このページをご覧の諸氏の中には、手持ちの音楽CDをパソコンのCD-ROMドライブで聞く人もいるだろう。で、ある日たまたまCDを入れたところ、突然謎のプログラムが起動してビックリした事があるかも知れない。
これは俗に「CD-Extra」と言われるもので、音楽CDの空いている部分にプログラムやビデオクリップ(互換性等の点からQuickTimeムービーであることが多い)を記憶させてあるのだ。こういうのがあるのを初めて見たのは Dreams Come True のCDだったが、最近ではずいぶん増えてきたようで、私が今手元に持っている物の中でも以下のようなものがある。
手元のCD(約150枚)からするとまだまだ少数派ではあるが、コンピュータの普及を感じさせる傾向である(Shockwaveで作成されることが多く、WindowsやMacで無いと再生できないのが難点だが)。
さて、では何故このページで取り上げるのがCD-Extra全般ではなく、「triple joker」だけなのか?それは他のCD-Extraコンテンツに比べて、「ちょっとだけ」だけど気の利いたワンクッションがあるという点だ。それはまさにただひとつ、起動時に
CD-Extraを起動します
というダイアログボックスが表示され、起動するかしないかを選択できるという点。
何だその程度か、と言うなかれ。ふじもとはCD-ROMドライブを音楽CDプレーヤー代わりに使う頻度が高く、そのためWindowsにおけるCD-ROMドライブの設定は「自動実行」にしてある。これだと、CDを入れた場合に自動的にCD再生ソフトが起動して演奏が始まるので、とても楽である。ところが、この状態でCD-Extraの入ったディスクを入れると、問答無用でExtraを自動実行してしまうのだ。 Every Little Thing の Extra なんて、中身はほとんど無いくせに起動してすぐ終了させようと思っても1分ほど無駄なロゴがデスクトップを占領してしまうので、大変困る。一方、起動時に上記のようなダイアログを表示してくれる場合は、 Extraを見たいときには「はい」を選択すればよいし、音楽を再生したいなら「キャンセル」を選択すればよい。
ヒジョーに細かい部分ではあるのだけど、こういう部分で気配りがあると、印象も良くなるという好例だろう。
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