人の神経を逆撫でする東京電話。

ここんとこ、一瞬「何だかなあ」と思ってもすぐに忘れてしまうのであまり書かなかったんだけど、久々の「何だかなあ」が出た。 『東京電話』って、関東地方の人は良く知ってると思うけど、東京電力系の通信業者である東京通信ネットワーク(TTNet)がサービスを開始した音声電話。 NTTよりも安い「市内料金、3分9円!」というのが売りなんだけど、残念ながら今のところISDN回線では東京電話に加入できない。

ISDN利用者たちは、秋に予定されているISDN対応を心待ちにしていた。しかし、NTTに接続する場合にTTNet側が払う接続料金の設定が高すぎたため、 TTNetはISDN対応を無期限に延期してしまった。ここまでは、まあいい。これはTTNetの落ち度というより、NTTがISDNに関してあまりに高い料金設定をしていることが問題だと思うのである。

が、ここからが東京電話の問題。 うちはISDNなので、当然「無期限に」東京電話を利用できないのだが、それでもうちに勧誘してくるのである!それも一度や二度では済まないわけで、こっちとしてはそのたびに「うちはISDNなんですが、それでも加入できるんですか?」と聞く。電話の向こうの営業ババアはこちらより商品知識に乏しく、「それだと秋まで待たないといけませんね」とか、ヒドい奴だと「大丈夫です」と断言する。こっちが念を押すと、おかしいと感じたのか後方にいる(らしい)上司に確認し、「申し訳ありません。ISDNでは加入できません」と来る。

だったら、最初からサービスの対象としていない人間に勧誘電話なんかかけてくるんじゃねえ!と怒ると、「こちらは電話帳で電話番号を調べておりまして、お宅様がISDNかどうかという情報が手元にありませんものですから……」バッキャーロー!そんなことが理由になるか!こっちはたまの休日で、家でゆっくり物思いにふけっちゃったりしてるんだこん畜生!と、久々にキレたふじもとはTTNetに苦情のメールを投げ付けた。とはいえ、ゴールデンウィークのせいか、たかが一個人の迷惑など知ったことでは無いということなのか、今のところ反応は無し。

追加:その後TTNetの担当者からメールが来た。「個別に勧誘を止めるのは難しいが善処する」みたいな内容だったが、その後勧誘電話が来なくなったので何らかの改善は図られたのかも知れない。

TTNetも加入者を何とか増やしたいと四苦八苦しているのだろうが、こういう無分別というか無差別爆撃的な勧誘をすることで逆に気持ちが離れてしまうユーザーがいることも憶えておいて欲しいなあと思う今日この頃である。

余談:

とはいえ、やっぱり元凶のかなりの部分は、NTTがISDNに関わる料金をひたすら高額に設定していることだと思う。 TTNet→NTTの接続料金がアナログ回線並みならば、 TTNetだってISDN対応を延期する必要はなかったのだろうし、それ以外にもNTTのISDN関連サービス料金は(ダイアルイン料金やナンバーディスプレイ料金、テレホーダイ料金など)どうして高いのかと非常に疑問に思う次第である。


fujimoto@eva.hi-ho.ne.jp

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