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![]() Original Release Date: September 1995 Producer: Stephen Street Blur are: Damon Albarn, Graham Coxon, Alex James, and Dave Rowntree ■ Track Listing 1. Stereotypes 2. Country House 3. Best Days 4. Charmless Man 5. Fade Away 6. Top Man 7. The Universal 8. Mr. Robinson's Quango 9. He Thought Of Cars 10. It Could Be You 11. Ernold 12. Globe Alone 13. Dan Abnormal 14. Entertain Me 15. Yuko & Hiro ■ Review - 見てないだろうな、このホームページ - ブラー10年の歴史の中で最も苦渋に満ちたアルバムが恐らくこれ。 そして自分自身にもちょっとした苦渋が満ちてたのもこの頃。 まあ信じられないかも知らないが、こんな自分でもたまーーーーーーーーーには「愛」とか「恋」とか「女」とかそういう言葉が身近に感じられることがあるわけで、たまたま当時自分が好きだった子と買いに行ったアルバムがこの「グレート・エスケイプ」。 いわゆるちょっとした遠距離でのお付き合いってやつで、ちょうどその頃その女が住んでいた街に新しく出来た輸入CDショップで買ったのことをなんだかすごくよく覚えている。 その女曰く、デーモンってのは、「自分を『ボク』って呼んでて、ズックを履いてて、床屋さんに行ってる男の子のイメージ」なんだそうだ(なんかの小説かなんかに出てきた男の子のイメージらしい)。 そんで彼女にとってそのイメージに合致する男ってのが、野田秀樹と、デーモン・アルバーンと、自分・・・・・・・って言ってたような言ってなかったような。 いまさら言うまでもなく自分は自分のことを「ボク」なんて死んでも呼ばないし、今でこそとりあえずスニーカーを2,3足持っているが、その当時はブーツしか履かなかったし、一応親戚が床屋さんなのだが年に2回ばかりする散髪はいつも美容院でだったし。(笑うな!) そもそも野田秀樹とデーモンと自分に共通するところって・・・・・・・・・・なに? 英国プレスに勝手に祭り上げられたオアシスとのシングルチャート争いではとりあえず勝利したものの、その後その勢いはこのアルバムが発売されてどこへやら。 かたやオアシスはシングル「ワンダーウォール」がアメリカでバカ売れ。 アルバム「モーニング・グローリー」も能天気大学生のマストアイテムに。 それにひきかえブラーは、この「グレート・エスケイプ」がことごとくプレスには不評で、ワールドワイドな成功にはちっとも結びつかなかった。 でも自分はこのアルバムが好きだ。 数あるブラーのアルバムの中でもね。 そもそもオアシスとのチャート争いをしたときの、ブラー「カントリー・ハウス」、オアシス「ロール・ウィズ・イット」って、例えばビートルズ「レヴォリューション」、ストーンズ「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」みたいなもんで、チャートがどうの、ってレベルで比較できるもんではないでしょうが。前作の「パークライフ」みたいにピコピコしてないし、吹っ切れ作の「ブラー」みたいにやけくそギターロックでもないし、いやあ自分にはかなり自然に聞こえるのがこの「グレート・エスケイプ」なんだけどなぁ。 「ステレオタイプス」、「チャームレス・マン」「イット・クッド・ビー・ユー」みたいな名曲もあるし、個人的にはグレアム最高のプレイだと思っている「フェイド・アウェイ」みたいな佳曲も収められている。 ほんとこれのどこがオアシス「モーニング・グローリー」に劣っているんだか、自分にはさっぱりわからん。 いやあ、だから最後の曲のタイトル「Hiro & Yuko」ってのは笑っちゃうね。 いや実際に笑っちゃったのを記憶しているよ。 いや、ほんとは若干1字違いなんだけど。 いや、こんなこと掲示板で話題にされても非常に困ります。
■ Short Biography of Blur 「She's So High」「There's No Other Way」という2枚のシングルで鮮烈なデビューを放ったブラーは、Damon Albarn(vo)、Graham Coxon(g)、Alex James(b)、Dave Rowntree(drs)の4人により、ロンドン・カムデンで結成された。続くデビューアルバム「Leisure」が英国チャートの第2位まで上り詰め、一躍トップバンドとして認知されるようになった。その後「Modern Life Is Rubbish」「Park Life」「The Great Escape」といういわゆる「3部作」を発表し、「ブリット・ポップ」ブームの頂点に立つ存在になる。それらの中から「Popscene」「Girls & Boys」「Country House」などのヒットシングルを生んだ。5thアルバム「Blur」ではアメリカンオルタナティブへの接近姿勢を見せながら、最新作「13」ではより深みのある境地へ達しつつあるブラー。 日本へもアルバム発表の都度訪れており、「The Great Escape」発表後の武道館公演は「Live At Budokan」という形でライヴアルバムとして残されている。
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Last updated: 6/16/99 |