竹中直人『Merci Boku』

高橋幸宏がパーソナリティを務める(本当か?)テレビ朝日金曜深夜の「AXEL」で紹介され、ちょっと気になっていたものの買う機会を逸し、その後中古CD屋でたまたま見つけたアルバム。今をときめく竹中「秀吉」直人が、ほんの1年前にはこんなことをやっていたのだなあと思うような怪作(いや、大河ドラマの演技も十分「怪演」だけど)である。

「AXEL」で紹介されるのも当然で、これは高橋幸宏のプロデュースによるものである。全曲にわたってドラム等のパートも担当し、ラストの曲(?)『流しのふたり』ではチャーリー・ボブ彦として「スネークマンショー」ばりのコントにも登場。ちなみにこの曲のクレジットも「作詞+作曲+編曲 チャーリー・ボブ彦」という念の入れようである。

出色は6曲目の『ドクトクくん』。竹中直人本人の作詞・作曲で、竹中氏ならではの異様な世界を軽妙に歌い上げるという、もう何だかわけの判らない世界。

全12曲で3000円。 CON-SIPIO RECORD なる聞いたことのないところから発売。


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