最近メディアなどで頻出する新造語などを取り上げるコーナーらしいのだが、例によってインターネット用語も顔を出している。
で、「ジャンクメール」ってのがあって、まあ確かにこれはいろいろ問題になりつつあるものなのでタイムリーではあるのだが、電子メールの行き先が「ホームページ」だっつーのは完全な勘違いだよな。書いた本人が勘違いしているのは論外として、素人向けの表現のつもりにしても、「e-mailアドレス」という用語が十分浸透しているのだから、そっちを使えば済む話。まして、「ホームページに勝手に書き込み……」を本当にやろうとすると、 CIAの事件じゃあるまいし、ジャンクメールを送るバカ野郎やバカ会社程度の技術ではどうしようもない。
見ると執筆は「新語アナリスト」なる人物なのだが、どういうアナリシスをやっているのか不安になってしまう。1つの記事で全てを判断するのは過ちではあるが、何せその他の記事についてはこちらは専門家ではないので、「自分の知る限りの問題を間違って書いているとなると、他の(自分のよくわかってない)問題もひょっとして……」という気分になってしまうわけである。
政治陰謀マニア雑誌SAPIOには、もうちょっと頑張ってもらいたいと思う。