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第一項 トレーナーって何?


現在私はアスレティックトレーナーの講習を受けていますが、一般の人はトレーナーという仕事をどういうイメージで見ているのでしょうか。
基本的に今現在日本で正式に認められているのは、日本体育協会の公認のアスレティックトレーナーだけです。
 トレーナーの立場は「選手とコーチとドクターの間に立ち、選手の体調を管理すること」と、いうのが一番分かりやすいでしょうか。

 選手:プレーを実際にする人
 コーチ:技術的、戦術的アドバイスを選手にする人
 ドクター:選手に問題が起きた場合の指示、治療、ドーピング管理
 実際には、ドクターは帯同できない場合が多いので、トレーナーが常に選手の状態を把握してドクターに相談する形になります。

 資格を取得するためには、中央競技団体の推薦か都道府県の体育協会の推薦が必要です。また、近年ではトレーナーを育成するための専門学校もできていますが、詳しくは日本体育協会のHPを見てください。
 次にどんな人がトレーナーになるか。大きく分けると、病院や接骨院に勤務している医療従事者が多く、そこから各学校やチームに派遣される。
 あとは、医療資格を持つまたはアメリカなどの外国でトレーナーとしての勉強をして、実業団やプロチームとの契約をするなどです。
 場合によっては国体の会場に常駐したり、オリンピックチームに帯同するようなこともあります。オリンピックでは、選手村にトレーナールームもあります。

 では、弓道の世界にトレーナーが必要か?と、いうことになりますが、私の考えとしては「今はまだ必要ない」と思います。しかし、これから国際化され、よりシビアに求められるものが出てきたときに必要になってくると思います。
 ほとんどどの競技でも国際化されているものには医事委員会があり、スポーツドクター何人かで構成されますが、そのドクターの指示の元選手を見ることができるのはトレーナーです。
 昔から弓道では自己管理ということが言われ、それは確かに大切だと思いますが、いずれ弓道が発展すれば、トレーナーは必要な時代が来ると思っています。

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