それははるか遠くから来た1通の電子メールで始まりました

『つかぬことを伺いますが・・・
一般的な反射望遠鏡であるニュートン式反射望遠鏡の主鏡を,
放物面鏡にする理由
なんでしたっけ?』

そのまま回答すると
平行光線が1点で焦点を結ぶ凹面は放物面だから

この回答ではあんまりですので、
放物面で平行光線が1点で焦点を結ぶ証明を考えてみました

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今、y=ax^2 という放物面(線)で y軸正方向[上]からの入射光が
うまく1点で焦点を結ぶという証明を、してみたいと思います。

原点(放物面の中心)からx方向(外へ)r だけ離れた点 (x,y)=(r,ar^2)に
届いた光が どう反射するかを考えることにしましょう。

この点での放物線の傾きは、微分により 2ar ですので、接線は
y=2ar+y0 となります   (y0はy切片)



ここで、x=r+1 の線を引き、
y=2ar+y0 が対角線となるような長方形を作ります。
線分ab=2ar、線分bc=1 の長方形abcd
 (縦:2ar 横:1 です)です。
また、焦点を反射光が光軸と交わる点(焦点)をとし
y=2ar+y0のx切片をeとします。


まず、半直線fbを延長して、
dcを延長した線との交点をとします
から線分bdへ垂線を下ろし、
交点をとします。
     


     角dba(入射角)
    = 角ebf(反射角)
    = 角dbg(対頂角)
    = 角bdg(入射角に対する錯角)

よって三角形gdbは二等辺三角形

bi=id


dba= 角bdg(入射角に対する錯角)
bad = 角dig = 90度
よって 三角形badと三角形digは相似



相似を利用して babd = di dg

  そこで ab=2ar、ad=1 なので、
bd= root ( 1 + 4 * a^2 * r^2)


2ar : bd = di : dg
三角形gdbは二等辺三角形なので、
di = bd ÷ 2

2ar : bd = (bd÷2) : dg

  dg = bd×bd ÷ (2 × 2ar)
bd = root ( 1 + 4 * a^2 * r^2) を代入すると]
  dg = ( 1 + 4 * a^2 * r^2 ) /4ar
  dg = 1/4ar + ar
そこで   cg = dc - dg
   cg = 2ar - (1/4ar + ar)
   cg = ar -1/4ar


cg / bc が 反射角の傾きなので bc = 1なら
反射角の傾きは ar - 1/4ar となる

よってこの方程式は (反射光です)
y = ( ar - 1/4ar ) x + k
で k が y切片です


この方程式は
(x,y) = (r,ar^2)を通るので
ar^2 = ( ar - 1/4ar ) * r + k
k = ar^2 - ar^2 + 1/4a
= 1/4a

となり y軸と点(0,1/4a)で交わり(y切片)、
この値が、r(鏡面の中心からの距離)に
対して変化しないため焦点は1点です。

中心からrだけ離れた点で反射した光は
必ず鏡面の中心から1/4aだけ離れた光軸上の
点を通る(これを焦点と言います)訳です。
また、1/4aが焦点距離です。

以上
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21 14:13:28