東京ジュニア・コーラスの歴史   天ヶ瀬 恭三
LaLaLa No.27(第十回)

   年 表
一九四六年(昭二一)
 一・七   奥沢小学校卒業生、金森先生の呼びかけに応じて参集。
 二・二八  奥沢小学校同窓会第一回総会参加。
 三・三   お雛祭り子供会。
      「奥沢小学校同窓会音楽同好会」の名の下に発足。
 九・一   奥沢小学校同窓会第二回総会。六○名の人員を擁して登壇。
 九・十四  レコードコンサート開催。  佐原氏飄然と現る。
一九四七年(昭二二)
 三・二七  奥沢小学校卒業生歓迎会。男声四重唱。
 四・一   幹事更迭(大島・数野→佐原・数野)
      三輪冨康氏指揮者として招聘。
 四・十五  会員範囲を奥沢小学校同窓生以外に迄拡張。
 五・三   演劇同好会と合同発表会。人員十五名。
 十・十二  第一回研究発表会。於小学校音楽室。人員三十名。
      鷲見五郎、清水勝雄の両氏を客演として招聘。
 十・三一  三輪先生コンクール入賞。
一九四八年(昭二三)
 二・二八  東京ジュニアコーラスと命名。
 四・一   幹事更迭(佐原・数野→池田・天ヶ瀬)
 五・三十  放送劇「新版カチカチ山」に出演。人員十五名。
 八・九~十一 箱根清遊、参加者八名。
 九・十五  鷹羽芸術村運動に参劃。
 十・十  東京ジュニアコーラス月報第一号発刊。
 十一・一  鷹羽芸術村運動中止。
 十二・一  奥沢小学校創立十五周年記念日出演。人員十五名。
 十二・二五 忘年懇親慰労会。
 十二・二六 放送依頼の電報受信。
一九四九年(昭二四)
 一・八   放送「私たちの音楽」に出演、人員二十名。
 五・二九  第二回研究発表会。於小学校小講堂。人員十五名。
      林リリ子、別所恵子、石川治子の三女史を客演として招聘。
 八・二二  奥多摩遠足、参加者十名。
 十二・二五 第三回研究発表会。於小学校音楽室。人員十五名。松本とし枝女史招聘。
一九五○年(昭二五)
 四・十六  幹事増員(池田・天ヶ瀬→佐原・池田・天ヶ瀬)を機に
      組織的運営の方策を講ず。
 四・三十  新会員大募集。四十名に膨張。
 五・一   会費三十円に値上。
 五・十四  月報を「LaLaLa」と改名。
 六・四   懇親会。
 七・十   関東合唱連名に加入。
 八・二十~二二 箱根清遊。
 十・二二  合唱コンクール参加。四十四名。
 十一・五 「LaLaLa」をB6四十頁に改版。
      編集を数野氏外二・三名となる。
 十二・十  二、三曲を録音する。
 十二・十七 忘年懇親音楽会開催。
一九五一年(昭二六)
 一・四   羽根つき大会。
 三・二一  向ヶ丘へピクニック、参加者十三名。
 四・一   大々的会員募集、七十一名になる。
 六・十七  合唱祭参加。人員四十一名。
 七・一   懇親会。「LaLaLa」主催。
以上


