市議会ニュース第九号  



 一般質問

1:中学校給食について
Q1 アレルギー対策をどう考えているのか?
また給食全般について親や子どもたちのニーズを
調査してはどうか?
A1 一ヶ月単位で弁当を受け付ける予定。
アレルゲンの含まれる食品等が使用されている時は
保護者の判断で弁当にして頂く。
今後、教師や栄養士等による調査研究会を設置して
ニーズ調査を含めた、給食の問題全般に対応していく。
(学校教育部長)


Q2
配送や回収の際、安全性や
学校教育への影響に対する配慮は?
A2 配送車やコンテナ、給食を入れる容器に気を配り、
安全かつおいしい給食が食べられるよう配慮する。
行事等で食事時間に影響が出ても、
食器回収は午後の授業開始後なので、
食事そのものに影響はないと考えている。(学校教育部長)


Q3 平成17年度までに毎年経常経費が
数億円不足することが予想される現在の財政状況下で、
中学給食運営のランニングコスト(2億6700万円)を賄えるのか?
人員配置計画等を踏まえて回答を。
A3 都の基準を基本にし人員を配置する。(学校教育部長)
小学校で行っている給食を中学の方にも拡大するという形で、
その小中学校総体を考えると、
12年度の5億5000万も22年度には5億4700万になり、
負担を減らしたい。(市長)


2:コンピューター教育について
一人一台の整備計画を!!
Q1 小中学校におけるコンピューター教育の際に、
2人に1台の現状では、生徒・児童同士の習熟度に
差ができてしまっているが、1人に1台にすべきでは?
また、その際に問題となるコストは?
A1 国の整備計画に従い、市でも児童・生徒一人1台に向け、
予算措置を市長部局に依頼していく。
その際はコンピューター室の拡充よりも
ノート型パソコンを導入したいと考えている。
コンピューター本体のみならず、デジタルカメラ等
周辺機器、教材用ソフトも一定の水準を確保しているので、
現在の1校(16台)当たり約23万円というコストになっている。
(学校教育部長)



3:余裕教室の有効活用について
Q1 学童保育所の増築等の対応をしてもなお、
待機児が発生した際の解消法は?
小学校等の余裕教室を利用しては?
A1 児童推計に基づいて計画を立てており、
現状の対応は十分なものだと考えている。
もし出た際には学童の定員弾力化または
他学童保育所への振替を考えている。
余裕教室活用も選択肢の一つだが、諸機関と調整が必要。
(健康福祉部参事)


Q2 学童保育所の定員の全体的な検討に対する見解は?
A2 市条例では児童の保育指導定員は概ね35-45名。
社会変化によって指導単位を市長が変更できるため、
現在は35-80名と幅がある。
本年4月1日現在、定員(827名)に対して
82%の入所率となっている。入所率には地域差が見られる。
児童推計と現場職員の声を踏まえて今後も対応したい。
(児童福祉課長)


Q3 余裕教室活用を含めた総合的な学校の地域開放に対して
前向きに考えているのか?
A3 学校教育環境の質的整備を基本に、
生涯学習の社会教育活動への開放、
次に老人ホームや保育園などの地域施設への
開放を考えている。
空き教室があればどんどん開放していきたい。(教育長)

 

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記事

今回(6月議会)の補正予算


『総額12億3.768万1千円』の内訳
6月議会の補正予算では
何点か私たちの生活に結びつくことが可決されました。
主なものは以下です。

1.乳幼児医療費の所得制限緩和と年齢制限の引き上げ
   ・今回の改正により東久留米市内87%の児童が10月から
    医療費が無料になります。
2.第2小学校学童保育所の増改築
   ・女性の社会進出が進み、少子化にもかかわらず、
    学童や保育園のニーズは高まり待機児がでています。
    今回はそれへの対応です。
3.公害対策費
   ・ダイオキシン調査費。
    近隣市と実施する方向で考えています。
4.商工振興費
   ・「元気出せ商店街事業」を実施。
    これにより各商店街独自のイベント(歳末セールなど)が
    規模を大きくして出来るようになりました。

 

〜トピックス〜

乳幼児医療費助成制度については何回か取り上げてきました。
6月議会で従来よりさらに年齢枠が小学校入学前に
そして所得制限も拡大されました。
しかし23区は依然として所得制限枠はなく無料です。
あと少しで所得制限枠撤廃を実現できそうです。
これからも東京都へ粘り強く訴えていきます。

 

小学校、中学校を見学してきました  馬場一彦


5月に5小と1小そして南中を見学させていただきました。
特に今回一般質問でも取り上げたコンピューターの授業も
子供たちと一緒に受けてみました。
やはり二人で1台のパソコンに向かっている姿を見ていると、
すぐに家にパソコンを持っている子と
そうでない子が一目瞭然でわかりました。
なんといっても進み具合と理解度が違うため
差が開いてしまっていました。
進みが遅い子はそのうち飽きてしまい
時間が過ぎるのを待っています。     

必須ではありませんが今日のIT社会を考えると、
やはりパソコンは使えたほうが
その子の将来のチャンスが大きく広がると思います。
東久留米市も財政状況は厳しいですが
他市並みに一人1台の体制を早急に計画する必要があると考え
市側に提案しています。
その際には、教室改造などで経費をかけないように
ノート型パソコンにすることも大事だと思います。

子供たちの生の声もたくさん聴け、とても勉強にもなりました。
これからも市内全校を回ろうと思います。

 

 

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