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小江戸・川越を行く その1/2005.01.09 sun.

雑誌「散歩の達人・2004年10月号」で紹介されていた、川越の魅力ある近代建築をデジカメに収めるべく、川越散策に出かけてきました。さて、何に出会えるかなぁ?


中央通り、一番街(蔵通り)
2階部分の窓は古めかしい。 ペットショップ。
四辻にある建物は
印象的に出来ていることが多い。
屋上部の装飾が素晴らしい。

本川越駅(西武新宿線)を出て、左手、中央通りへと向かう。
商店街となっているこの通り。立派に現役の古い建物が早速出迎えてくれました。
お土産屋さん。 四辻に建つ味のある建築。 豆菓子屋さん。超人気♪
看板が立派! 2階部が重そうです。

中央通りを進んでいくと蔵通りにつながっている。
この通りを見た瞬間、江戸時代にでもタイムスリップしたかと思いました。
日本瓦も重厚な建物が連なっている大通り。素晴らしいです。
横道にもこんな建物がたくさん。 街のシンボル・時の鐘。

蔵通りを横道に入ったところには、この街のシンボルらしい時の鐘の高い櫓がありました。
道一本入っただけで車が全然来ない。でも観光スポットなのでたくさんの人で賑わってました。

■きんかめ

昭和2年築の時計店。
「ないものはない」という名文句が素敵です。
なんだかクラフト・エヴィング商會を思い出してしまいました。

■旧八十五銀行本店

大正7年築。
今はりそな銀行川越支店です。

日本銀行(日本橋)、旧正金銀行(横浜)と銀行建築を見てきましたが、緑のドーム、白い壁が銀行建築には多く見られる特徴のようです。










カクカクした壁面が印象的。→


■田中屋美術館

明治38年頃築。
1階が喫茶店、2階が美術館になっている建物。
外観は洋風だけど、建物自体は「土蔵造り」というものだそうです。

ここで一服。
私は焼き芋コーヒー&芋プリンを注文してみた(芋は川越の特産品です)。焼き芋コーヒーは、ほぼコーヒーなのだが、後味にほんのり甘い味がした。プリンは問題なく美味しかったです♪

店内はホーローの看板や古いポスター、昔のレジスターなどが飾られていてレトロチックでした。こんな空間でお茶したら、お茶がより美味しく感じられます(*^_^*)

2階の美術館も鑑賞。
こちらは川越ゆかりの作家さんの作品が展示されていました。貴重なもの見れた。

窓と柱のデザインも素敵。→


■旧山吉デパート

昭和11年築。
川越初の高級百貨店だったそう。

現在の感覚からすると「百貨店?」という規模の建築物。でも、正面に4本の柱があったり、四角張っているところは信用・信頼の象徴なのかも?

■大塚美容院

昭和2年築。
洋風長屋。こんな感じの建物が3軒くらいつらなっている。
屋上近くの壁には屋号のような綺麗なレリーフが見られます。
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