アトピーっ子は今や5人に1人、いや3人に1人とも言われ、そこかしこに氾濫 しているアトピー。私が見た限りでは、そんなにたくさんいないように思う。 「アトピーは恐ろしい、治らない病気らしい。ほら、あそこの人、大人に なっても治ってない。うちの子も最近かゆいかゆいって言うし、アトピー かしら?たいへん!たいへん!」と、あせってるママさん達がたくさんいる。 ちょっと待って!!お母さん!その考えが、その恐怖心が、アトピーの 子供を増やしているって言ったら? 情報が氾濫している時代。たくさんの情報がお母さんの耳に入ってくると思う。 ステロイドの事、いじめの事、アトピーの悲惨さ、色々な民間療法、良い医者、 悪い医者、食物アレルギー、etc・・・ アトピーの情報ってはっきり言ってあまり明るい情報じゃないよね。でも、 その情報に踊らされているのは、あなたたち、お母さんじゃない? その結果お医者さんの所へすっ飛んで行って子供を見せる。 そしてその子供たちの大半が、アトピーと診断される。 行ったその日からあなたの子供は、アトピーになったんじゃない? そうして、たくさんの薬を渡してお医者さんは、その子がある程度大きくなると 今度は「アトピーは治らない病気だからずっとコントロールしながらやっていこう。」 と言い出す。 あわてふためいたお母さんは、良いと聞いた民間療法にあれやこれやと大金を つぎ込む。「アトピービジネス」とまで言われている民間療法を、試行錯誤して、 生活も家族の健康も、ボロボロにしてしまう。(なかには良心的な民間療法の 会社も、すばらしいお医者さんもいます。) お医者さんも儲かっているけど民間療法もボロ儲け! だって「医者が悪い、ステロイドが悪いって言いながらそのお陰で生活できるんだか らね。」と彼らは言う。 健康器具や化粧品販売している人達だって「アトピーがなくなったらうちの商売あが ったりさ。」と言う。 みんながみんなって言うわけじゃないけど、アトピー患者とその家族の心理を 巧みに利用した変な意味での持ちつ持たれつってやつ・・・ その仕組みの中を右往左往して翻弄しているお母さんたち! はっきり言って子供がかわいそうですよ。 本当の情報を手に入れようとせず、恐怖のあまり それらに踊らされている事に 気づこうとせず、かゆがる我が子を抱いて人生の境遇を恨んだりして。 医者に行く前に、誰かに助けて欲しいとすがる前に、するべき事があるん じゃない? それは我が身をもう一度見つめなおす事。 何かにつまずいた時、病気や困難で悩んでいる時は、なにかのサインか、シグナルと 受け止めて!! そしてお母さん、あなた自身を見つめなおす時だ、という事を知ってください。