すぺいんぢんが子供の頃、いつも親父の仕事の自慢話を聞かされていた。 「おとんはなあ、こんなとこ行ってこんなもん造ったんや!」とか、 「こんど、わしの造った○○がテレビに出るんやぞ!」とか、 とにかく、自慢話が好きで好きで仕方がないといった感じ。 子供心に、自慢されても、それがどんなに凄いのかぜんぜん解らなかったし なんやこのおっさん、自慢ばっかしして、ぐらいにしか思っていなかった。 そんなこんなで、わたしは親父とぜんぜん違った方面の会社に就職し、 弟の方は、親父と同じような系統の会社に就職したのであった。 ある日、弟と飲みに行く事になり、ぐでんぐでんに酔っぱらってその時、 話題が親父の仕事の話になった。 「最近わかったんやけどおとんって、その手の業界ではかなり凄い人 みたいやで」と、親父と同じような仕事をしている弟が言った。 「そうなんや」と生返事をしつつも、やりがいのある仕事ができて、しかも その手の業界の人には認められていて、うらやましい限りや!としみじみ。 それに比べて、自分のやってる・・・は。仕事もあまり出来る方じゃないし。。 そして先日、親父がわたしに、ボソッと言いよった。 「わしなあ、昔はなあ、忙しいときは残業200時間ぐらいやっとったで」 「でも、どんなに忙しい時も、午前中はボケッとして仕事にならんかったわ!」 わっわたしは、 午前中ボケッとするところだけ遺伝したんや! 親父の何気ない一言にとてもショックを受けたのであった。 | |
父の自慢をしてしまいました。へっへっへ。 そして梅田の観覧車、ついにオープン。初日は超満員だったそうな。 |