルバーピア計画

   中央町都営住宅21戸に





これについての私の見解は・・・

1.3事業については優先順位を付けるべき!

 向こう3ヵ年(H15〜H17)の実施計画がスタートしました。最大のテーマはなんと言っても懸案の3事業(保健福祉総合センター・旧本庁舎跡の地区センター・中学校給食)の実施についてです。私は再三主張してきましたが、3年という短期間に3事業(総額約22億円)を行うことに無理があるのではないかと考えています。確かに各事業はそれぞれ市民ニーズの高いものです。しかし今後、経常経費だけでも毎年約10億円不足し、維持管理費も年間約3億〜4億円かかります。今議会では、この不足分を解消する行財政改革案も明らかになっていません。今回は最後に市長から「主張していることに応えていく」という旨の発言を引き出しました。これにより今予算には今後を見守るという意味で賛成しました。
 



2.保健福祉総合センターの建設

●中学校給食について、現在の行政側の計画では小学校と同様の内容で実施する予定です。
●ところで!!皆さん今の中学校って昼食時間が何分かご存知ですか?
●たった20分なのです。
●配膳と片づけにそれぞれ10分はかかります。
●ハッキリ言って20分では子供たちにはゆっくりと楽しんで昼食を食べている時間がありません。
●週5日制が始まり、授業時間はぎゅうぎゅうになってしまっています。
●もし昼食時間を延ばすとなるとクラブ活動、文化祭などの行事にも影響が出ます。学習時間などへの影響も心配です。

●最近中学校給食を導入した他の自治体では
 1.財政難
 2.週5日制による時間割の問題などからランチルーム方式(食堂方式)や弁当外注方式などを取り入れます。

時代が変わりました!
「食教育」は小学生。中学生には「楽しむ昼食」を取り入れるべきだと考えています。
私は「ランチルーム方式」を提案します。