(説教;本田和子姉/文責;木田)
死に至るまで忠実なれ
黙示録2:10
- 恩師・田中敬止先生の証;先生は、明治30年生まれ。中田重治監督のもとで学び、現在の兄弟団水戸教会、羽鳥教会、羽鳥聖書学院を設立された方です。先生が兄弟団の主幹として、東京の神田教会におられた時、兄弟団が分裂し、教会の土地を処分せざるを得なくなり、100名余りの信徒を路頭に迷わせる訳にいかないと、大久保教会が設立された。
- 大久保教会から福島聖書教会に導かれるまで;私は就職で上京し、大久保教会に出席する事になった。そこで、明確な十字架の体験をし、献身した。聖書学院に入学する時、田中先生は、聖書に「尽忠至死」とサインしてくださった。しかし、卒業後、兄弟団を離れ、失意のうちに実家に戻る事になった。勤め先で、主人と出会い結婚した。ダウン症の子どもを抱え、その訓練と仕事で、とても忙しい毎日が始まった。主人の故郷福島に店を開店してから、教会に行かない8年間を過ごした。平成元年に、不思議な導きにより、福島聖書教会を訪ね、再び、教会に通うようになった。
- 死に至るまで忠実なれ;悪魔は私たちを神から引き離そうと働いている(創世記2:7)。結局、罪が神様の前に素直に出て行けなくしている。しかし、イエス様の十字架は、そのどん底から救ってくださる(Tコリント5:7)。やがて、イエス様の前に立ったとき、「私は罪深い者でしたが、イエス様を愛し、十字架にすがって生きてきました」と言える者でありたい。私が弱っている時は助けてください。よぼよぼになったら、迎えに来てください。共に励まし合って、「死に至るまで忠実でありなさい。そうすれば、あなたがたにいのちの冠を与えよう」との約束を共に得ましょう。