のび太: |
「ねえねえ、ドラえもん!またジャイアンとスネ夫にいじめられちゃったよう。
僕の言うギャグは全然おもしろくないってからかうんだ。
ねえ、ねえ、なにかいいもの出してよー!ねえ、ねえ、おねがい」
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ドラえもん: |
「しかたないなあ、のび太くんたら。今度だけだよ。
たしか、つぶやきしろーっていう口に塗るだけで、つぶやいた
事が、大爆笑になる口紅があったはずなんだけど」
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そう言って、おもむろにポケットの中を探し始めた。
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ドラえもん: |
「おっかしいなあ、でてこないな」
「ん?なんだこれは?皮下脂肪じゃないか!」
「あれ、これも、皮下脂肪」
「おい、皮下脂肪しか出てこないぞ!どうなってんだ?」
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あせるドラえもん。お腹のポケットからは、皮下脂肪しか出てこない。
ドラ焼きの食べ過ぎがいけなかったのか?
いくら探しても、出てくるのは皮下脂肪ばっかり。
そうこうしてるうちに、部屋中ドラえもんの皮下脂肪だらけになってしまった。
そこへ、のび太のパパが入ってきた。
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パパ: |
「なにやってるんだ、ドラえもん!部屋中散らかして」
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そう言いながら、タバコに火をつけようとした。
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ドラえもん: |
「やめて、火なんかつけちゃダメ!」
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ドッギャーん
火がドラえもんの皮下脂肪に引火してしまって、大爆発。
ドラえもんたちは、真っ黒こげ。
そこへ、ジャイアンとスネ夫がやって来た。そして一言。
「おい、すっげーでっかい、ドラ焼きがあるぞ!」 |