(説教;石黒大兄/文責;木田)

ヨナの難破

ヨナ1:1〜17

  1. 人生の苦難や困難も、神の御手の中にあって、私たちを正しく導き、神のわざを行わせようという神の摂理です。ヨナ書を通して、そんな神の御業を学ぼう。
  2. ヨナの人物;ヨナは、紀元前8世紀の預言者で、北イスラエル王国の領土の回復を宣言して、その預言通りに実現した。彼は、イスラエルにとって、希望の預言者であり、民衆の人気もあったと思われる。彼自身も熱烈な愛国者であった。
  3. 神のご命令とヨナの不従順;@誰しもが「ニネベ」を示される。ヨナはニネベへ行けと命じられた。同様に、私たちも、ニネベを示されることがある。私は、自分が、「汝の敵を愛せ」という聖書の言葉を、いかに軽く扱ってきたかを示された。A悪魔は「タルシシュ行きの船」を準備して待っている。タイミング良く、タルシシュ行きの船が見つかった。神の御心の一部分だけを実現し、条件付きで神に従うのではなく、全面的に主に信頼し、主に従う者でありたい。
  4. 神様の懲らしめとヨナの改心;@神の懲らしめ。天地をつくられた全能の神を人間が出し抜いたり騙したりすることは出来ない。嵐は、ヨナを正しい道に連れ戻す神の摂理でした。A罪の指摘。くじを引くとヨナに当たった。ヨナの心は絶望と後悔で一杯だったろう。神は、根本問題が、罪即ち神への不服従にあることを示される。B罪の解決。罪は、いかなる努力によっても解決できない。罪の支払う報酬は死です。イエス様の十字架以外に解決がない。C信仰の回復。ヨナが死を覚悟したとき、神は大魚を備えてヨナを救われた。キリスト共に十字架に死に甦った者だけが、キリストのために生きることが出来る。悔い改め主に従おう(Tヨハネ1:9)。