市議会ニュース第十七号  


新たな4年間への挑戦が始まりました!


 2期目の議員活動の幕開けとなる臨時議会が5月に開かれ新しい役職が決まりました。今回は常任委員会で建設委員長ということもあり、他の役職も都市基盤整備関係の職に就くことになりました。
(詳しくは以下のとおりです)
 また、平成15年度6月市議会定例会が、6月6日〜20日にかけて開催されました。今回は議員構成も変わり、初めての定例会となりました。初心を忘れることなく、『夢のある東久留米の街づくり』の実現に向かって、全力で取り組んでいきます。そして、市民の皆さんがくらしの改善が実感できる政策を実現できるよう、皆さんの声を馬場一彦が市政に届けていきます。



2期目の新しい役職です!

・ 建設委員会委員長
・ 三多摩地域廃棄物広域処分組合議員
・ 多摩地域都市モノレール等建設促進協議会委員
・ 三多摩道路建設促進協議会委員




 馬場一彦の6月市議会報告

3事業については、優先順位を付けるべき!

 さて、今議会では、3ヵ年(H15〜17)の実施計画を受け、懸案となっている「3事業」の進め方、とりわけ「中学校給食」の実施にむけた議論が交わされました。「3事業」そのものについては、「3ヵ年に凝縮して実施」でするのではなく、現状の財政を踏まえ、優先順位をつけ、市民合意を得ながら着実に行っていくべきではとこれまでと同様、一貫した発言を一般質問で行いました。


3事業とは?

・中学校給食
<現計画は市内をA・Bの2グループ に分けて親子兄弟方式で予定>

・保健福祉総合センター建設
<滝山小学校の校舎をリニューアルして建設>

・旧本庁舎跡地の地区センター建設


中学校給食について
向う3ヵ年の実施計画で示され「A・B2つのグループにわけて」実施から、検討委員会・準備委員会を立ち上げた幅広い視点から運営形態を検討へ。
〜私の主張〜
検討委員会・運営委員会を立ち上げていくにしても市側の説明からは、基本的な方向性がはっきりしていません。向う3ヵ年で実施していく前提で、「実施計画」上財政フレームもあるならば、基本的な方向性・形態が示されて当然と考えます。
 また、これまで“楽しい給食”・“コミュニケーションのとれる給食”をやっていくために「ランチルーム(食堂)」方式を提案してきました。食べる子供たちが本当に喜んでもらえる給食の実現に取り組んでいきたいと思います。




6月議会一般質問


1:子育て支援策を今後のまちづくりの中心に

若い世代に選ばれる、市民満足度1位のまちづくりを目指して

Q1 今後の高齢化社会に備え、担税力のある若い世代に住んでもらう必要がある。積極的な子育て支援策をするべきと考えるがどうか?
A1 これまでも可能な限り支援に努めている。子育て支援行動計画の策定義務づけの動きもある。積極的に取り組んでいきたい。(市長)

Q2 社会福祉審議会に子育て支援策について諮問するという事だが、内容はどのような事か?。
A2 具体的には待機児の解消、延長保育の充実、病後時保育のあり方などを諮問したいと考えている。(子ども家庭部長)

Q3 私は、東久留米市のCI(コーポレートアイデンティティ)に、まず子育て支援を中心にして、これを基本に社会を支えていくことを提案する。市長のCIはなにか?
A3 職員の意識改革と市民との協働を出していきたいがまだそこまで到達していない。(市長)



2:財政計画と3事業の進め方について

一つずつ着実に行うべき

Q1 3事業は優先順位をつけて一つずつ実現していくべきではないか。3カ年に凝縮して行う事はには無理があると考える。3月議会の段階では経常経費で毎年7〜8億円不足するとあったが、現段階では14〜15億円も不足するとなっている。このようなタイトな状況なのだから、一つずつ着実にすれば市民合意は得られるのではないか?
A1 まず財政再建を果たしてから取り組むべきということは否定しないが、公約として掲げた以上あらゆる知恵を絞りその実現を目指したい。(市長)

Q2 中学校給食については、具体的形態がはっきりしていない。昼食時間や学校行事の影響もある。ランチルーム方式を提案するがどうか?
A2 給食に関しては財政や人員体制など運営面での課題を教育委員会で整理してから、準備委員会・検討委員会に諮りたい。確かに現在昼食時間は20分しかない。時程ほか必修科目、教科活動への影響を押さえていく必要がある。(教育部長)



3:商工振興と地域産業振興会議

即効性のある商工振興策の実現を

Q1 現在行われている地域産業振興会議の内容がスケッチ大会やウォーキングマップ作りなど長期的で、まちおこし的視点の内容が多い。今しなければならないのは商店街の生き残りに対しての行政支援や空き店舗対策など、振興策として実行性のあるものを期待している。私は宅配サービスやレジ袋削減によるポイント製で金券の発行などを提案してきた。どのような振興策を考えているのか?
A1 市内での共通使用券の発行も含め、担当部で検討し始めている。最大限の努力をしていきたい。(市長)




環境基本条例の視察報告


環境基本条例とは?

 近年の環境問題は、大気汚染や水質汚濁などの公害問題だけでなく、資源・エネルギーの大量消費やごみ問題、地球の温暖化、オゾン層の破壊といった地球的規模にまで広がった環境問題など、幅広く複雑なものになっています。
 こうした問題を解決し、良好な環境を将来の世代へ引き継いでいくためには、事業活動や市民のライフスタイルを見直し、市民・行政・事業者が一体となって環境の保全に取り組んでいかなくてはなりません
 この条例は、その自治体の将来にわたる環境に関する基本理念、それぞれの責務、施策の方針と進め方等を定め、その自治体における環境憲章としての役割をはたすものです。開発と環境との統合を果たす・環境優先施策の実施・都市計画との整合を図る、などの役割があります。


『市民主導でなければ、絵に描いた餅になる』

東久留米市でも今年度から『環境基本条例』の実現に向けて懇談会が設置されました。そこで、先進市の状況を見るため8月4日〜5日にかけて、彦根市・大垣市へ会派の視察に行ってきました。内容は環境基本条例についてです。特に彦根市では平成11年に環境基本条例を制定し、その行動計画は市民参加で作っていました。
 驚いた事は、普通こういった条例はともすると作ったことに満足しがちですが、彦根市では併せて行動計画を作り、25個の個別目標を設定したことです。そしてこの中には具体的な数値目標まで入っており、例えば「ゴミ量の削減率」や「市民一人当たりの都市公園面積」という項目では2年ごとに10年間の計画目標数値を示し、目標達成のために市が取り組んだことを具体的に表記しています。またその評価を3段階でも表しています。やはり数値目標の設定は必須条件だと思いました。 最後に担当の方がおっしゃられた「市民主導でなければ、絵に書いた餅になる」という言葉には、深く考えさせられるものがありました。





東久留米駅東口エレベーターの設置

 市議会でもとりあげられていましたが、いよいよ東久留米駅東口にエレベーターが設置されることになりました。7月から工事が着工され、10月には完成する予定です。
 これで東久留米駅は東西ともにエレベーターが設置され、名実共にバリアフリー駅となりました。