『80's ALIVE』

最近はベスト盤、コンピレーション盤の花盛りである。売る側からすれば当たり外れが少なく、元手もそれほど掛からないということなのだろうし、買う側にしても最近のパソコンソフトよろしく「お試し版」としてのベスト、コンピ物は有難くもある。

ベスト盤やコンピ盤にはもうひとつ、「昔聴いたあの曲をもう一度!」という目的もある。『80's ALIVE』は〔ブルー〕、〔イエロー〕、〔レッド〕の3巻シリーズで、私の世代(1980年代の中学・高校・大学生)にはおそらく涙モンだろうと思われる曲のオンパレードである。〔ブルー〕は選曲がイマイチ私の趣味に合わないのでまだ未購入だが、他の2つはサクッと購入してしまった。

何せ、で出しから A〜ha の "Take On Me" だもんね。例のビデオクリップが思わずマブタに浮かんで、ノッケから涙チョチョ切れ。他にも デイヴ・リー・ロス、メン・アット・ワーク、バングルス、ポール・ヤング、マイアミ・サウンド・マシーン(グロリア・エステファンのソロじゃないよ!)、シーラ・E などなど。ちょうど、テレビ朝日で小林克也がやってた『ベストヒットUSA』とか、 TVKの『ミュージックトマト』、千葉テレビの『OKAZUはロック』などで取り上げられたアーティストが目白押しだ。最近ではカラオケも洋楽が充実し、'80年代のポップやロックも選択の幅が増えている。練習用CDとしても悪くないだろう。

ちょっと前はクイーンやディープ・パープルなどの'70年代ものが CMによく使われていたが、最近ではこうした'80年代のポップ、ロックが頻繁に使われるようになっている。これは恐らく、CMを作る側と主たる購買層の双方が'80年代組になっているということなんだろうなと思い、自分の年齢に思いをはせる今日この頃である。

(まったく余談だが、『OKAZU…』の直後数分の時間枠を買って自分の番組「ジャガータイム」をやっていたジャガーって、今何をしてるんだろう。あと、千葉テレビと言えば午後のひとときに静止画面+音楽だけの『お茶の間BGM』なんつー手抜き番組もあったなあ。)

補足:

〔ブルー〕買いました。イマイチ合わないかと思ったら、「聞いてみたら実は知ってた曲」というのが結構多くて、これはこれで良かった。


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