えー・・・・

この先は18歳未満は読んじゃいけません(笑)

特定のキャラに愛着をお持ちの方も、やめといたほうが無難です。

もし、読んで不快な気分になっても責任はとれません。

抗議のメールは受け付けますが・・・・できれば励ましのメールの方がうれいしいなあ(笑)

 


 

 

 

 


「うはいほほひうはへぇ、へほほほははもはへっはいひはんはふひはいは(うまい事言うわねえ、でもこのアラモは絶対に陥落しないわ)」

また喋る。

これがなかなか絶妙なのだ。

ミサトもシンジの”モノ”がピクピクするので、終わりが近いことを悟り、さらに激しく首を振る。

腕はシンジの腰に回されている。

 

「・・・・・・・・・・・」シンジは目を閉じて最後の瞬間を待った。



『そして、おそらく・・・・』シンジの”モノ”をくわえこんだミサトは上目遣いで彼を見上げる(”モノ”に御奉仕することは忘れない)



『このアラモにおけるデビー・クロケットは・・・・』









『あなたよ、シンジ様』

 

 

「んっ!」

 

ミサトの口の中に白濁の液が放出される。

ミサトは口に出されたそれをすべて嚥下し、最後の一滴まで吸い尽くすかのようにシンジの”モノ”をキレイにする。

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・おいし・・・・・」

 

 




It's a Beautiful World、もうひとつのカタチ。

We are crazy for you!

第1話「使徒襲来?・・・・知らないよ、そんなこと」

(Bパート)








「おっかしいなぁ・・・確かこの道のハズよねぇ・・・」ネルフ本部に入って45分、ミサトは完璧に迷子になっていた。

「ごめんなさい、シンジ様・・・・まだ慣れて無くて」手に持つ地図に目をやりながら言い訳するミサト。

とりあえず、彼らのほかに人影は見えない。


「ここ通るの、4回目ですよ・・・?」シンジはパンフレットから目を離さずに呟く。

ちょっとブルーになるミサト。

「でも大丈夫!システムは利用するために有るものね」

「システムに振り回されてませんか?」涼しい顔でトドメを刺すシンジ。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

しかしどこに人目があるかわからないので、シンジも自制している。

彼とて”最低限の”常識くらいは持っているのだ。

 

 

《技術局1課E計画担当の赤木リツコ博士、赤木リツコ博士 至急作戦部第1課葛城ミサト一尉までご連絡下さい》



一人の女性がプールから上がる。

ボンベ、レギュレーター、フィン。

装備を見ると、このプールに潜っていたようだ。

マスクをはずしたその容貌は、美しいがどこか冷たさを感じさせる。

クールビューティーという言葉は彼女の為にあるのだろう。

「・・・・・・呆れた・・・また迷ったわね・・・」

彼女はそう呟くと、そこから立ち去るべく歩き始めた。



その後ろには紅いプールが広がっていた・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴオゥン・・・・・・・上がるエレベーター・・・・・

中にいるのはシンジとミサト。シンジはパンフから目を離していない。

チン・・・・・・・・・・・・止まるエレベーター・・・・開くドアの向こうに立っていたのは先程のクールビューティー。

「!?・・・・・あら・・・リツコ・・・・」クールビューティー   赤木リツコ博士を見て、ビビるミサト。

リツコはその視線でミサトを押しのけながらエレベーターに乗る。

リツコの格好は、ハイレグの水着の上に白衣1枚。なかなかに刺激的な格好である。

「なにやってたの?葛城一尉、人手も無ければ時間も無いのよ」瞳に冷たいものを含ませてリツコは問いかける。

無論、これぐらいで怯むミサトではない。

「・・・ごめん!」片手で拝みながら片目をつむる。

「フゥ・・・・・」リツコはため息を一つつくと、シンジに視線を向ける。

「例の男の子?」

「そ、マルドゥックの報告書によるサードチルドレン」

「よろしくね、碇シンジ博士」リツコは最重要情報をサラッと流す。

「・・・・・・・・・・・・・・」そんなことはおかまいなしで、リツコを観察するシンジ。

「親に似ずしっかりした子よ・・・って・・・博士・・・・?・・・・・・・・・・・えええぇ!?

