市議会ニュース第三十・三十一号  
 

 【東久留米
コンパクトシティ構想】発表!! 
複合的なまちづくりを目指して


 平成十八年九月、十二月に第三回・第四回市議会が開催されました。
 両議会とも一番の懸案課題は、市によるイオンショッピングセンター誘導問題でした。
 馬場一彦市議は

1.都市計画法・まちづくり三法に違反していること。

2.市は税収アップというが実際は五千万円程度しか見込めないこと。

3.本来ならば負担しなくていい道路建設費を三億四千五百万円も東京都の為に支出し、将来はタダで都にあげてしまい、借金は市民が負担していくこと。

4.大型ショッピングセンターを進出させる為に、教育財産である第五小学校の校庭を削ってまでして、便宜を図ろうとしていること。

などを糺しました。しかし、市はまともに答える事ができず、更に与党からはそれを取り繕うように馬場一彦市議に対して懲罰動議を出す始末で、東久留米市議会は言論弾圧の嵐と化しています。




馬場一彦が考える
「東久留米コンパクトシティ構想」

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ここが変だよ!
市のイオンSC誘導計画 Vol.2


規模を縮小するべき!
西東京市の生協やマックスバリュー程度の規模で十分!


 お買い物ができる場所があると便利ですが、5.5万uもの商業施設(駅前ヨーカドーの5倍)は大きすぎます


税収増は大ウソ!
法人事業税はたったの5100万円


 市の資料には法人事業税は5100万円と明記されています。売り上げが400億〜500億とも言われていますが、税金は正社員数で算定される為、市にはほとんど入ってこないのが現実です。事務系企業の誘致を!


3億4500万円は市民の借金に!!
道路をタダで東京都に譲渡?


 本来は都施工の為、市負担はゼロの都市計画道路。にもかかわらず、イオンSCの為に急遽、市が3億4500万円を支出しようとしています。このお金があれば、福祉会館や市民生活館は売らなくてもよく、ミニバスの運行だって実現できるかもしれません。


イオンSCの為に、第五小学校の校庭を削るとは
・・・情けない!


 これは、言葉にもなりません。教育財産である校庭を、一企業の為に平気で削ろうとは言語道断!


まちづくり3法、都市計画法では大型商業施設化は不可!
私権を制限される、地区計画区域内の住民合意を取らずに強行!


 平成18年5月31日に改正都市計画法が公布され、第一種住専の商業地化は不可と、市担当は議会でも答弁しています。民間事業者ならまだしも、行政が駆け込みでどうにかしようとはあきれ果てたものです。
 地区計画を行う時は、最初に区域内の住民合意及び気運の高まりを得てから、条例設置の『まちづくり協議会』等を開き市民の合意を段階ごとに得ながら『都市計画マスタープラン』に沿って進める事が運用基準に明記されています。しかし我が市では、行政が市民の声を全く聴かずに勝手に進めている状況です。



乳幼児健診時に、わくわく健康プラザまで
臨時送迎バスを出すことを提言!!

 東久留米市では3〜4か月児・産婦、1歳6か月児、3歳児の集団健康診査を実施しています。乳幼児健診はわが子の発育状況を確認し、また、問題があるときには専門医師からアドバイスを聞くこともできる為、保護者にとってはとても有益なサービスです。しかし、特に3〜4か月の乳飲み子を抱いてわくわく健康プラザまでの道のりは大変険しいものがあります。健康プラザまで交通不便な地域から乳幼児健診に行くのに、例えば南沢5丁目に住んでいるお母さんはまずバスでひばりが丘駅までいき、そこから電車とバスを乗り継いで健康プラザまで行くそうです。待ち時間なども考えると一時間から一時間半はかかる行程で、中には1時間かけて歩いて行ったという人もいます。
 調べたところ、バスの費用は一日借りて4万円程度で済みます。3〜4か月健診は年に16回ありますので、約64万円。2ルート出したとしても年間で128万円です。実現できるよう今後も粘り強く議会で取り上げていきます。



馬場一彦市議に対する懲罰決議のてん末記

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数の暴力!
言論弾圧の市議会

 平成18年9月と12月議会で、馬場一彦市議に対して「猛省を求める決議」が野崎市長与党の、賛成多数で強引に可決されました。そのてん末をお伝えします。
(傍聴者N氏寄稿)
 9月議会では、いつも配布している市議会ニュース29号の内容が、与党議員の見解と異なる、要するに気に食わないから「猛省しろ」ということのようです。議員たるもの見解に異議があるなら、堂々と反論の弁を述べるか、自分のチラシで正当性を主張すればいいことであり、馬場市議の言論を封殺する為に、数の暴力で弾圧するとはあきれ果てたものです。
 12月議会では一般質問の中で、イオンSCに関しての市民アンケートで「・・・イオンSCを積極的にすすめる市長及び賛成議員にきな臭さを感じます・・・」とアンケートに書いてあったことを紹介しただけで、有無を言わせず懲罰動議となりこれまた与党の賛成多数で「猛省しろ」となりました。一体何を慌てて隠したかったのでしょうか?市民には不思議なことです。