などと思ったりする事がある。
普段私は、締め切り直前まで、ダラダラ仕事をしている。
生まれつきものぐさな上、仕事は超つまらない。おまけにボケッとしていても、
私に説教する人間がまわりにいないので、誰に気を使うこともなくボケッとしている。
ボケッとしていると言うよりは、仕事以外のことをあれこれ考えている。
（ただ、ボケッとしているとまわりから「またすぺいんぢんさん、他の世界に行ってる」
などと茶化され、事実なので何も言い返すことができない）
ボケッとしていて、仕事が進むわけがない。そうするとどんどん締め切りが近づいてくる。
そして、締め切り直前になると、もう一人のすぺいんぢんがあらわれて、
「おい、そんなにボケッとしてたら締め切りに間にあわんやろ！」
「さっさとせんと、大変なことになってしまうぞ」
などとぶつくさ言いながら、てきぱきと仕事を片づけていってくれるのである。
このもう一人のすぺいんぢんは、せっかちで短気であまり好きじゃないのだが
仕事に関しては、なかなか頼りになる奴なので、その面では信頼している。
おまけに、机の大掃除までしていってくれるので、大変感謝している。
が、しかし、このもう一人のすぺいんぢんに最近どうも愛想をつかされてしまったようだ。
このごろは締め切り直前になって、「頼むからもう一人のすぺいんぢんよ、出てきてくれ」
とお願いするのだが、ぜんぜん出てきてくれなくなってしまったのだ。
どうやら、ものぐさでぐうたらな人格の方に私が支配されてしまったようで、
ただの仕事の遅いダメな人間になってしまったようだ。
てのは言い訳で、タダ単にやる気がないだけなのだが。