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2005年読破作品一覧


『病床六尺』正岡子規

日本新聞に掲載されていたエッセイをまとめたもの。
ここまで、4冊、正岡子規のエッセイを読んだけど、よくよく考えてみると、書いてある内容は、割に自己中心的な気がする(^^ゞ「日本文学」「俳句界における第一人者」というファクターがなかったら、自己顕示欲が強くて嫌なやつ、と思ってしまうかも。
子規は最後の新聞掲載記事が載ったその2日後に亡くなったそうです。
最後まで書くこと(つまり生きること)にしがみついていた人間ーー命を削って書かれた文章は凄まじいと思いました。