ミサトは驚愕のあまり口をパクパクさせている。

「ミサト・・・・・・・・・・・・あなた、彼に関する資料読んだの?」リツコがジト目で尋ねる。

「あははは・・・・・・一応・・」笑ってごまかすミサト。

「・・・合格」シンジが小声でつぶやいたのを、リツコは聞き逃したが、ミサトはしっかり聞いていた。


「はぁ・・・どうせ斜め読みでしょう・・・・・・・・彼はね、11歳でハーバードを卒業してそのあと2年で心理学の博士号をとったのよ。」

心理学をこれほど悪用している人間もそういまい。


「シンジ・・・・君、ホント!?」シンジに詰め寄るミサト。あやうく”様”と言ってしまいそうになるのをなんとか堪える。

シンジはミサトの剣幕にちょっとたじろぎながら、

「ええ・・・インターネットでの教育ですが・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」やっぱり言葉が出ないミサト。

『冷静で、知的で、はウルトラ級・・・・すんごい』なにが”すんごい”のかよくわからないが。



「ホント、天才なんて言葉が陳腐に思えるわね」リツコが溜息と共に(なぜか)うっとりとしたまなざしを向ける。

シンジの目がきらーんと光ったのをミサトは見逃さなかった。

「ミサトさん」

「おっけー」

みなまで言うな、とばかりにミサトは答えると、パネルを操作してエレベーターを止めてしまう。

「ちょ、ちょっとミサト!?なにしてるのよ!?」

わけがわからない、といった感じのリツコ。

「ミサトさん、お願いします」

「はいはーい♪」

鼻歌交じりでミサトは答えると、リツコの後ろに回って羽交い締めにする。

「ちょ、ちょっとミサト!?なんのつもり?」

「いやぁー・・・リツコにも”仲間”になってもらおうと思って」

会話が噛み合うわけがない。

「どういうことよ!」さすがに怒ったのか、怒声を響かせる。

が、

シンジが目の前に立つ。

「???・・・・なによ」

シンジはリツコの顔を両手でしっかり掴んで、キス。

「んんー!!???#&%‘:@&%%!!!」意味不明のうめき声。

「いーなー」羽交い締めにしながらうらやましそうに眺めるミサト。

「んー!んんー!!んー・・・・んふ・・・・んんん・・・・」

じたばたもがくが、15秒で陥落。

体中の骨が抜けたようにだらんとなる。

 

魔術師も真っ青の手際である。

 