   既成曲目表
(下の数字は発表した年月日を表わし、<放>は放送、<録>は録音、Ⅰ、Ⅱ、Ⅲは夫々第一回、第二回、第三回の研究発表会を示す)
故郷の廃家(英民謡)                             四六・三・三
オールド・ブラック・ジョー(フォスター)                    〃
森の歌(キュッケン)                             四六・九・一
希望のさゝやき(ホーソン)                           〃  
おゝ雲雀(メンデルスゾーン)
ボートの歌(アラー)
汽車(作曲者不詳)
帰省(独民謡)                                四六・九・一
この道(山田耕筰)                                〃
谷間のせせらぎ(独民謡)
聴け雲雀を(シューベルト)
三匹の蜂(ツルーン)                            四七・三・二七
秋の夜半(トセリー)                               〃  
Im Mai (独民謡)                                  〃  
さくら(日本古謡) 
讃美歌 第三七○番
 〃  第三七一番
 〃  第三七二番  
静かに行けアフトン河(作曲者不詳)
もくせい(磯部俶)
うぐいす(メンデルスゾーン)                           Ⅱ 
森と別れる(メンデルスゾーン)              四七・五・三、 四八・十二・一、<放>
早春(メンデルスゾーン)                                Ⅰ、<放>
おゝ森よ                                     Ⅰ
緑の森の小鳥(メンデルスゾーン)
桜草(メンデルスゾーン)
楽に寄す(シューベルト)                    Ⅰ、四八・十二・一、Ⅱ、<放>
波のすさび(独民謡)                      四七・五・三、四八・十二・一、<放>
山彦(ウェーバー)                                 四七・五・三
かちかち山(滝廉太郎)                           <放> (四八・五・三)
マドロスの歌(独民謡)                                  Ⅲ
別れ(エザー)
紅葉狩(ウェーバー)                                    Ⅲ
晩秋(ボヘミア民謡)                                   Ⅲ
桜狩(独民謡)
逍遙(ツェルウェル)<放>
  こだま(ヴィルム)
春の歌(メンデルスゾーン)
夏暁(ハウプトマン)
五月の歌(メンデルスゾーン)                              Ⅱ
菫ぐさ(ベリーニ)                                   <放>
あかがり(信時潔)                                    Ⅱ
ワニータ(ノルトン)                           四八・十二・一、<放>
春のたより(マラン)
五月の野辺(ジルヘル)
歩け若もの(独民謡)                                   Ⅱ
夕の鐘(独民謡)                                      Ⅲ
野ばら(ウェルナー)
ばら咲く丘(グスターフ)                                 Ⅲ
歓喜の歌(ベートーベン)
蓮の花(シューマン)                                   Ⅲ
愛の花(キュッケン)
夢(シューマン)                                     Ⅲ
夜の窓辺に(紅いサラファン)(露民謡)                        Ⅲ
別れ(歌も楽し)(独民謡)                                Ⅱ
白ばらの匂う夕は(ネーゲリ)                              Ⅲ
アヴェ・マリア(アルカデルト)                             Ⅲ
稜威(ベートーヴェン)                                 Ⅲ
流浪の民(シューマン)
アヴェ・ヴェル?・コルプス(モーツアルト)                      Ⅱ
ハレルヤ(ヘンデル)                                   Ⅲ
オレンジの花咲く頃(カヴァレリアルスティカーナより)(マスカーニ)         Ⅱ
美しく青きドナウ(シュトラウス)
                 五一・合唱祭、四六・九・一、Ⅰ、四八・十二・一、 <放>
舞踏への招待(ウェーバー)                               Ⅱ
合唱賛歌(平井保喜)                                  Ⅲ
歌い笑えど(ハスラー)
黄昏(シューマン)
閃めく星(ドイツ民謡)
うぐいす(アラビエフ)
秋(独民謡)                                  <録> 
きけ駒鳥の歌(ホーソン)
三つの民謡(メンデルスゾーン)
 a 手に手をとりあい                             <録>
   (遠き友の題で)                              Ⅱ
 b 霜がおりて                                 <録>
 c その墓の上で                                <録>
やさしき平和(ロムベルグ)
ホプサ(スワビア民謡)
トロイカ(ロシア民謡)
むぎばたけ(スコットランド民謡)
吟遊詩人(アイルランド民謡)
久しき昔(ヘイリー)
埴生の宿(ビショップ)
舟人の子守唄(バーンビー)
おゝスザンナ(フォスター)
主人は冷たき土に(フォスター)
故郷の人々(フォスター)
懐かしき我が家(フォスター)
わが思い(アイルランド民謡)
奉献歌(ベートーヴェン)
五月の丘(ドイツ民謡)
夢みる人々(フォスター)
月(バーンビー)                        五○・コンクール、<録>
荒城の月(滝廉太郎)
小人の歌(ツィンメルマン)                            <録>
落した饅頭(ザクセン民謡)
Grandma Grunts(ジークマイスター)
樅の森の鶯(バーデン民謡)
休みの仕立屋(ザクセン民謡)
猟人(ドイツ民謡)
野遊び(ベネディクト)
貴き芸術に(ブラームス)                         五一・合唱祭
永久に去りぬ(ツィンメルマン)
うれしき調べ(イェンゼン)
いろは歌(信時潔)
可愛いらしいフィリス(ファーマー)               五○・コンクール、 <録>
ウィーンの森の物語(J.シュトラウス)                       <録>
照らせや光を(グノー)                         五一・コンクール
夜明けの森(リンテル)                         五一・コンクール
以上 計 百七曲
 
尚今後予定曲目を挙げると
歌の殿堂(タンホイザーより)(ワーグナー)
美わし五月(ブラームス)
眠れ今宵(ツィンメルマン)
御空は語る神の栄光(天地創造より)(ハイドン)
第九交響曲(ベートーベン)
以上