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都電荒川線を行く。/2005.07.23 sat. | |
行ったことない街へ行ってみよう!シリーズ・第●弾。今回は都電荒川線沿線にある近代建築を見に行ってきました。 |
旧古河庭園 |
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■データ 竣工年 大正6年(1917) 設計 ジョサイア=コンドル 施工 −− 行き方 自分は都電荒川線・飛鳥山駅から歩いていきました。20分くらい?飛鳥山からだと遠いので、南北線・西ヶ原駅とか京浜東北線・上中里駅なんかから歩くのが妥当と思われます。 開館情報 9時〜17時(年末年始休み) 庭のみ150円 建物内部見学は事前申し込み。確か別料金。 |
この建物は、古河虎之助の別邸として建てられたものだそうでう。 石造りで、非常に存在感のあるどっしりとした印象の建物でした。 |
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上野の旧岩崎邸や、神田のニコライ堂を設計した、ジョサイア=コンドル設計の建築。そして素晴らしい洋風庭園もコンドルが手がけたとか。 これは脇から撮影したところ。左端に写っているのは相方さん(笑)。さりげなく激写? |
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庭側から撮影したところ。 左右対称に見えそうで、よく見ると対象でない。面白い。 時間が遅かったので入れなかったが、庭を見ながらお茶をすることが出来る。 次回は事前申し込みして内部見学させてもらって、カフェでお茶するぞ! |
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このテラスでお茶をすることが出来る! | ステンドグラスの素敵な幾何学模様の窓。光が入ったらさぞ綺麗だろう。 | 表玄関。こちらも素敵なステンドグラスが使用されている。ぜひドアノブを自らの手で回してみたい!(←ドアフェチ) |
雑司ヶ谷旧宣教師館 |
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■データ 竣工年 明治40年(1907) 設計 −− 施工 −− 行き方 自分は都電荒川線・雑司ヶ谷駅から歩いていきました。10分くらい? 開館情報 9時〜16時30分(月曜日休み) 無料 |
この建物は、アメリカ人宣教師J・M・マッケーレブが建てたモノで、マッケーレブがアメリカへ帰国するまでの34年間暮らした家だそうです。ここを拠点にマッケーレブは、宣教活動を続けたそうです(パンフレットより)。 |
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この建物は、豊島区内に現存する最古の近代木造建築だそうです。 木造総2階、全体のデザインはシングル様式で、細部のデザインはカーペンターゴシック様式というモノだそうです。この様式は、19世紀後半のアメリカ郊外住宅の特色であるとか。 (パンフレットより) 下見板張りの素敵な建築でした。これが無料で開放されているというのが素晴らしい!殆ど手放し状態で見学できました。 階段の手すりなども素敵だったし、床板などはおそらく昔からのモノなのではないでしょうか?すごいツヤが出ている綺麗な床板でした。 2階の天井は竹が渡してある、シンプルながらも味のある天井でした。渋い! 1階の居間にあったマントルピース(暖炉)は、こぢんまりとしていたけど、細部が綺麗で素敵でした。 また、ガラス窓が非常に大きくて、とても涼しげな、開放感溢れる印象のお家でした。 |
(おまけ) | ||
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旧宣教師館の傍にあった廃墟っぽい蔵(?)。 | 我らが夏目漱石のお墓!とうとう自分も墓マイラーに! | 雑司ヶ谷霊園には数多くの著名人が眠っているので、今度はぜひゆっくりとお参りしたい。 |
参考文献 雑司ヶ谷旧宣教師館パンフレット 旧古河庭園パンフレット 建築散歩24コース〜東京・横浜近代篇/山川出版 |