「ミサトさん」

「はいはい♪」

羽交い締めにしていたリツコをそっと床に降ろすと、嬉々として服を脱がせていく。

ウエットスーツを脱がせるのはちょっと骨を折った。

リツコの裸体は、成熟した女性らしく見事なものだった。

「ミサトさんも、ね」シンジがにっこりというと、ミサトは顔をパッと輝かせて服を脱いでいく。

その間にシンジはリツコの体をいたぶっていく。

首の下にひざを入れて、膝枕態勢にすると、首を抱えてキスすると同時に右手で控えめだが形は抜群の乳房を揉む。

リツコ、覚醒。

「んんんんんー!?!?!?!?」動かせるところはぜんぶ動かしてもがく。

んが、

「リツコぉー観念しなさい?」

脱ぎ終わったミサトが足を押さえてしまう。

そして、ミサトはニヤッと笑うと足首を掴んで思いっきり開いた。

「んんんー!!ふんんんん!!!」だが、彼女の口腔には既にシンジの舌が侵入していた。

ミサトは片方の足を足で押さえると、空いた手でリツコの秘部にそっと触れる。

シンジのキスでメロメロ(死語)になりかかっているところにこの攻撃。

自我を失わせるには十分な破壊力。

「んんっ・・・・んふぅ・・・・」既に唇と唇の間では舌同士の愛撫合戦になっている。

「あー!ズルイぃー!アタシもぉー」ミサトが押さえていた足を放り出して二人に抱きつく。

そして三つ巴のキス。

三人の舌がそれぞれ絡み合っている。

しばらくしてからシンジとミサトは離れる。

「リツコ、一緒に気持ち良くなりましょ」

「・・・・ミサト・・・・」

そんな間でもシンジは胸への攻撃をやめない。

優しく、壊れ物を扱うように触る。

「あああん!」

シンジは抱えていた頭をそっと降ろし、リツコに覆い被さるようにする。

もう一度キス。

今度はついばむようなキス。

「あん・・・・」いくぶん寂しそうなリツコ。

『第2段階終了』ニヤリと笑いながらシンジはそんなことを考えていた。

そしてシンジは舌は胸に移動させ、片手はもう一方の胸、片手は秘部に回した。

「あっ・・・・」

唇でサクランボをテンポ良くかみかみする。

「あっ!あっ!あっ!」

反応がものすごくわかりやすいリツコ。

もちろん秘部への攻撃も忘れていない。

最初は指1本で膣内に侵入し、それを2本、3本と増やしていく。

リツコのそこは指1本でもキュウキュウ締め付けてくる。

「!!!!」リツコの方は声にならない。

シンジはミサトにそうしたように、リツコの耳元で囁く。

「リツコさん・・・・今エレベーターが動き出したらみんなに見られちゃいますよ?」

顔をまっっっ赤にするリツコ。

「僕達と一緒に気持ち良くなるか、みんなにあられもない姿を見られるか、どっちを選びます?」

シンジはくすくす笑いながらいう。

相手を見て責め方を変える・・・・

ほんまもんのプロだよ、コイツ。

さらにミサトがリツコの理性をさらに追い詰める。

「リツコぉ・・・シンジ様のって、大きくて固いのよぉ?・・・あれで突かれたら・・・・」

思い出したらしい、ぼぉっとなってきた。

シンジはいつのまにか外にさらした”モノ”をリツコに握らせる。

「お、おっきい!?」

「ふふふ!・・・そうでしょ?・・・リツコ、”仲間”になりましょう」

ミサトがリツコの頬にキスしながらいう。

リツコはシンジの”モノ”を手の中でもてあそびながら、

 

 

こくん

 

 

と、うなずいた。

シンジにかかるとみんな可愛くなるのはどうしてだろう?

「じゃあ、”仲間”内の時はシンジ”様”って呼ぶのよ」

 

 

こくん

 

 

 

シンジが畳み掛ける。

「じゃあねぇ・・・・リツコさんの心と体は誰のもの?」

リツコの手から”モノ”を離させ、秘部に押し当てる。

「あう・・・・・」

「ねえ、誰のもの?」

”モノ”を先っぽだけ入れる。

「・・・・ひゃっ!・・・・」

「ねえねえ、誰のもの?」

先っぽだけで入れたり出したりする。

リツコの理性はとうに限界を迎えていたが、外的圧力によってそれが完璧にはじけとんだ。

「シ、シンジ”様”のものです!・・・私の心も体もシンジ様のものです!!」

リツコ、陥落。

 

「じゃあどうして欲しい?」

「え・・・・」

「このままやめていいの?」

試しに出し入れしていた先っぽを抜いてみる。

「あああああ!!・・入れてください!!」

「なにを?」

ニヤニヤがとまらないシンジ。

「わ、わかってるくせに・・・・・ひっく」

ちょっと泣いてしまった。

シンジはそれを見ると、リツコを抱き起こす。

ちょうどあぐらをかいたシンジと向き合う形だ。

もちろん”モノ”は入り口で止まっている。

「ごめんごめん・・・・でもこれはね、儀式なんだよ。リツコさんが僕のものになるっていうね・・・・さ、何をどこに入れたいのか言うんだよ」

腰を抱えながら優しく諭すシンジ。

リツコはしゃくりあげながら、

「ひっく・・・・シンジ様のぺ○スを・・・・私のヴァ○ナに入れてください・・・・ひっく」

 

 

「よくできました」

 

 

