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ビッグ・フィッシュ
Big Fish
★★★★★★★★★☆
2003年 アメリカ
監督:ティム・バートン
出演:ユアン・マグレガー / アルバート・フィニー / ビリー・クラダップ / ジェシカ・ラング / ヘレナ・ボナム・
カーター / ダニー・デヴィート / スティーブ・ブシェミ / マリオン・コティヤール


☆こういう作品☆
 結婚式以来、夢のような話ばかりで過去をはぐらかされてきた父エドワード(フィニー)と絶縁状態だった
息子ウィル(クラダップ)。3年が過ぎたある日、エドワードの具合が思わしくないとの報を受け、ウィルはし
ぶしぶ実家へ帰る。ウィルはこの機会にとエドワードに彼の真実を聞きだそうとするが…。


☆こう観た☆
 冒頭、エドワードはウィルの結婚式で、饒舌に息子が生まれた日の話をする。伝説の魚を釣るために結
婚指輪をエサに使ったと。なんとメルヘンに富んだスピーチ!しかし、ウィルは幼少から聞かされ続けた迷
信めいた話にウンザリ。やがて時が経ち、再会の場が余命いくばくもない状態であっても、父は息子に真
実を話そうとしない。しかし、このもったいぶった父に焦燥しているのは息子だけで、母を始めとした父の
考えを理解している周囲は、極めて温和に話に耳を傾けている。父子のじれったいすれ違いは平行線を
辿り続けるが、すべては最後の一瞬のための伏線だったことを観客は知ることになる。親子の絆が集約さ
れたその一瞬のために。
 英雄を気取ったエピソードは笑いを誘い、母とのなれそめはロマンチック。寂れた町を建て直そうとする
エピソードで心温まり、そして親子の行く末に…涙。新旧スター揃い踏みのキャスティングも見ごたえたっ
ぷりだ。
 本来笑うべきシーンであるはずなのに、気が付けば涙ボロボロで嗚咽さえ漏れる映画なんて過去の人
生であっただろうか。映画を観ながら私が父になったら…、なんてことを考えずにはいられなかった。後世
に幸せを振りまけるような話を作る力があるのならば、自分の人生に“夢”を脚色することも悪くないと思
う。

P.S.ウィルに扮したビリー・クラダップを私は劇中ずっとホアキン・フェニックスだと思って観ていた。エンドロ
ールを見た瞬間頭を下げた。
written on May 27, 2004

☆こういう見方も☆
・父親の話はどこまでホントなの?なんてことを考えながら見てたら映画が終わってしまった…。(K.Mさ
ん 女性)


▽オフィシャルwebサイト:こちらから


▽あなたの意見を聞かせてください!:こちらから


▽ここで観た:イオンシネマ久御山 (京都) 



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