アイランドに戻る”木馬”に戻る







妖精の守護者  第21話

 

 

 

 

 

「ルリちゃんの周囲だけでいいぞ・・・他の所は探すなよ・・・」

 

『しかし・・・』

 

目の前でそう表示されたウィンドウを、左手で払うアキト。

 

「命令だ」

 

冷たい声。

その声色は、紛れもなく以前のアキトのものだった。

常に闇を纏っていたあの頃の・・・。

 

『・・・了解・・・』

 

ご丁寧に点まで表示されているオモイカネウィンドウ。

それを確認してウィンドウを消すアキト。

 

「さて・・・狩りの時間だ・・・」

 

知らず知らずのうちに呟いているアキト。

その口元が醜く歪む。

この時アキトは気付いていなかった。

自分が微かに興奮していた事に。

これから始まる狩りに心躍らせていたことに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

妖精の守護者

第21話「友」

BY ささばり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナデシコ艦内を歩いているアキト。

ゴート達との話が終わった後、艦内にいるかも知れない侵入者を捜している。

彼にとってはちょっとした狩りでしかない。

微かに興奮しているアキト。

未だ彼自身は気付いていないが・・・。

そんなアキトに遠くから声を掛けてくる物があった。

アオイ・ジュン。

ナデシコに副長である。

 

「テンカワ・アキト!」

 

そう言ってのそのそと歩いてくる。

何故か段ボールで出来た鎧のようなのを着ている。

見る人が見れば、それはゲキガンガーというアニメのロボットをかたどった物だとわかる。

そんなジュンを頭からつま先まで舐めるようにみるアキト。

 

「・・・アオイ・ジュンか・・・近寄るな、バカが移る」

 

「な!ち、違う!僕も好きでこんなかっこをしているわけじゃない!」

 

必死に否定するジュン。

だがアキトは胡散臭そうにジュンのことをみている。

 

「全く・・・お前がしっかりしないからユリカが俺に付きまとうんだぞ」

 

「な、なに!」

 

そう言ってから自分の姿を見ると、いそいそと段ボールの鎧を脱ぐジュン。

それに何故かうんうんと頷いているアキト。

そんなアキトにビシッと指を指すジュン。

 

「良いかテンカワ・アキト!ユリカを君には渡さない!」

 

「・・・ぜひそうしてもらいたいものだ。俺もいい加減あのしつこさにはうんざりしていたところだ。お前がユリカとくっついてくれたら願ってもないことだ」

 

「ふざけるな!ユリカは渡さ・・・え?」

 

アキトのセリフに少し遅れて反応するジュン。

 

「だからお前がユリカをモノにすれば俺としても楽で良いと言っているんだ」

 

アキトの言葉がジュンの頭の中にリフレインしている。

しばしポケッとしているジュン。

それを面白そうに見ているアキト。

1分後。

未だ現実に復帰できないジュンに、ついにアキトが声を掛ける。

 

「ジュン、何か用事があったんじゃないのか?」

 

その言葉にハッとするジュン。

どうやらやっとこっちに戻ってきたようだ。

 

「不審な男をみなかったか?これは極秘なんだけど・・・」

 

声を小さくして言うジュン。

 

「・・・俺も探している・・・」

 

「そうか・・・それじゃあ気を付けて」

 

そう言って立ち去っていくジュン。

ジュンの立ち去った後に残されたアキト。

床に捨てられた段ボール・ゲキガンガーをみている。

その顔には何かを懐かしむような表情があった。

 

「・・・ゲキガンガーか・・・あいつら、元気にしていればいいが」

 

そう言って再び歩き出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「班長・・・こんな事しても良いのでしょうか」

 

ハアハア言いながらドアの側にいる男達。

ドアは、ナデシコ浴場の女湯の脱衣所の物である。

その向こうからは数人の女性達の声も聞こえる。

 

「良いんだ・・・これは極秘任務だからな」

 