シンジは一言そういうと、腰で支えていたリツコの体を離した。

重力には逆らえず、リツコの体は下へ。

既にあてがわれていたシンジの”モノ”は深く深く突き刺さる。

「あああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

どうやらこれだけでイッてしまったらしい。

「待たせてごめんね、リツコさん・・・・たっぷり可愛がってあげるよ」

シンジはそう囁いてピストンを開始する。

シンジの上で跳ね回るリツコ。

「あっ!あっ!いやっ!いやっ!あああっ!あふっ!あううぅぅぅぅ!!」

リツコは、腕をシンジの首に回し、足はシンジの腰に回していた。

「ふふふ・・・リツコさんの膣内、絡み付いてくるよ」

「い、いやぁ・・・・」

シンジも間を置かずに3発目とあって、敏感になっていた。

「ん・・・・んん・・・・僕もそろそろイきそうだよ・・・・」

果たしてシンジのひざの上でおもちゃにされるリツコが聞いているかどうか・・・・

「どこに出して欲しい?・・・・口?顔?胸?それとも・・・・」

リツコにためらいなど微塵もなかった。

「なかぁ!膣内がいいのお!!!」

もはや普段の才媛としての面影はない。

「じゃ、いっぱい出してあげるよ・・・・」

そういってシンジはリツコの耳を軽く噛む。

「んああああああ!!!!!」

先にリツコがイッた。

そして、蠢くリツコの膣内にシンジも耐えられなかった。

「あっ!」

 

 

 

 

どぴゅ・・・・どぴゅぴゅ・・・・・どぴゅっ・・・・・・・・・・・どぷっ・・・・

 

 

 

 

『あああ・・・・・・どろどろしたものが・・・・私の中に・・・・』

 

 

 

恍惚ともいえる思考の海の中でリツコが考えたのは・・・・ミサトとそう変わらないことだった。

 

 

 

 

 

 

「シンジ様ぁー・・・・私はぁー?」

ミサトがぶー垂れている。

「ミサトさんはさっきやったでしょ?」

「んー!でもしたいのぉー!」

まるで駄々っ子である。

「はいはい、あとでね」

「ホント!?」

シンジは今だ素っ裸のミサトの胸をちょっとキツ目に揉む。

「嫌になるくらい、ヤッてあげるよ」

嬉しさのあまり卒倒しそうになるミサト。

 

彼らの傍らには、秘部から白い液体を溢れさせているリツコの気絶した姿があった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エスカレーターが動き、シンジ達三人は上に登っていく。

シンジはその間にパンフを読む。

シンジを挟んだ両隣で、ミサトとリツコが会話をしている。

時折、「動くの?」とか「0,000000001%」などといった声と共に、

「あん」とか、

「んふぅ・・・・」などといった嬌声が聞こえる。

シンジはリツコとミサトにパンフを持たせ、自分は両手をそれぞれの秘部に回していた。

もちろん、周囲に人影が無いことは確認済み。

 

 

 

