『ラヂオの時間』

今をときめく脚本家、三谷幸喜の(たぶん)映画最新作。フジテレビが殆ど電波の私物化と言わんばかりに売り込んだ感はあるのだけど、そういうのとは関係なく面白い作品だと思う。

ほとんどの場面はラジオのスタジオであり、何となく舞台演劇の雰囲気を見せている感がある(と思ったら、実際に舞台用の本を元にしてるらしい)。で、脚本は毎度毎度の三谷節というか、言葉の掛け合いが実に面白い。また、宮本信子がチョイ役で出てたり(最後のクレジットロールまで気付かなかった!)、エンディングテーマも実際は布施明が歌っているのだが、彼の劇中役名である「堀ノ内修司」でクレジットされていたりと、言葉以外にも画面の端端に無言の洒落が入っていたりする。

是非ともビデオで見てもらいたい傑作。


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