だらしなく鼻の下を伸ばしているウリバタケ。

何とか隙間から覗こうとしているがうまくいかない。

 

「ハルカさん・・・居るっすかね〜?」

 

「俺はやっぱ艦長かな?」

 

「メグミちゃんも可愛いっすよ!」

 

そう言いながら何とか覗こうとしている整備班の面々。

その数、およそ10人。

 

「フッ、甘いなお前達は・・・やっぱりルリちゃんだろ」

 

偉そうにほざくウリバタケ。

それに皆頷く。

 

「いいっすね〜、ルリちゃん」

 

「ホント可愛いっすよ」

 

「だろ、お前達もわかってるじゃないか・・・よし、もうすぐだ。もうすぐ天国に・・・」

 

「連れていってやろうか・・・ただし地獄だがな」

 

カチャ!

ウリバタケの後頭部に堅いモノが押しつけられる。

背後から聞こえてきた声の主はアキト。

ウリバタケの頭に銃を突き付ける。

 

「欲望のために命を散らすか?」

 

冷たい声。

とても冗談だとは思えない。

 

「す・・・すまんアキト。た・・・頼む・・・殺さないで」

 

ウリバタケが両手を挙げながら言う。

他の整備班達も何故か動けない。

アキトの気配はそれ程冷たかった。

明確な殺意。

それがそこにはあった。

 

「なら行け・・・覗きなど二度とするな」

 

その言葉に脱兎の如く逃げ出していく整備班。

それを見て銃をしまうと、そこから立ち去っていくアキト。

 

「オモイカネ、一応今のところもチェックしておけ」

 

『了解』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結局侵入者を発見できないまま数時間が経過した。

 

「どこだ・・・早く俺の前に出てこい・・・」

 

そう呟きながら歩いていると、前からミナトとメグミがカーゴを押してくる。

洗濯物が入っているようだ。

 

「あいつら・・・ん?」

 

そのときアキトは気付いた。

カーゴの中に潜んでいる存在に。

 

「・・・見つけた・・・」

 

壮絶な笑みを浮かべるアキト。

ゆっくりとミナト達に近付いていく。

 

「おい、2人とも」

 

そう言ってミナト達を呼び止めるアキト。

 

「え、アキト君?」

 

「アキトさん・・・」

 

ミナトは「しまった!」という顔をする。

なぜか顔を真っ赤にしているメグミ。

アキトの笑顔にやられたようだ。

言葉を続けるアキト。

 

「こんな時間にどうしたんだ、ミナト」

 

そう聞いたアキトにやや顔が引きつるミナト。

 

「何でもないのよ、ただちょっと洗濯物を・・・」

 

そう言うミナトの言葉にカーゴの中身に視線を向けるアキト。

 

「洗濯物・・・ね」

 

「ア、アキトさん。あんまりジロジロ見ないでください!」

 

真っ赤になりながらメグミが言う。

 

「や、やーねアキトくん。もしかして欲しいの?」

 

確かに洗濯物の中には下着類も見える。

だがそんなもので焦るアキトではない。

 

「フ、俺は下着なんかよりその中身の方がいいんでね」

 

そう言ってミナトに密着するアキト。

さすがのミナトもこれには驚く。

メグミはさらに顔を真っ赤にしてオロオロしている。

 

「ア、アキト君!」

 

ミナトが声を上げる。

そのとき洗濯物の山が動いた。

その一瞬を見逃さないアキト。

洗濯物の山から起き上がる人影の腹部に間髪入れず掌底を決める。

 

「グハッ!」

 

そう言って壁まで吹き飛ばされる相手をそのまま追いもう一撃入れようとするアキト。

アキトの顔に笑みが浮かぶ。

 

「ふふ・・・死ね」

 

嬉しそうなアキトの声。

 

「「やめてー!」」

 

ミナトとメグミの悲鳴。

ピタリとアキトの手が止まった。

ミナト達は自分達が言ったからアキトがやめてくれたと思った。

だが違った。

アキトともう1人の男が壁際で向かい合っている。

 