『父さんは僕に何をさせるつもりなんだ?』









やがて三人は暗く、広い場所に出る。

『『こういう暗闇でスルのも面白いかも』』

はからずも同じことを考えるミサトとリツコ。


「あれ?真っ暗ですよ?」シンジが何も見えない周りを見回す。

そして、同時に全ての照明が点灯する・・・・・・・・・・




そこには、紫色の鬼がいた・・・・・・・・・・

「顔・・・・・?・・・・・・・・・巨大ロボット?」

自分の考えを口に出すシンジ。確かに見ただけならそうとしか思えない。

しかし、リツコがその考えを否定する。

「違うわ、人の作り出した究極の汎用決戦兵器。人造人間エヴァンゲリオン。その初号機よ」

「決戦兵器?人造人間?・・・・・・・・ふーん」

シンジは自分がなぜここにいるか、なんとなくだが読めてきた。

「これが我々人類の最後の切り札なのよ」リツコは紫の鬼   エヴァンゲリオン初号機を見上げながら呟く。

「これも、父の仕事ですか・・・・」



「そうだ」低い声が響きわたった。

初号機の頭のさらに上に人影が見える。

『父親・・・・・か・・・・・・・・』シンジは自分の実父、碇ゲンドウを見上げていた。

「久しぶりだな」ゲンドウは言葉に感情を込めていないように聞こえる。

「・・・・だね、父さん。何年ぶりかな?・・・・・」返すシンジの声にも感情は無かった。

ゲンドウは口元を歪めながら笑う。

「出撃・・・・・・・・・・」

「出撃ぃ!?零号機は凍結中でしょ?・・・・・・・・・・・・まさか、初号機を使うつもりなの?」

「他に道は無いわ」リツコの表情は暗い

「ちょっと!レイはまだ動かせないでしょ。パイロットがいないわよ」

『やっぱりシンジ様を乗せるつもりなのね・・・・』ミサトは心の奥で考えていた自分の想像を否定したかった。

黙って二人の会話を聞いていたシンジが口を開いた。

「僕でしょう・・・・」

「え!?・・・・・・・・」ハッとするミサト。

「僕にこれに乗ってさっきの奴と戦え、そう言いたいんでしょう?父さん」

「そうだ」

「なぜ、僕なの?」

「他の人間では無理だからな・・・・・・・・・」

シンジ冷笑を浮かべ、

「僕が断ったら?」

「大したことではない・・・・人類が滅亡するだけだ」ゲンドウは、本当に何でもない事だといわんばかりににさりげなく言う。

「・・・・・・・・・・・・・はあ?・・・・・・・・・・・・」シンジは心底呆れたように呟く。

「事実よ」リツコが断言する。

「・・・・・・・・・・・・さっきの奴は何なんです?」シンジが疑問を口にする。

「我々はあれを『使徒』と呼んでいるわ」

「『使徒』・・・・・・・・・・・・」

「今はこれ以上話している暇は無いの。とにかくあなたが乗らなければあなたの大切な人、大切な物全てが失われるわ」

『大切な人・・・・・・・・・・』シンジの頭に浮かんだのは彼自身がものにしてきた女性達。

「シンジ君、私達は強制はできないわ。だからお願い・・・乗ってちょうだい・・・」ミサトがシンジに頭を下げる。

シンジは少し考えた後、

「ギャラは?」

「なんだと?」ゲンドウが声のトーンを低くする。

「ギャランティ、報酬、給料、もっと噛み砕かないとわかんないかな?」

冷笑モードのシンジ。

「ふざけるな・・・・」

「ふざけてるのはどっちだい。こっちはわざわざ来てやったんだ・・・・ほら、急がないと人類が滅亡するんだろう?」

ゲンドウがブルブル震えているのが下からでもわかる。

ミサトとリツコは顔面蒼白だ。

「いくら欲しい・・・・」

「まあ、1ヶ月、あれやこれやで考えて・・・・これくらいかな」

そういってシンジは手のひらを開いて突き出し、”5”を表す。

「フッ・・・・50万か、すぐにでも用意させる」

『やはり子供か』ゲンドウはそんなことを考えていたが、シンジはそれほど甘くなかった。

「なに間抜けなことぬかしてるんだよ、父さん・・・・5千万だよ」

”ブチッ”

果たしてそんな音が聞こえたかどうか。

「ふざけるな!オマエなどいらん!さっさと出て行け!」

「あっそ」

シンジはきびすを返して来た所から出ようとする。

 

「冬月・・・・レイを起こしてくれ」

《使えるのか?》

「死んでいるわけではない」

《わかった》

「レイ」

《はい》

「予備が使えなくなった・・・・もう一度だ」

《はい》

 

 

 

 

