"The Right Stuff"

知ってる人は知っている、アメリカ製のいわゆる「英雄モノ」。音楽が『上品ドライバー』で使われてたりするので、オープニングを見ると、ああこれだという気になるかも知れません。

メチャメチャ長尺で(3時間以上!)ビデオで借りるのをちょっとためらってしまうほどなんですが、見てみるとちっとも長さを感じません。ストーリーそのものは比較的単純で、要は「限界に挑む男達と、それを見守る女達」でほとんど全て言い尽くしています。その単純なストーリーが、またとても淡々と展開するのですが、それでも飽きないんですよね。それだけしっかりした映画になっていると言えるでしょう。まあ、男として共感できる部分があるからかも知れません。

大気圏でマッハの壁に挑む男達と、大気圏を超えることに挑む男達。前者は後者のために予算を削られ、後者は猿と揶揄されながら、それぞれが「パイロット」としての誇りを持って挑戦を続ける。単純ですが、カッチョイイです。

ちなみに、ジョン・グレン(米国上院議員で、再度宇宙に行くとか言っているジジイ……の若かりし頃)を演じたエド・ハリスって、どこかで似たような役を見たような記憶があるなあと思っていたら、実は "Apollo 13" でジーン・クランツの役をやってたんですね。管制センターのシーンがダブってたわけです。

1983年の米国映画。ビデオは2巻セットになっているので注意しましょう。DVDも出ているみたいですね。うーーん、買っちゃいそう。


fujimoto@eva.hi-ho.ne.jp

Back to 映画の小部屋

Back to Fujimoto's HomePage