「まさか・・・九十九?」

 

アキトが呟く。

 

「ア・・・アキトか?」

 

痛みを堪えながら相手もそれに答える。

 

「「え?」」

 

何が起こったかわからないミナトとメグミ。

テンカワアキト、白鳥九十九。

2人の再会だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「驚きましたなー、紛れもなく地球人類です」

 

白鳥九十九のDNAを調べたプロスが言う。

ナデシコクルーに囲まれている九十九。

それを護るように立つアキト。

 

「でも何で?人間は火星までしか行ってないんでしょ」

 

ユリカがそう言うとアキトが首を振る。

 

「それは所詮上の連中がでっち上げた歴史だ、現に俺も会っているしな」

 

そう言って九十九を見るアキト。

そして彼は皆に話す。

隠された歴史。

その裏にうごめく陰謀。

 

「そ、そんな・・・」

 

辺りがざわめく。

当然だ。

今まで知っていた歴史が全て嘘。

無人兵器達を使わしているのが同じ地球人だった。

言葉を続けるアキト。

 

「火星に追いやられた彼らに地球人のしたこと・・・それは、核攻撃」

 

「な!」

 

「そして彼らは火星も追いやられた・・・そして木星へ」

 

皆が黙ってしまった。

自分たちの戦争の相手。

木星蜥蜴が、実際は同じ地球人だったのだ。

ショックを受けてもしかたのないことだろう。

 

「所でアキトさん」

 

「なんだいルリちゃん?」

 

「彼とはどういう知り合いなんですか」

 

そうたずねるルリ。

すると、アキトが九十九を見ながら口を開く。

 

「九十九は北辰達から俺を救い出してくれた・・・命の恩人だ」

 

アキトのその一言で部屋の中の空気が変わる。

白鳥九十九はアキトを地獄から救い出した男。

ナデシコのメインクルーはアキトを信頼していた。

特に女性陣は。

そしてアカツキ、プロスなどの男性陣も。

そのためアキトの一言で九十九に対する皆の印象が変わる。

 

「とにかく九十九は俺の友人だ、もしこいつに危害を加えるというのなら・・・」

 

一瞬にして部屋の空気が凍り付く。

アキトが発している殺気。

皆その強烈な殺気に何も言えなくなる。

アキトがさらに口を開こうとしたとき目の前にオモイカネのウィンドウが開く。

月が木星蜥蜴に襲われているという。

その情報を見て皆あわただしく自分の持ち場に付く。

 

「すまん九十九、また後でな」

 

「ああ」

 

アキトもブラックサレナに急ぐ。

そんな後ろ姿を見ながら考える九十九。

 

「どうしたの、白鳥さん?」

 

ミナトが九十九の変化に気付き聞く。

 

「いえ、アキトの奴かなり変わったなと思いまして」

 

「そうなの?」

 

「はい。以前のアキトは常に死を纏っていました。側にいるだけで周りの人間を不幸にするような・・・そんな雰囲気を纏った奴でした」

 

九十九の言葉に以前ナデシコにいたアキトのことを思い出すミナト。

 

「変わった・・・そうね、何があったのかしら?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高機動形態で一足早く月に到着するブラックサレナ。

すでにかなりの施設が潰されている。

胸からグラビティーブラストを発射する敵。

町が破壊される。

 

「グラビティーブラストか」

 

そう言って通常形態に戻ると敵と対峙するアキトのブラックサレナ。

敵がいきなり消えた。

ボソンジャンプ。

そっと目を瞑るアキト。

 

「そこ!」

 

すぐさま敵の現れる所を察知してカノン砲を打ち込むブラックサレナ。

ジャンプアウトの直後を狙われて避けることもできない敵。

敵の両腕が吹き飛ぶ。

胸部のグラビティーブラストも破壊する。

そのまま後ろに倒れていく敵。

それを見てゆっくりと笑うアキト。

 