『『ちゃーんす!』』

果たして二人がそう考えたかどうかは定かでない。

『『ここでシンジ様をかばえばポイントアップ!』』

と考えたかどうかはさらに定かではない。

「司令!レイは既に重傷を負っています!勝てる確率は限りなくゼロに近いものです!」

ミサトが叩きつけるように進言する。

「葛城一尉に賛成します・・・現状ではレイがシンクロ可能とは思えません」

リツコが補強する。

「だがそれしか手がない」

むさい髭メガネは”なにをくだらんことを”といいたげな表情だ。

「彼の要求を飲んでください」

「ムリだ」

「では私はこれ以上使徒迎撃に責任は持てません」

一歩も引かないミサト。

「私も同じです・・・・使える手段をみすみす減らすことはないでしょう?」

『・・・・なんかいつもと違うぞ、この二人・・・・』

ちょっとたじろぐゲンドウ。

しかし、こんなことで退くぐらいなら、彼もこんなヤクザな商売はやっていない。

「わかった・・・・それでは私が直接指揮をとる」

『『チッ!・・・・この髭!』』

そして、ゲートが開かれキャスターが寄せられてくる。

「??」

のぞき込むシンジ。

そこには包帯でぐるぐる巻きにされた少女が横たわっていた。

「・・・・・・・・・・・・・」黙って観察するシンジ。

少女は苦しい息を吐いて起き上がる。

「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

「んー・・・・・ま、合格だね」

「「!」」ミサトとリツコは、

『『えぇ!?・・・ここでスルの!?』』と考えて、勝手に顔を赤らめていた。

シンジはつかつかとキャスターに歩み寄り、起き上がったレイの正面に立つ。

「こんにちは」

「???」状況をまったく読みこめないレイ。

そして、レイの肩に手を添えて、

「はい、横になって・・・・」

「????・・・・・」わけがわからず、とりあえず言われたとおりに横になるレイ。

「目を瞑って」

レイは静かに目を閉じる。

「びっくりしないでね」

そしてキス。

レイは一瞬電気ショックが走ったかのようにビクッときたが、暴れることなしにシンジを受け入れた。

「‘#$%&?’&%$#!!!!!」大変なのはゲンドウである。

意味不明の叫び声をあげると、目の前にある防弾ガラスに特攻して頭をぶつけて気絶してしまった。

たあーっぷり30秒ぐらいの時間をかけると、シンジはレイを開放する。

見てみると、レイはのぼせ上がってブラックアウトしてしまっていた。

「ありゃ、まずかったかな?」そんなことは毛ほども考えていないクセに。

「せんせーい、看護婦さーん、この娘をもといたところへ」

医療チームはシンジの声に答えて大急ぎでキャスターを押してどこかへ去っていった。

 

「さてと・・・・・あれ?」

上を見上げるといるはずのゲンドウの姿がない。

「父さんは?」

ミサトに聞く。

「なんかワケわかんない叫び声あげたかと思うと、20ミリ機銃弾もハネ返す特殊防弾ガラスに自分から突っ込んで倒れたわ」

「???・・・・・あ、そーか・・・」

聡明なシンジは気づいた。

あの少女は父親にとって特別な存在なのだろう。

シンジは大きく口元を歪ませる。

『だったら、なおさらあの娘も僕”の”にしないとね』

そこでゲンドウがむくりと起き上がる。

 

 

「いくら欲しい・・・・」

 

 

あやうくズッこけそうになった三人だが、なんとか持ちこたえた。

シンジはさっとリツコに寄る。

「リツコさん、意見は?」

「うーん・・・・おそらく頭部打撲による軽い記憶喪失かと」

『『『なんて都合がいいんだろう』』』

三人の共通した考えだった。

 

 

「そうだね・・・・5千万くらい欲しいけど・・・・4千5百万にまけとくよ」

「高い・・・・2千万だ」

「話にならないよ。まあ、ぎりぎりで4千万だね」

「・・・・2千8百万・・・・」

 

 

そんなこんなで結局シンジの月々のお給料は3千4百万で落ち着いた。

 

 

 

 

 

 

 

 




