CD-ROM時刻表……!

「弘済出版と日立情報システムが、CD-ROM時刻表というのを4月に出す」というニュースを見た。

鉄道を利用した目的地までの経路・運賃などを知るためのソフトは、現在でも「駅すぱあと」などがあるのだが、列車時刻は主要なものしか記録されていないので、所要時間などは結局のところ平均でしかない。時刻表の電子化は、多くの鉄道ファン・旅行ファンの求めるところであったろうし、いろいろな意味で便利になることが想像できる。

と、思ったら……

何と、最初のCD-ROM時刻表は「ページを光学的に読み取った画像データ」なんだそうだ!!!!う〜ん、まあ、あの分厚さが無くなるのと、ページ検索が多少なりとも楽になるというのはあるのだろうけど、何というかひどく肩すかしを食った気がする。将来的には既存の運賃計算ソフトなどで利用可能なようにすることも考えているということだが、それなら最初からそうやって欲しいもんだ。まさか今時、時刻表を全部手と紙で管理するなんていう猿みたいなことはやっていないだろうし、その意味では文書データ化する方がはるかに簡単だと思うのだが、ひょっとして著作権関係のことを気にしてこういう形態になってしまったのだろうか。

とにかく、早急に画像データから文書データへの方針転換をし、データフォーマットも公開して任意のソフトウェアからの利用を可能にして欲しいものである。そうすることで、結局は旅行に対する興味が高まり、あるいは敷居が下がってJRも得をするんじゃないのかなあ?と考える、今日この頃である。


fujimoto@eva.hi-ho.ne.jp

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