「ふふ・・・とどめだ」

 

右手のカノン砲をソードに持ち変えると逆手に構えるブラックサレナ。

バーニアが火を噴く。

一気に接近するが、ほんの一瞬早くジャンプで逃れる敵。

ブラックサレナのソードがむなしく空間を薙ぐ。

敵がジャンプアウトしてくる気配は無い。

ゆっくりと月面に降りるブラックサレナ。

 

「逃げたか」

 

そう言ってアキトは辺りを窺う。

かなりの打撃を受けているようだ。

おそらく民間人にもかなりの被害が出ただろう。

 

「生体ジャンプ・・・優人部隊か」

 

そこに遅れて到着するナデシコとエステバリス隊。

 

『アキトさん、お疲れさま』

 

ブラックサレナのウィンドウ一杯に表示されたルリの笑顔。

それを見て少しからかってみたくなるアキト。

 

「ルリちゃん」

 

『は、はい!』

 

「可愛いよ」

 

そう言ってにっこり笑うアキト。

ポッ!

そんな音が聞こえてくるかのように赤面するルリだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「しかし良いのか?」

 

そう言った九十九を不思議そうな顔をして見るアキト。

 

「何がだ?」

 

「俺は捕虜のはずだろ。それがこんな所にいて良いのかと思って」

 

そう言って九十九は辺りを見回す。

ここはナデシコ食堂。

現在ナデシコはネルガル月ドックに停泊している。

新装備を着けるはずだったナデシコ4番艦が敵の攻撃で破壊され新装備だけでもナデシコに着けるために。

そして数日が経っていた。

九十九が独房に入れられていたのは最初の一日だけだった。

次の日からアキトは九十九を独房から引っぱり出すと色々連れまわして歩いている。

すでにユリカから許可も得ている。

文句を言ってくる者も当然居る。

だがアキトの無言のプレッシャーに退散していった。

 

「良いんだよ、文句言う奴は俺が殺すから」

 

そう言ってにっこり笑うアキト。

だが、その笑顔を見て九十九は身震いした。

 

「お前・・・何を笑ってるんだ?」

 

「・・・笑った・・・俺が?」

 

九十九の言った意味がわからないアキト。

それも当然だ。

無意識のうちに笑ったのだから。

 

「ああ・・・確かに笑っていた。殺すと言いながらな」

 

「・・・笑った?・・・」

 

自分でも信じられないアキト。

 

「アキト・・・お前まさか・・・」

 

そんなことを話していとアキトの後ろから声がかかる。

 

「お待たせしました、アキトさん」

 

ビクッとするアキト。

現れたのはルリとミナト。

それを見てピキッと固まる九十九。

 

「こんにちはアキト君、それに白鳥さん」

 

そう言ったミナトは自然と九十九の横に座る。

ルリも当然のようにアキトの横に座る。

 

「あ、あの!」

 

うわずった九十九の声。

不自然なほど姿勢を正している。

かなり緊張しているようだ。

 

「なあに?」

 

ミナトのからかう様な視線。

九十九ににじり寄る。

 

「そ、そんなに近付かないでください」

 

「イヤなの?」

 

さらに近付くミナト。

すでに密着している。

 

「い、いえ。イヤな訳では・・・ただ女性がそんなに気安く男性に触るものでは・・・」

 

そんな九十九のセリフを聞いてククッと笑いを堪えるアキト。

ルリは顔を真っ赤にしている九十九を唖然として見ている。

 

「や〜ん、可愛い〜!」

 

そう言ってツンツンと九十九を指で突っつくミナト。

そんな2人を見ながらルリがアキトに話しかける。

 

「アキトさん、明日新しいクルーがナデシコに来るらしいですよ」

 

「新しいクルー?」

 

「はい、何でも3人ほど来るそうです」

 

ルリの言葉に少し考えるアキト。

 

「エステのパイロットは?」

 