今、シンジはエヴァの中にいる。

正確にはエントリープラグのシートに座っている。

「いい?シンジさ・・・・・君。これから起動させるわ」リツコの声がエントリープラグに響く。彼女も呼び方に苦労しているらしい。

「わかりました。こちらでする事は?」

「とりあえず、今は何も無いわ。起動するまでそのまま待っていて」

「わかりました」






「思考形態は、日本語を基礎原則としてフィックス。・・・・・・・初期コンタクト、全て問題なし!」

《双方向回線、開きます・・・・・・シンクロ率・・・・・・・399%ぉ!?》ショートカットの女性のオペレーターが呆れの声を上げる。

「・・・・・・・・・・・・・・はい?・・・・・・」これはリツコ。確かにそれしか言えまい。

「リツコ、行けそう?」ミサトは腕を組んだまま顔も向けずにリツコに尋ねる。今のミサトは厳しい顔をしている。

「わからないわ・・・・はっきり言ってムチャクチャよ、こんなの」リツコが呆れ声を出す。

「シンジ・・・・・君、大丈夫?」そんな戸惑いにはおかまいなしにミサトはシークエンスを進める。ただ、呼び方が難しいらしい。

「ええ・・・・ミサトさん?」

「なに?」

「19世紀のアラモの砦は元々何だったか知ってますか?」

「?????」ミサトは頭の上にクエスチョンマークを浮かべている。

「元は伝道所・・・・・・・」リツコが代わって答える。

「そうです・・・・・・・・すみません、大事なときに変なこと話して」シンジがモニターの中でちょっと頭を下げる。

「いいのよ・・・トンでもない事をお願いしたのはコッチだしね・・・・・・・・」そしてミサトは振り向いてゲンドウと視線を合わせると

「かまいませんね?」

「もちろんだ。使徒を倒さぬ限り、我々に未来は無い」ゲンドウは腕をデスクにつき、両手で口元を覆いながら答えた。

先ほどまであれほどの醜態を見せていた男とは思えない。


そのゲンドウの後ろに初老の男性が近づき、ゲンドウだけに聞こえるように囁く。

「碇、本当にこれでいいんだな」

ゲンドウはその問いには答えず、ただ薄く笑うだけだった・・・




そしてミサトが叫ぶ。

「発進!」

その声と共に初号機がリニアレールで打ち出される。

そして瞬く間に地上に紫の鬼が姿を現す。

眼前には『使徒』・・・・・・・・・・・・・・・・・











『シンジ様・・・死なないで』

 






さあ、次へ行ってみよう!






「俺が攻撃型原子力潜水艦”X−69”号、艦長、X−69・・・・・・ゴン!!!

 

艦長、頭部負傷により退場。

 

『おい、上から対潜魚雷が降ってこないウチにソレをどっかに隠しとけ!』

 

 

『コホン・・・・失礼しました、艦長は潜望鏡に頭をぶつけて医務室に行きましたので代わりましてご挨拶します』

『今回も攻撃型原子力潜水艦”X−69”号においでいただき、まことにありがとうございます』

『作品が作品なので、浮上航走や潜望鏡深度への浮上はできませんで、延々とこの深度1000mの深海に潜んでおります』

『上の艦長さんが率いるP−31艦隊の一翼を担えれば、と考えております』

『さて、こんな作品、思うところありましたらご感想をいただければ幸いです』

『ただし、”連載ヤメロ”というご希望だけは添えません。あしからず』

 

 

「うー・・・・誰かに後ろから殴られたような気がす・・・・・ガコォ!!!

 

艦長、頭部挫傷のため再び退場。

 

 

『おい!ソレを魚雷発射管に詰めてフタしとけ!!』

 

『コホン・・・・たびたび申し訳ありません、艦長ちょっと錯乱しておりまして・・・・』

『さて、では長くなってしまいましたが、我々はそろそろ戦闘配置に就かなければいけないのでこの辺で』

『あ!メールは前と同じで上の戦艦、P−31号に送ってください!』

 

 


 

”上”の艦長からの誉め言葉(笑)

 

どーも、P−31@コロ助艦長です(爆)

 

いやー・・・艦長があんなのだと、部下がしっかりするものですねぇ。

ウチに欲しいくらいだ(爆)

さて、今回シンジの毒牙の餌食になったのはリツコさん。

エレベーターの中、全裸の少年と妙齢の女性が二人・・・・ええわぁ(爆)

さて、次の餌食はだれでせう?

レイちゃんも食われかかったけど(笑)

さて、あのバカ艦長・・・・というよりもその部下たちに感銘を受けた方!メールを出すんです!(爆)

私が責任を持ってハイテク・ソナーを使って深度1000mまで転送いたします!(笑)

 

メールはこっち!!








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