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世界の中心で、愛をさけぶ
Crying Out Love, In the Center of the World
★★★★★☆☆☆☆☆
2004年 日本
監督/脚本:行定勲
出演:大沢たかお / 柴咲コウ / 長澤まさみ / 森山未來 / 山崎努


☆こういう作品☆
 朔太郎(大沢)の恋人律子(柴咲)は、偶然見つけたテープを聴くと、突然故郷へと帰る。朔太郎は彼女
を案じて後を追うが、故郷の空気は白血病で失ったかつての恋人の記憶を蘇らせてゆく。


☆こう観た☆
 映画は、人が原作を読み、それぞれに増幅させたイメージをそうたやすく超えることはない。しかし原作
部分に限って言えば、本作はいい意味の裏切りを見せてくれる。長澤(アキ)、森山(サク)の二人は良く
も悪くも若い演技で、未熟だがまっすぐな恋を体現。輝いていたアキの変貌ぶりはショッキングで、クライ
マックスはうかつにもグッと来るものがある。山崎努演じる老人が、原作ほどくたびれたイメージでないこと
に違和感がある以外は及第点のデキだ。
 まずいのは、追加されたサクのその後のエピソード。むしろ話のメインはそちらになっているのだが、追
加されたのは原作を映画化するだけでは尺が足りなかったからでは?と勘繰ってしまうほど中身は凡
庸。サクと律子は付き合うきっかけなどが明らかにされていないために、アキとの記憶を辿り続けている
サクが律子をいかに愛しているのかがまったく見えない。彼の状態からして過去を洗い流すのは困難な
のでは?と思う。さらに納得がいかないのは、けっこう重要と思われるサクの友人役になぜ場違いなクド
カンが選ばれたのか。行定組の温情キャスティングか。オーストラリアでの道中で車がパンクしたのは、
恐らく聖地エアーズロックの撮影許可が下りなかったからだろう。いろんな部分でアラが読めてしまう。
 『解夏』の如く、本作も7月にドラマ版がスタートするという。ならばはじめから映画を作る必要なんてな
い。日本においてはドラマの方が全体的にクオリティが高いのだから。ネタ切れが懸念されているドラマ
界の後手後手を憂うばかりだ。
written on May 31, 2004

☆こういう見方も☆
・純愛ものに免疫がなかったからか、珍しく見てみたら泣けてしまった。(D.Tさん 女性)
・長澤まさみの脚と声に惚れた。(K.Kさん 男性)


▽オフィシャルwebサイト:こちらから


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▽ここで観た:イオンシネマ久御山 (京都) 



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