何が効いて何が効かなかったのか。何が合って、何が合わなかったのか。 なんてことはどうでも良くなった。 なげやりとかっていうんじゃなくて、実はそんな事は問題ではなかったのだ。 それに、治ったかどうかっていうのも、もう必要ない。 今の自分をそのものを受け入れられるようになった。 自分の力を信じることができるようになり、自分自身でここまで来られた、 という強い自信が 持てるようになった。 他の人から見れば、かなり遠回りしたに違いない。自分でもそう思う時がある。 しかし、このことを知るのに、少なくともこれだけの時間が、私には必要 だったのだ。長い時間と苦しみが今は、愛しくてやまない。負け惜しみでも 言い訳でもない。アトピーを通じてたくさんのことに気付いたのだ、と分かった 今、私はアトピーを体験できて本当に良かったと思う。