
松本清兵衛宅跡
| 足ノ郷峠を下りてきた松本奎堂、藤本鉄石ら後発の一行は御殿越しといわれる峠を越えて庄屋松本清兵衛宅に到着。1泊した。 |
(場所:東吉野笠松)
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松本奎堂、藤本鉄石達は翌日、九月二十五日の昼過ぎまでゆっくりしていた。1時過ぎごろに若い隊士らを先発させ、残った鉄石、奎堂ら4人は2時過ぎに清兵衛宅を出た。盲目の奎堂は地元の者を雇いカゴに乗って出発。
清兵衛宅に天誅組が潜んでいるという情報を得た紀州藩は、鉄石らが出た直後に到着し包囲した。
中にまだいると思い、家に突入する前にトキの声をあげ威嚇射撃をした。が、出てきたのは青ざめた松本清兵衛だけだった。
「八つ頃、伊豆尾と申す処に浪士十四、五人カゴをつらし罷り越し、同処にて支度等仕り候処に付、すぐさま人数御差出し、・・・早速浪士通り過ぎ候に付・・・押入れに具足六領、槍一本、書類一行隠しこれあり候」
(伊勢田丸藩士見聞報告書)
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