そんなアキトの言葉にすまなそうな顔をするルリ。

 

「ごめんなさい・・・そこまでは知りません」

 

「オモイカネは?」

 

オモイカネ。

機動戦艦ナデシコ搭載コンピュータ。

AI。

ルリの友達である。

 

「それが、最高レベルのプロテクトがかかっているんです。破れないことはないですが、まあどうせ明日になればわかる事ですし・・・」

 

「そうだな・・・しかし・・・」

 

先程からアキトは考えていた。

 

(九十九は言っていた。俺は笑っていたと・・・殺すと言いながら笑っていたと・・・)

 

九十九に言われて初めて気付いた。

確かに自分は笑っていた。

殺す、と言いながら楽しそうに笑っていたのだ。

 

(・・・俺は・・・人を殺したいのか・・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おのれアキト、謀ったな!」

 

展望室。

先程ルリやミナトとお昼御飯を一緒に食べたアキトと九十九。

当然味のわからなかった2人。

味覚のないアキト。

極度の緊張状態にあった九十九。

後日目撃者のホウメイは語る。

彼はロボットの様だったと。

 

「イヤ・・・あそこまで堅くなるとは思わなかった」

 

のんびりとしたアキトの口調にさらに興奮する九十九。

 

「緊張するに決まっている!」

 

「・・・九十九・・・お前童貞か?」

 

「ば、馬鹿な!そう言うことはやはりけ、け、結婚してからだなあ」

 

「どもるな九十九・・・それより見ろ、この景色を」

 

自分で振って置いて露骨に話題を逸らすアキト。

バーチャルリアリティによって映し出されている高原の風景。

美しい。

 

「心が洗われないか?」

 

「・・・そうだな・・・」

 

アキトの言葉に相づちを打つ九十九。

 

「地球人・・・奴らの独占欲はつきることがない。自分達の持っていない物を他人が持っていると許せないんだ・・・遺跡にしてもそうだ。だから木星圏に手を出した」

 

アキトの言葉に頷く九十九。

 

「・・・だが、全ての地球人がそうじゃない。このナデシコに乗って、お前ももうわかったはずだ。・・・人は分かり合える。生きてさえいれば・・・」

 

そう言って胸のロザリオを触るアキト。

 

「アキト・・・」

 

「それに九十九、ミナトが凶悪な人間だと思うか?」

 

そんなアキトの言葉に興奮気味に答える九十九。

 

「馬鹿な、あの人に限って!」

 

「そうだ・・・だから俺達が何時までも戦う必要はないんだ」

 

「・・・そう、そうかも知れんな・・・」

 

そう言って2人とも押し黙る。

何も言わずに美しい景色に目を向けていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

某所。

3人の人影が密会している。

1人が残り2人を見ながら確認する。

 

「ホントに良いのね、あなた達」

 

その言葉に二つの人影が頷く。

 

「わかったわ・・・会長には言ってあるから」

 

ぺこり。

可愛らしくお辞儀をする。

 

「とにかく作戦実行は明日・・・今日はもう寝ましょう」

 

アキトの知らぬ所で陰謀は密かに動き出していた。

 

 

 

 

 

つづく

 

 

 

 

 

<あとがき>

どうも、ささばりです。

さて、今回の話はいかがでしたでしょうか。

ついに白鳥九十九がナデシコに来ました。

さすが親友、真っ先にアキトの狂気を見破りました。

さらにアキトの知らないところで陰謀が・・・。

感想お待ちしていますので、よろしくお願いします。

それでは、次回をお楽しみに。

 



艦長からのあれこれ

はい、艦長です。

陰謀、陰謀。
楽しい陰謀愉快な陰謀、陰謀、陰謀。

世の中陰謀ほど楽しいことはないですねぇ(笑)
ああ陰謀。
実際あればどれほど世の中が彩られることか(爆)


さあ、ささばりさんにメールを出すんだ!


アイランドに戻る”木馬”に戻る