今日の何だかなあへ戻る 久々の「何だかなあ」更新だ。今日は石原慎太郎。
東京の人間でも意外と関心が低いかも知れないが、奥多摩に程近い「日の出」という場所にゴミの最終処分場が建設される。で、やっぱり反対運動があるわけ。実際問題、奥多摩周辺は東京に残された数少ない緑の土地だし、別の処分場に関して情報隠蔽みたいなことがあって行政側への不信感はぬぐえないわけで、反対運動には大いに共感できるものである。
でまあそれはともかくとして、処分場は安全だとオウムのように繰り返す自治体に業を煮やした反対派は、ここは一つ上位の自治体に仲裁を頼もうということで、石原慎太郎東京都知事にアポを取りに行った、というのがJNNニュースバードで取り上げられていた。対応した都知事の秘書だか補佐だか知らないがそいつが言うには、「知事は日程が詰まってまして」。
誰だよ、中国にイチャモン付けるためだけに台湾だの何だのに外遊してた奴は。
ああいうのに割ける時間はあっても、本来仕事すべき東京の片田舎には出かける義理はないっちゅーわけね。
さらに、何で日の出問題に関わらないのかを問われて石原慎太郎曰く、「ここで都知事が出て行って、鶴の一声で10年かかってやってきたことをひっくり返したら、行政が成り立たない」。
誰だよ、何十年も掛けて計画されて「地下の山手線」と銘打たれて公募名称も大体固まっていた地下鉄を、「だって環状じゃないじゃん」の鶴の一声でひっくり返し、あまつさえ「都営大江戸線」などという恥ずかしい名前にしちゃった奴は。
要するに石原慎太郎ってのは、都知事という地位を使ってメディアを集めてスタンドプレーをしたいだけ。言いたいことは言うし、いかにも国と戦ってますぜ的な政策はぶち上げるけど、本当に市民に密接に絡むことからはケツまくって逃げるだけのチキン野郎だっちゅーことですな。
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